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珈琲のすゝめ

はじめに 

「豆は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」と言えり。されば豆より珈琲を生ずるには、ドリッパーはドリッパーみな同じ位にして、生まれながら抽出濃度高低の差別なく、挽きたての薫りと酸味をもって農園の間にあるよろずの物を資とり、もって飲の用を達し、自由自在、互いに人の妨げをなさずしておのおの安楽にこの世を渡らしめ給うの趣味なり。

珈琲のすゝめ 冒頭より

 これは、福沢諭吉先生が仰っていた(らうれしいな^^)有名な書き出しです。知らない人はいないでしょう。珈琲の奥深さを象徴的に捉えた、すばらしいお考えだと思います。

 茶番はこのへんにして、珈琲にこだわり始めて1年足らずのド素人が使ってる機材のご紹介をしていきます。こだわってる人から見ればあーだこーだ文句つけたいとこ多いでしょうが、一旦黙ってください(圧)

ミル

カリタ ドームミル

 完全にデザインに惹かれて買って、大後悔してるこれ。なにがって、粉受けが引き出しなのがもう最悪。飛び散るわ溢れるわで使い勝手悪いし、分解もできひんからちゃんと清掃でけへん。まぁ、ミルとしては特になんの問題も抱えてないけど、それ以外の欠点が多い。

 まぁでもドームは必須よね。「挽いてるときの香りが〜」とか言いながら、周囲に豆バラマキながらノリノリで挽いてる人とか嫌やんね。蓋はあったほうがいい。あと、据え置きやから重量感あって回しやすいし、とにかくカッコイイからまぁ当分これで我慢する。デロンギの電動欲しくて何度もポチりかけてはいるが()

ドリップカップ

 ニトリのやつ。特にこだわりはないけど、ケトル一体型のやつやと湯量の調節ムズそうやし、冷ます時間も必要。サーモスタット付きなら知らんけど。これなら熱湯を注いだらいい感じに冷めて、すぐドリップが開始できる。まぁ、抽出温度の違いとかよー知らんけど。

ドリッパー

 戦争が勃発しそうな話題。珈琲の味を最も大きく左右すると言っても過言ではないドリッパー。なんか種類色々あるよね。正直よくわかってないし、なんなら味の違いも分かってない。

カリタ 101-ロト

 通称「カリタ式」でお馴染みの台形3つ穴ドリッパー。陶器製で280gの重量があるから、安定感があり質感もええ感じ。一方でドリッパー自体の熱容量が大きいから、リンス(湯通し)なりでの予熱は必須やね。知らんけど。

 ちなみに、リンスの有無でのフィルターの「紙臭さが〜」だか「漂白剤の臭いが〜」だかの違いを感じれるほど優秀な舌はあいにく持ってない。完全にノリでやっとる、よー分からん。

メリタ アロマフィルター 1×2

 変わってこっちは通称「メリタ式」でお馴染み、台形1つ穴ドリッパー。プラスチック製92gやから、安定感がびみょい。加えて、3点で自立する底面構造のせいで平面に置くと安定せーへん。クソ。その代わり、注湯回数は1回でいいからドバっと注いじゃっておk。面倒くさがりにオススメ。

 こいつの特徴はなんといっても蒸らし。抽出穴がセンターから少しズレとるから、底面にお湯が溜まっていい感じになる。デメリットはここにコーヒーが残ること。いっつもこぼしてまう。

 まぁあと、プラ製やから経年劣化でヒビ割れが発生するのが懸念点かな。まぁ安いから買い替えればいいだけの話。メジャースプーンもついてくるから導入にはいいかもね。

フレンチプレス

 他の淹れ方も気になりだして買ったのがこれ。100均で300円で売ってたやつ。こう見えて一応ガラス製やからそれなりの質感やけど、多分フィルターが甘い。ぼちぼち粉が混入してくるから、もっとエエやつ買うべきな気はしてるけど、まぁこのあとフィルターでろ過すればええだけやしそんなに困ってはない。

 油分がどうのこうのって言われるけど、それすらよくわかってない。ろ過せずそのまま飲んでたときでも「あー、濃いな〜(´∀`*)」くらいの感想やし、ろ過したら特に違いも分からんけど、なんか持ってたら"それっぽい"かなって理由で買ってみた。オススメはせん。

コールドブリュー

 冬やのに思い立って始めたのがコールドブリュー。100均でボトルを買ってきて、そのまま粉と水をぶち込んでシェイク。冷蔵庫でn時間放置した後ろ過して完成。

 コールドブリュー専用のボトルとかがあるのは知ってるけど、絶対あれ目詰まりしそうやし、微妙に粉感出そうやから結局ろ過する、みたいになりそうやから、じゃあもうこれでええやんってなってる。しかもこのまま水筒として持っていけるしね、すばらしい。

 茶葉パックも試したけど余裕でダダ漏れ、そらそう。なんかええ方法ないんかな、結構めんどくさい。まぁ美味しいから頑張れる、みたいなとこはある。

キャニスター

 いっつも豆はカルディで買ってるから、売上に貢献してあげるためにキャニスターもカルディのやつ。大抵2種類の豆買うから、それぞれ分けてる感じ。

 右のガラス容器に入ってるやつは、恥ずかしくて人前では言えないくらい古い豆。ドリップやともう流石に雑味がエグみざわやから、さっきゆーてたコールドブリューにして飲んでる。それならスッキリ飲めるから、古い豆捨てようか迷ってるならコールドブリューにするか消臭剤にでもしとけば?(適当)

スケール・タイマー

 巷にはタイマー付きのスケールとかあるって噂聞くけど、クッソ高いらしいね。じゃあこれでいいじゃん。別に不便ってほど不便じゃないし。もっと正確に計りたきゃ、A&Dとか島津製作所の電子天秤でも使おう、僕はこれで十分。

0.001gまで正確に計りたい人向け

 しかもこれ、パスタの計量もできちゃうってゆーね。実用性がすごい。タイマーは100均で200円のやつ。ここで敢えて100円のを買わないのは、珈琲へのこだわりあってのものなんやで(白目)

メジャースプーン

 こだわり強い人ほど、こーゆーどうでもいいとこにこだわりがちなイメージ。手前から、メリタ、カリタ、カルディ。やっぱカルディの金属製のやつがこん中やと圧倒的に好み。重量感からくる所有欲がハンパない。豆計るたび幸せになれる。

カップ

 メジャースプーンがあーだこーだゆーといて、カップとかソーサーはこだわりなし。なぜなら金が無いから。有田焼だかマイセンだかロイヤルコペンハーゲンだか知らんけど、カップに2万も3万も出せへんわ、流石に。コーヒー豆の木の栽培すら始めちゃうような、こだわりすぎな知人に聞くところによると、10万とかするカップ・ソーサーセットで提供するカフェとかあるらしいね。どんな神経してんねやろ、怖すぎて飲めへんわ……

 左がサーモスの真空断熱マグ、右がネスカフェのガラスマグ。割と量飲むタイプやから、カップではなくマグサイズ。ガラスやと抽出状況見えるけど、ステンレスやと見えへんからびみょい。けど安定の保温力には抗えへん。

マシン

 珈琲好きの先輩に言ったら「タコ殴りにするぞ!」って怒られたこれ。いやもう、便利なんよ。これは「バリスタ50」ってやつ。

ネスレHPより

 インスタントやけど、ちゃんと圧力(最大15気圧)掛けて抽出してくれるからクレマもできるし、ミルクの泡立てもしてくれるからカフェラテとかカプチーノもボタン1つで淹れれる。粉と水さえセットすればお湯を沸かす手間すら不要。

 スマホのアプリからカフェラテやカプチーノ、ブラックとかエスプレッソ、アイスのメニューを選択できる上、粉の量や水の量、泡の量を細かく調整可能。抽出ボタン押せばBluetoothで接続されてるから電源ボタンすら押さんでいい。この便利さには勝てん、ほんでクソ美味いしハンドドリップと違って安定した味がいつでも飲める。強すぎる。

おわりに

 正直バカ舌の持ち主なので、違いとか何もわかってないけど、自分が良ければそれでいいんじゃね。それが趣味の立ち位置ってとこやし。けど、珈琲って趣味の中では比較的費用安いし始めやすいと思う。それでいて結構奥深いしね。

 ただ独りでやってたら自己流に固執してまうとこもあるやろし、他の人の意見を聞くのも大事な気はする。実はこっちのが良かった、みたいに発見も出来るし。というわけで、こちらが岡大coffee同好会のオープンチャット。(誘導下手くそかよ)

 岡大生内で珈琲好きを集めて、日々意見交流などやっとるので是非興味のある方はご参加を。Twitter、Instagramもやっとりますのでぜひご覧あれ。では皆さん、良き珈琲ライフを。

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