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映画「YESTERDAY」は2019年公開作品で一番おもしろい洋画かもしれない。

めちゃくちゃおもしろくて、終わって即パンフレット買いに走っちゃいました。
物語の設定に惹かれて、久しぶりに劇場で洋画を見た気がします。
最近、アニメ映画が豊作で洋画まで手が回りません。
いやー、映画館で洋画を見て「良かったー!」と思ったのはかなり久しぶり。
まずは一言だけ。「とにかく、映画館で見てくれ」。絶対、おもしろいから。


さて、以後ネタバレをちょくちょく挟むので注意です。

今作の素晴らしさは全体を通して「視聴者の思いをきちんとなぞりながら展開していく」ところにあると思っています。
例えば、序盤のシーンで主人公ジャックと、ヒロインであるエリーの関係性を目の当たりにした時に、「音楽もええけど、はよ、その子とひっついて幸せにしたれよ」と下世話ながら誰しもが感じたはず。少なくとも、ぼくはそう感じました。エリー役のリリー・ジェームズが超可愛くて、ひと目で虜になっちゃいます。ジャックに尽くエリーにイチコロ。

しかし、ジャックは
「妹みたいに感じてる」だの「妹は抱けない」だの、情けないことを言います。
最終的には視聴者が思った通りになるのですが、
この時点でのジャックにとって、嘘偽りない本音です。
そう、ジャックは嘘がつけない男だった。「昨日」までは。
あらすじにある通り、ジャック以外に「ビートルズ」を知っている人がいなくなる世界になった途端、ジャックは「嘘」をつき続けます。

「昨日」と「今日」。
そして、「真実」と「嘘」。
昨日を生きるか、今日を生きるか。
多分、監督のダニー・ボイルがこの映画を通して伝えたかったことは
嘘つきながら生きていても、苦しいだけだぜ」てことと、ビートルズへの愛。
幸せで楽しい2時間をありがとうございました。

今日も日刊ムショクを覗きに来てくれて、ありがとう。
ALL You Need Is Love。愛こそすべてなのだ。


このnoteは「日刊ムショク」と題して、
無職の毎日をつらつらと綴る。
平日は7時ごろ、休日は9時ごろに更新予定。
また明日、時間があれば、覗いてね。


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