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言語化ダイナミクス



ここ1年程の個人的なテーマ。
それが、
『言語化』

佐々木圭一さんの「伝え方が9割」、
梅田悟司さんの「言葉にできるは武器になる」、
小山田育さんの「ニューヨークのアートディレクターがいま、日本のビジネスリーダーに伝えたいこと」、

を読ませて頂き、色々をミックスして考えた後に出てきた言葉が『言語化』だった。

よくピカソの絵に例えるのだが、
ピカソの絵が何故素晴らしく、評価されている絵なのかは万人が見て分かるものではない。
それがピカソが描いたものなのかどうかすらも分からず眺めていたらそれはただの一つの絵で終わってしまうかもしれない。
その絵が何故素晴らしいのかを言語化された時に初めてその絵の価値は様々な人に伝わり、評価されていくのでは?を考えた時に、価値の言語化の重要性に気付かされる。

見れば分かる。
は、確かに理解出来る部分はあれど、万人に親切かどうかと問われた際に親切ではないなと個人的には思う。

日常生活で起こりやすいミスコミュニケーションは、
言葉足らず、
説明不足、
例え上手になれないことで分かりづらくさせてしまうことで起こる事が大半だと感じている。

汲み取るは大事。
ただあまりにも汲み取りが多過ぎても分からない。
これが先に話したピカソの絵を、見て分かるだろうは通じないに繋がる。

言わなければ分からないし、
分かりやすく、例え上手にならないと伝わらないことのほうが多い。

この時にいつも思うのが、
相手に伝わるということが、一つの山頂だとすれば、
山頂に向かう登山口が1ルートしかないのと、
山頂に向かう登山口が何ルートもあるのとでは、
山頂に辿り着く可能性は雲泥の差になる。
ここで言う登山口は伝え方のレパートリー。
大事なことは山頂に行くこと。つまり伝わっているということ。

1ルートしか無いと、山頂に行けなかった時にすぐに諦めてしまう。1ルートしか知らないから。
でも、何ルートも持っていると、色々なルートを試せるので諦めずに向き合い続けることが出来る。
そもそも他人に何かが簡単に伝わる訳がないと割り切っていれば、ルートのレパートリーを持っていないと簡単に限界を迎えてしまうことに気づいていたほうがいい。
となると、
伝え方のレパートリー、『言語化』が出来ているかどうかで圧倒的に山頂に到達するスピード感が変わる。

なるべく最短で山頂を目指す。
それが言語化のダイナミクスであるからこそ、親切に、分かりやすく言語化することを心掛ける。そしてそれが成果として繋がりやすく、チームを育む上で大切なことだと信じてやまない。

だからこそ今は、言語化というダイナミクスをもっともっと活用していきたいと思う。


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