流派

流派って面白いなって思うんですよね。例えば、僕はマーケターとしては事業者側だから思想がそっちに偏ってる。だから実業家になった。デメリットはスケールできないこと。代理店側の思想はスケールメリットやインパクト。分野って必ずスタイル戦いになるんだけど、それもまた面白い。

それをわかっててやるのと、わからないまま自分の正義に溺れていくのでは全然違うところに行き着くと思う。ただ、トレードオフであることを、トレードオフだと思ったら、次はない。そしてこういう話をみんなでわかりやすく語らう、みたいなことは難しい。

自分自身が刀になるのか、それともすごい刀を手に入れるのかみたいな大昔からあるトレードオフ、つまり二律背反の物語。僕はファブルが好きなので、無刀派です。片方を選んでも、両方を成し得る。それを探すことが一つを極めていく先にあるものだと思う。

最終的に、どこの道からでも実は、そこに行ける、って気づくのは同じレベルの違う分野の人。トーナメント形式みたいになってることに、人はなかなか気づけない。そしてわかってても、上まで行かないと納得できない。それがスタイルの戦いであって、流派だと思う。それを楽しめる人と楽しめない人がいる。僕は違いを楽しめるタイプ。だから、俺は、っていう書き方、言い方をする。それは、お前はどうなん?っていう問いだと捉える人もいるし、捉えない人もいる。後者は面白くないわ。

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