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広島LOVER

広島に住み始めてそろそろ半年が経つ。
本当に好きになってしまった。
「ちょうどいい」
この言葉が一番ふさわしい街広島。


戦後76年が経ち、来る前はその76年のどよんとした重みがどこかに残っているのかと思っていた。
でも違った。
あの更地だった街がたったの76年で、緑が生い茂り、道路や区画が綺麗に整備され、抜けた空気が流れているのだ。
淀んだ空気が全くない。
川を渡るごとに変わっていく街並み。
平和を願い、世界中から人が集まる平和公園。
水と区画と平和を願う人が集まる場所という部分にニューヨークを感じ、
緑が生い茂るのは大地にエネルギーがあるからであって、そこに平和を願う人達が集まるというのは紛れもなくパワースポットでもある。

密集した飲み屋街もあれば、
ブティックが集まるストリート、
アーケード街カルチャーもあり、
小さな原宿渋谷がそこにあるかと思えば、
海、山、川がすぐそこに。
都会感と自然の共存のバランス。

日差しが近いのもまた気持ちがいい。
抜けた通りが多く、歩いているだけで邪気が抜けていくのが分かるほど歩きがいのある街でもある。
行き交う車と路面電車の交差。
ノスタルジックでもあり、アートになる絵面が街に多いのもまた魅力的で。

なんでこんな住宅街に?にある最高のサルメリアの店
こだわりが強すぎるソーセージの店
ニューヨークにいるかのようなサンドイッチの店
ハラペーニョとメスカルを楽しませてくるお好み焼きの店
かち割りの重さを測って作るレモンサワーの店
毎日でも通いたくなるおでんとうどんの店
日本で一番美味しいと思える手羽先がある中華の店
わざわざその距離まで足を運びたくなる手作りのドーナツの店
病みつきになる食感のベーグルの店
車がないといけないハンバーガーの店

他にもまだまだあるが食の楽しさも広島にはたくさん。


思えば自分が住んだ街をここまで深堀りをしたのは初めてかもしれない。
となると、東京ももっと深堀りしておくべきだったなと気づかせてくれたのが広島でもある。
この感覚を東京に居続けていたらきっと身につけられなかったかもしれないと思うと、もったいないことをしていたなと。
街を好きになるというのは心を豊かにすることだ。
今気づけて本当に良かったなと思う。

全てにおいて「ちょうどいい」街、広島。
まだまだ深掘りは続くのである。

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