恋愛は一筋の光。

恋愛っていうのはなんかボウバクとしてて分かりにくい部分ていうのがあるんだと思うんですけども、恋愛っていうものは多分、僕にいわせれば、それは光のようなものであろう、と。
-「恋愛論」本文より引用

2020年1月の課題図書は「恋愛論」。

恋愛論 (講談社文庫)

恋愛は光のようなものだと、橋本治さんはおっしゃっています。
前回のnoteにも書きましたが、恋愛には良い面と悪い面があると個人的には思っていて、その良い面を「光」と訳されているのかもしれません。

この本文の後、続けて「闇」という表現を用いて、恋愛が持つ二面性を表現されています。そして、下記のような考え方を読者に示してくれます。

恋愛っていうのはその周囲に"闇"というものがあって初めて輝く-つまり恋愛というものは輝きの中に入ることによってその中で、それを必要とする自分を包む"闇"というものを発見するものなんだっていうことを押さえておかないとどうしようもない、無意味なものになってしまうっていうことなんですね。
-「恋愛論」本文より引用

恋愛を必要としていない人って、確かにこの世の中にいて、それは「闇を持ってない人」なんですよね。少し言い換えれば、恋愛をする必要がない人。信頼できる友達はいるし、仕事やプライベートも充実している。趣味なんかにも打ち込んでるかもしれない。ある種、恋愛に興味が無い、持つ必要が無い。パーフェクトヒューマンかよ。

ぼくのように恋愛に興味がある、したいって思ってる人は橋本さんの言う通り、必ず「闇」を抱えているはず。男の場合は「欲」が強いかもしれませんが笑。だったら、どんな闇を抱えているかを認知して、本当に恋愛で解決するのか？を考えてみるとおもしろいかも。まさしく、インサイトなんだよなぁ。

今日も日刊ムショクを覗きに来てくれて、ありがとう。
闇を見つけるのを怖がるな。だって、そこには光もあるのだから。

このnoteは「日刊ムショク」と題して、
無色の毎日をつらつらと綴る。
平日は7時ごろ、休日は9時ごろに更新予定。
また明日、時間があれば、覗いてね。