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ほんの紹介「宇宙兄弟 今いる仲間でうまくいくチームの話」

#ヒトカラ読書部
#宇宙兄弟今いる仲間でうまくいくチームの話
#チームビルディング

チームの成長の話。フォーミング⇨ストーミング⇨ノーミング⇨トランスフォーミングへと、積極的に次の段階を目指すことができる。プロジェクト型の仕事だと、毎回のチームビルディングが大事ということですね。


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大切なのは今いる仲間と一緒に、うまくやるにはどうするか

4つのリーダーのスタイル

・ファシリテーター型(プロセス志向×押す、支援と促進が得意
・マエストロ型(成果志向×押す、職人肌で成果を出すのが得意
・ティーチャー型(プロセス志向×引っ張る、教えて諭すのが得意
・コンサルタント型(成果志向×引っ張る、専門的な知識で牽引するのが得意
それぞれのスタイルを持つメンバーが、チームの成長ステージに合わせて「ここは私の出番だね!」と、パワーを発揮する。

自分の組織(チーム)で取り組むことは、自分たちで考え、話し合って決める。

「なるほど、成功の要因や理想の組織づくりの仕組みはわかった。じゃあ、そもそも自分たちにとっての理想の組織ってなんだろう?」
「なぜ自分たちのチームはうまくいかないの?そのことに対し、ほかのメンバーはどう感じているのかな?」
「成功しているチームと、自分たちのチームの違いは何だろう?」
「どんな出来事が自分たちのチームを成長させてくれるんだろう?」
この問いかけと答えを探求する機会が、チームに変化や成長をもたらします。

チームづくりそのものを目的とせず、結果としてよいチームになっていくような仕事の取り組み方、手順、環境そしてビジネスモデルをつくり出すことが、チームビルディングの本質。

仕事を通じてチームを育む16の条件

(協働)
①1人では達成できない
②全員で協力せざるを得ない
③メンバー同士が仕事を通じて何を共有したか、明確になっている
④対話を通じてお互いの意見を共創できる
(状況設定)
⑤制限(お金、時間、道具、人材)が明確になっている
⑥「テーマ」を体感・実感できる
⑦チームのWHY(なぜやるのか)が明確になっている
⑧自分の考えを整理するための省察(振り返り)と観察の機会が、十分にある
(目標、ゴール)
⑨ゴールが明確になっている
⑩目標と指標を自分たちで決められる
⑪再チャレンジが可能
⑫現実と理想のギャップを明確にできる
(フロー)
⑬参考にできる事例が少ない
⑭最初の時点では達成できるかどうかわからない
⑮難易度が調整できる
⑯フローが体験できる

リーダーに必要なのは管理より自律を生み出す力

チームの発達段階

形成期、フォーミング、依存・他責
・チームが結成されたばかりで、メンバーがお互いのことをあまり知らず、自分が何をするべきかもよくわかっていない
・与えられた指示や目標に向かって、とりあえず行動している状態
・各自がリーダーシップを発揮するというよりも、役割(ポジション)としてのリーダーからの指示を期待している
・他者への依存度が大きく、誰かがどうにかしてくれるという意識がある。
・これを言ったらまずいかな?という、メンバーに対する遠慮がある
・不安や内向性、緊張感がある
・会話がshouldで語られることが多い
・メンバーの見ている方向性がバラバラで、とりあえず自分がよければいいやという意識
・ストーミングへと成長するためには、コミュニケーションの量が重要となる
・目的を映像で伝える、何のためにやるのか
・目標を数値で伝える、どこまでやるのか
・指標と原則をつくる、何を大事にして、それを遂行するのか
・これらをセットで伝える
・心理的安全性の確保
・そのためのコミュニケーション量を増やす
・自分を理解してもらうために、好きなこと、得意なこと、期待していることを伝えておく
・相手を理解するために、価値観(好きなこと・嫌いなこと)、信念(正しいと思っていること・間違いだと思っていること)、世界観(美しいと感じていること、醜いと感じていること)を知っておく。マインドセット

試行錯誤期、ストーミング、自律
・メンバーに独立心が芽生え、私だったらこうするのに、私はこう思うという意見やアイデアが出てくる
・各メンバーの考えや個性の相互理解が進む
・個人が本音を主張することで、考え方や行動への対立や衝突が生まれる
・メンバーのエネルギーはチーム内部に向けられる。序列や力関係、役割、機能などが表面化してくる(成果を出すという意味でのパフォーマンスは低下する)
・影響力の大きい人物(強権的・独裁的ではなくメンバーの共感を得る人)が、チームの中心人物として自然発生的に現れる
・ビジョンはまだ曖昧で、共有されるまでには至っていない
・ノーミングへと成長するためには、コミュニケーションの質が重要となる
・コミュニケーションの質が求められる
・フィードバックで現状を伝える
・対話の時間を持つ
・肯定形で伝える

規範期、ノーミング、共存・共栄
・自分はこのチームのメンバーとして、どのように行動すべきかを、メンバーそれぞれが理解している
・小さな成功体験を繰り返していくうちに、チームに暗黙のルールが自然と築かれている
・目的やビジョン、メンバーの役割、責任の範囲が明確になっている
・誰かに指示されるのではなく、自分たちで目標やゴールを設定できる
・知識や問題解決の手法、情報が共有されている
・私たちのやり方、うちのチームはといった表現が多用される
・職位としてのリーダーは形式となり、その時々で方向性を決められる人が、リーダーの役割を果たす
・トランスフォーミングへとステージを進めるためには、自分たちで合意した役割とルールで目標を達成することが重要
・ノーミングのチームには自治が生まれる
・納得や合意形成が大切にされるようになる
・個々の強みを活かした役割が生まれる
・自分たちのルールが生まれる
・自分たちの目標が生まれる
・Iがweに変わる

達成期、トランスフォーミング、統合
・メンバーが、あうんの呼吸てま動けるようになる
・メンバーのエネルギーは、共通のゴールと目的の実現に向けられる
・ほかのメンバーへの貢献につながる行動(アシスト)が当たり前になる
・自分がやるべきことをやり切ることが、チームへの貢献につながっている実感がある
・目的やビジョンを共有し、チームとしての能力が発揮され大きな成果が生まれる
・目的やミッションを実現することで、大きな成功体験を共有している
・このチームだったら何が起きても大丈夫という、強い信頼関係が生まれる
・ずっとこのチームでやりたいといった、チームに対する帰属意識が高まる
・いくら素晴らしいチームワークを発揮したメンバーでも、ミッションやプロジェクトが変われば必ずしもうまくいくとは限りません。なぜならば、チームの目的(WHY)が変わるから。解散は、チームづくりをいったんリセットするために必要な儀式なのです。
・人間関係、資源、成長、生産性のテーマに分けてふりかえる

ギャラップ Q12

チームがアクティブになるには?

チームを動かすしないこと20の原則

①同じことを同じようにさせない
②選択肢を奪わない
③コントロールしようとしない
④罰で脅し、褒美で釣らない
⑤答えがわかっていることを質問しない
⑥盛り上げようとしない
⑦こうしなければならないと決めつけない
⑧感情を隠さない
⑨引っ張りすぎたり押しすぎたりしない
⑩流れに逆らわない
⑪与えすぎたり教えすぎたりしない
⑫失敗と再挑戦の機会を奪わない
⑬試行と思考の機会を奪わない
⑭干渉したり割り込んだりしない
⑮求められていないのにアドバイスしない
⑯相手の志向を否定しない
⑰断定しない
⑱裁かない
⑲相手の感情と自分の感情を混同しない
⑳相手が答えを見つける機会を奪わない

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