水平思考はおもしろい。
思考って大別すると垂直思考と水平思考の2種類に分かれます。垂直思考はすでに掘られている穴を奥へ掘り進める…すなわち深掘りしていく思考。それに対し、平行思考は、多様な視点から見て新しく穴を掘り始めるような思考です。
任天堂という会社において、この水平思考が重要な役割を果たしていることは言うまでもありません。ゲームボーイの生みの親でもある横井軍平さんは「枯れた技術の水平思考」という言葉を残しました。
任天堂の精神やモノづくりについては下記の本がめちゃくちゃわかりやすいです。
「社長が訊く」もおすすめ。
水平思考は今あるリソースをなにか別のものに使えないか？と考えることから始まります。任天堂らしいユニークなアイデアは意表を突く水平思考から生まれているのが多い。例えば、「リングフィット」や「Nintendo Labo VR KIT」「スプラトゥーン」など挙げればきりがありません。
ゲーム&ウォッチの話が有名で、電卓に用いる集積回路が大量生産され、部品価格が一気に下がった状況で、安い電卓を作るのは垂直思考です。そうではなく、ゲームができるゲーム&ウォッチを作る発想がまさしく「枯れた技術の水平思考」です。
水平思考は「視野を広く持つ」ことが大切。いろんな角度からおもしろさを眺めている任天堂だからこそヒットを連発できるんですよね。日頃から水平思考を意識した企画を練って、人を驚かせつつ楽しませることができたら、おもしろいだろうなぁ。
今日も日刊ムショクを覗きに来てくれて、ありがとう。
垂直思考と水平思考の両方持つことが大切。
このnoteは「日刊ムショク」と題して、
無色の毎日をつらつらと綴る。
平日は7時ごろ、休日は9時ごろに更新予定。
また明日、時間があれば、覗いてね。
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