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60代のコンビニ店員さんと「笑う」

平日の昼前、郵便局の帰りに寄った近所のコンビニでのこと。


お昼に食べるために好物のチュロスを買うことにした。

一番美味しいのは・Mr.ドーナツのチュロスですが(モチモチ感がうまい)店が近所にないので今日はコンビニで。

でも、チュロスが置いてあるコンビニと、そうでないところがあるので、あるかな?と思いながらパンコーナーをさがしていると、ありました!

やったー。といそいそとレジへ。

仕事をしていた頃は、平日の昼間にここへ来ることはなかった。土日のレジは学生さんみたいなアルバイトの女の子だった。

今日レジにいる店員さんは、白髪の年の頃なら65才後半の男の人。

「優しそうな人。定年後のアルバイトかなぁ?お疲れ様です」と勝手にひとりで考えてると「110円ですねー。」と店員さん。

てことで、じゃらじゃら小銭を出していると、その店員さんがチュロスを指さして「これ、味はいいけど、硬いでしょ?食べたいけど歯が悪くてたべられません」と言った。

あーそうなんだ。同じ年代みたいだけど歯がわるいのかー。と思いながら
「そうなんですねー」💦と返答して、なんかおかしくなって顔を見合わせて笑った。

瞬時に、チュロスは長崎名物(よりより)みたいに硬くないのに、噛めないんだな。自分もいずれそうなるよねとおもった。

ちなみに(よりより)は、よりよりとねじった形の歯が折れそうなくらい硬い揚げ菓子。その硬さに反してほんのり甘くてうまい。 正式には、「麻花巻(マーファー)」というらしい。



そういえば、
今は亡き義母さんが(60代で総入れ歯)「キュウリが硬くて食べられない。ボリボリ言わせて食べてみたい。あなたはいいねー、たくあんもいい音で食べられて羨ましい」とよく言っていた。

当時、義母に言われていることが30代の私にはイメージできなかった。

ですが、同じ年代になった「今ならよく分かりますお義母さん」^_^;と言いたい。

やっぱり何でも食べるためには8020運動に参加して自分の歯をのこさないといけませんね。

そこで、半年に一度は歯医者通いでメンテは欠かせない。

「8020(ハチ・マル・二イ・マル)運動」は、「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」という運動です。 近年「8020」を達成している高齢者は増加しています。 しかし、高齢者の数が増えていますので、「8020」を達成していない高齢者は依然として多い状況です。

厚生労働省ホームページ


話が脱線しましたが、
今日コンビニで感じたことは歯の良し悪しではなくて、その店員さんが話しかけてくれたこと。


店のマニュアルではダメなのかもしれませんが、決められたやり取りだけじやなく、ちょっとした人間的な言葉かけで、その場がフワッとなって顔を見合わせて笑ったこと。

セルフレジ、スマホ決済もいいけどこんなのもいい。

店を出て「年をとった人って、そんなところあるよねー。なんかいい ^ ^」と
と思いながら家の近くの踏切りを渡って帰った。



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