A.3Dプリンターのススメ(FFF方式)※2021年5月1日更新

こんにちは、ゆうたろすです。このnoteでは本業で扱っている3Dプリンターの情報を垂れ流してお伝えします。

3Dプリンターの方式としては大きく分けて3種類。
①FFF方式(熱溶解積層方式)
②SLA方式(光造形方式)
③PBF方式(粉末焼結方式)
このnoteを読まれる方は個人で3Dプリンターを使用されている方や、使用を検討されている方と思います。上記の方式の中でも③のPBF方式は業務用ばかり、値段も非常に高額なので全く選択肢に入りません。個人向けでよく使用されるのは①FFF方式と②SLA方式です。
今回は①FFF方式について解説します。②については別記事で解説します。

この数年で非常に有名になった3Dプリンター。
コロナでおうち時間を過ごされる方が購入されるケースもあります。最近では劇団ひとりさんが家に購入して家で遊んでいることも話題となり、年々知名度は上がっています。
ちなみに劇団ひとりさんはflashforge社のadventure3を使用されているようです。そのものでは無いですが、同様の機種はこちら

愛好家が多いモデルとして有名なのがFFF方式です。3Dプリンターの入門編のようなもので、皆さんがイメージする3Dプリンターもこちらではないでしょうか。
フィラメントというプラスチックの麺のようなものを熱で柔らかくして、床に押し付けながら造形を行います。

画像1

僕が推奨するのはPrusaというメーカーで、元祖3Dプリンターとして世界的に有名です。
自分で組み立てて作成するキットが非常に有名です。僕自身も作ったことがありますが、日本語のwebサイトもあり非常に分かりやすく組み立てができます。(これを知らずに僕は英語をうんうん唸りながら読んで組み立てました)

大体10時間くらいで組み立て終わります。僕は3日くらいかかりましたが、器用な方なら1日で組み立てられますね。組み立て済みはこちら

初期付属フィラメントはPLAフィラメントが付いてきていますが、追加フィラメントはPolymaker社のモノがおススメ。木の質感がでるフィラメントが簡単に木目調を作れて面白いです。


このPrusaはRepRapプロジェクトという、3Dプリンターのオープンソースプロジェクトで発足したメーカーで、日々世界のユーザーがgithubなどで改良を重ねているモデルです。
Prusaの本社は3Dプリンターファクトリーのようになっており、コロナウイルス対策として100台以上の3Dプリンターを運用してフェイスシールドなどを作製していたそうです。

実際に作成したモデルがこちら↓

画像2

FFF方式の欠点としては積層痕が目立つ点なのですが、Prusaはやはり世界で使われているだけあって、非常に綺麗な見た目をしていますね。
顔の模様や背負っているカボチャ(?)などもしっかり再現されています。

フィギュアなら②光造形方式が一番!という認識が世界中で常識とは思いますが、①FFF方式でも十分に綺麗なものが最近の3Dプリンターの現実です。
この造形は積層ピッチ200μmで造形したため、より綺麗な造形も可能と思います。(積層ピッチは積層痕の目立ちやすさに関係します。)

コロナでおうち時間が増えた今、取っ付きにくいと思われがちな3Dプリンターですが、是非家庭に一台導入してみてはいかがでしょう?
子供のおもちゃとしても(少々高額ですが)オススメです。ヘッドが高温になるため(約250℃)手を触れないようにだけは注意してあげて下さい。

※私が紹介した商品に関して、自己責任での購入、運用をお願い致します。掲載された内容によって生じた損害等に関する一切の責任は負いかねますので悪しからずご了承ください。


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3Dプリンターの世界への足掛かりにこちらもどうぞ。

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