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液体的な日本人が生きていくのに必要なモノ。

先日、SWITCHインタビューという番組を見ていて、
今考えていることのヒントになることばを見つけました。

外国人は個体で、日本人は液体

個体の意味を辞書で調べてみると、

1、それ自身の性質や規定をもって、他とは区別される単一固有の独自の存在。普遍(類や種)と対立する。個物。個人。
2、一つの独立した生物体。通常、細分することのできない一つの体をもち、生殖・運動などの生命現象を営むことのできる構造と機能をもつ。
-大辞林第三版より

液体の意味は、

物質の状態の一。ほぼ一定の体積を保つが、定まった形のない流動体。構成分子または原子の間隔が気体の場合より狭く、かなり強い作用を及ぼし合っているが、互いにたえず位置が入れかわり、結晶におけるような定まった配列をしていない。
-大辞林第三版より

演劇の第一線で活躍されている人のことばで、どうやら演劇で一番美味しいところを持っていくのは、日本人らしいです。なぜ、日本人にそんなことができるかと言うと、液体だから。表面積が一番大きくなるのは日本人だ、というふうに番組内でおっしゃっていました。


液体的である利点として、
臨機応変に対応できることが挙げられます。
個体は形が決まっているので、簡単に自分の形を変えることができません。
液体であれば、流動的に自分の形を変えることができます。

じゃあ、日本人最強じゃん!ってなるんですが、そう簡単にはいきません。
液体が一定の形を保つには、何が必要でしょうか。
(枠)が無いと、形を保つことができませんよね。

そして、それぞれの液体には、性質に合ってる形状がある。
丸い形が好きだったり、三角がぴったりだったり、四角が似合ってたり。
人によって全然違います。

で、ここからが問題。
液体はどんな器にも、形を変えて合わせることができてしまいます。
つまり、性質に合ってない形状に対して、自分を注いでしまう場合がある。
そうすると、どうなるか?
疲弊してしまうんですよ。身体と精神の両方が。

これって、個体だと起こりようがなくて、
そもそも形が合わない器には入りません笑。

学校や職場のような環境(器)と性質が合えば、オールOK。
でも、合わない人が一定数いるのが現実です。
ぼくも含めてそういう人たちは、どうすればいいんでしょう?

今日も日刊ムショクを覗きに来てくれて、ありがとう。
自分のコップを作るところから始める。まずは、それから。


このnoteは「日刊ムショク」と題して、
無職の毎日をつらつらと綴る。
平日は7時ごろ、休日は9時ごろに更新予定。
また明日、時間があれば、覗いてね。

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