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映画「わたしは、ダニエル・ブレイク」感想。ことばで言い表せられない感動。これぞ映画だ。

今年2019年、ぼくは会社を退職して無職になりました。
そして、雇用保険の給付を受けるために、人生2回目のハローワークに行きました。(1回目は新卒のときだったかな…?行った記憶だけはある)

そこには、同じように給付を受ける人、職業を探している人、仕事として働いている人たちがたくさんいました。
きっと、無職にならなかったら、この経験は無かったし、この映画をきちんと受け止めて見ることができなかったと思います。

映画タイトルは「わたしは、ダニエル・ブレイク」。
第69回カンヌ国際映画祭でバルムドールを獲得した作品。
アマゾンプライムビデオで配信中です。


厳しい現実と、人が持つ温かさ。
両方のバランスが素晴らしい映画でした。
この作品が醸し出す空気感は、きっと映画でしか作れない。
だからこそ、バルムドールも獲得したのだと思います。

日本の役所では流石に劇中ほどの糞対応は無いと思いますが、100%無いと言い切れないのが悲しいところ笑。

ぶっちゃけ普通の役所における仕事ってほとんどITで代用できるはず。
だって規約で、きっちりかっちり決まってるんでしょ?
それこそ、条件分岐の出番じゃない。
エストニアが良い例ですよ。


劇中では「茶番」と言われていますが、まさにそれ笑。
本当にその通りで、10分で終わることのために1時間近く市役所で待たされましたからね。納税者を待たせるってスタンスがすでにナンセンス。アホかと。

総合的な評価はAランク(時間が無くても見て欲しい)です。
ケン・ローチ監督の最新作「家族を想うとき」は絶賛公開中。
こちらもやっぱりすごい作品に仕上がっていそうです。


今日も日刊ムショクを覗きに来てくれて、ありがとう。
出会うべきときに、出会うべきものに、出会うのさ。


このnoteは「日刊ムショク」と題して、
無色の毎日をつらつらと綴る。
平日は7時ごろ、休日は9時ごろに更新予定。
また明日、時間があれば、覗いてね。

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