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ほんの紹介『デザイン思考の授業』

the problem I would like to solove is・・・私が解決したい課題は、、
how might we・・・どうやったら、・・・できるだろう
など、課題解決を進めていく際の考える枠組みが紹介されているので、実践に取り入れやすいと思います。

#ほんの紹介
#まるはち一箱古本店

デザイン思考のステップ

①共感
②課題設定
③アイデア発想
④プロトタイピング
⑤検証

イノベーションを担う3つの輪

①構想。人間にとって望ましい姿を構想する=デザインの役割
②実現。再現性をもって実現することを可能にする=エンジニアリングの役割
③商売。社会にとって影響力を広げていく商売の仕組みをつくる=ビジネスの役割

新しいことを考え出す6つの感性

・機能だけでなくデザイン
・議論よりは物語
・個別よりも全体の調和
・論理ではなく共感
・まじめだけでなく遊び心
・モノよりも意義

思考法

①日々の情報収集で、テキストだけでなく、写真などのビジュアル情報も収集している
②何かの課題について考える際、できるだけ現場に行って感じるようにしている
③日々収集した情報を、メモしたりプリントアウトするなどして、記録している
④全然違うものを掛け算したら何ができるか?と考える
⑤一見関係ないとされているもの同士に共通点を見つけようとする
⑥今のゲームのルールを壊したらどうなるだろうか?と考える
⑦集めた多くの情報を単純化して、1枚のスライドや概念図でまとめて表現する
⑧新たな企画をプレゼンテーションする際、ユーザー目線の物語を語っている
⑨新たな企画を知らない人に説明するためひわかりやすい比喩などを用いる
マインドセット
⑩日々、ノートや紙を持つ歩き、思いついたことは手書きでメモを取っている
⑪日々メモをする際に、ポンチ絵やフローチャートなどの図でまとめるようにしている
⑫議論をする際には、具体的なアウトプットイメージを作った上で、議論することが多い
⑬1週間程度の短い期間で切って、その期間内にできる範囲でアウトプットの精度を上げていく
⑭作ったものはライトなものでも人に見せて、反応を聞いてみる
⑮アイデアは周りに見せた反応次第で、大胆に壊して作り直すことを厭わない

プロセス

⑯新しいプロジェクトを始める際、チームが解決すべきユーザーの課題を言語化している
⑰新しいプロジェクトを始める際、自分たちが社会に対してどう貢献すべきかを意識している
⑱お宅訪問などユーザーを観察したりインタビューしたりすることで生の課題を把握している
⑲インタビューを企画する際、気軽に職場の身近な人を対象に始める
⑳インタビューを終えた後、すぐにチーム内で生のログを見直し、新しい発見を記録している
㉑リサーチステージでの主な学びや写真を物理的にプリントアウトして見えるている
㉒学んだ気づきを統合して、コンセプトを1枚のイラストや、キャッチフレーズでまとめている
㉓アイデア出しの際に、生のユーザーから発見した課題をもとにアイデア出しをしている
㉔特定の商品アイデアに限らず、ユーザーが経験する体験全体を対象にアイデア出しをしている
㉕アイデア出しの際にビジネスモデル全体像についても考えている
㉖出したアイデアについては、1週間以内に作成できるレベルの簡易プロトタイプを作っている

ツール

㉗チームで議論するときはポストイットにアイデアや要点を書き留める
㉘切り取りしやすいスケッチブックやノートを持ち歩いている
㉙チームでの議論の際には、ホワイトボードや模造紙を活用する
環境
㉚デザイン、エンジニア、企画などの多様なメンバーでチームを構成して仕事をしている
㉛新たなことにチャレンジしたのであれば、失敗しても許してくれる雰囲気が職場にある
㉜いろいろな部署の人と議論をして仕事を進めていく
㉝職場を超えた人の繋がりで仕事を進めていく

物語の構成要素

①普段の世界
②冒険へのいざない
③迷い、葛藤
④メンターとの出会い
⑤試練(敵との遭遇)
⑥報酬
⑦帰還
⑧宝物を手にする

私が解決したい課題は、、という言葉から話し始める

the problem I would like to solove is
より人間らしい生活を構想し、それを実現するためにデザインの力を使う
抽象⇄具体、現実⇄未来 振れ幅を大きく行き来する
リサーチ、分析、統合・課題の再定義、プロトタイピング

デザイン思考、探索型企画、アジャイル型

①自分の周りやトレンドリサーチによる課題発想
②課題探索のための先進ユーザーへのリサーチ
③ユーザー目線での課題再定義
④簡易プロトタイプづくりと検証
浸る、消化する、凝縮する、かたちにする

共感マップ

hear聞いていること
think/feel考え、感じていること
see見ているもの
say/do言っている、していること
pain痛み、嫌なこと
gain得たいもの
how might we
どうやったら、・・・できるだろう

統合

①学んだ様々なデータやアイデアを一度バラバラにして、結びつけ直し
②ユーザーのものの見方のモデル化を行い、ストーリーとして語り
③新たな世界観における課題の定義を行う

デザイン思考でプロジェクトを進めるツボ

①相手のライフストーリーに共感できる生の話を引き出せるか
②自分がチャレンジしたい課題に捉え直せるか
③いかにチームの中に無意識に存在するバイアスを壊すか
④スピーディーにプロトタイプを作りつつ、建設的な批評を行う

インタビューの流れ

①生活者の人物像についての質問
②生活習慣に関する質問
③具体的なテーマに関する質問

スタジオ文化

・学びを常に記録し、見える化しながら蓄積していく
・インスピレーションになりそうな素材を収集しておく
・アイデアやラフなプロトタイプを気軽に見せ合って意見をもらう

デザイン思考の実践方法

①自分が創造力を持っていることを信じ続けることを強く決意する
②日々、旅人のような気持ちで、周りの世界から新しい発見を探そうとする
③常にリラックスし、周囲にオープンな雰囲気を作り出す
④ユーザーに寄り添い、共感しようとする
⑤まず、現場に行って観察しようとする
⑥なぜを繰り返す
⑦目の前で問題が見えていても、視点をずらして、本質的課題に置き換える
⑧自分の創造力を応援してくれるネットワークをつくる
⑨偶然の出会いを大事にする

自分1人で実践できる創造の習慣

①身の回りの小さいものでも、自分にいちばん合った形に工夫して作り変えてみる
②日々、スマホのカメラで、面白いなと思ったものを写真で撮って残す
③チームメートとのミーティングは、できるだけ最近興味を持っていることを最初に話す
④アイデア「思いついたら身近な人にまず話してみる
⑤2次情報を信じないで、会社を抜け出し現場に行って、人に聞いて判断する
⑥現場の膨大な情報をブログに書いて発信し、それをネタに人に話す習慣をつける。説明するためになぜを考えざるを得なくなる
⑦いろいろな課題が見えてきたら、それを包括できるような大きな問いかけ、そもそもそれってなんでやるの?を考え、チームメンバーに質問する
⑧アイデアを思いついたら、ポジティブに反応してくれそうな友人、2、3人にぶつけてから、他の人に話す
⑨フィールドワークに行くときは、バッファを持って、その場で知ったこと、紹介してくれた人にすぐに会いに行く

組織の中でデザイン思考を実践しやすい環境をつくるヒント

・まず、今あるプロセスの上に乗っけるやり方を工夫する
・また、与えられた仕事に加えて、新しい創造的なアウトプットを乗せる
・与えられてないことを、追加で全然違った形でやる
・(もし逆に、マネージャーの役割だったら、)イノベーションの許されるスペース(余地)をつくる
・大きく、かつ簡単にアウトプットがでることからはじめる
・普段と違ったことを簡単に実験してみるやり方を探す
・インスピレーションを与えてくれる仲間を出来るだけ近くに置く
・外部で支援してくれる仲間を持つ(オープン・イノベーション・コミュニティ)
・常に学ぶことを楽しむ

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