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「そのアイデアに乗せると」の功罪

ポジティブにアイデアを乗せてどんどん膨らましていくときは"Yes, and"の気持ちが大事。つまり「いいね!」と受け止めた後で「さらに(そのアイデアに乗せるとさ)…」の姿勢でいましょう、というポイント。

ちなみに逆は"No, but"。「ちがう」と否定して、「だからさ」とこちらの観点を押しつける。

常に"Yes, and"でいましょう、という訳ではないのですが、ついつい"No, but"になりがちなコミュニケーション。特に男性には優位本能と呼ばれるマウンティング本能があるので「基本的に"Yes, and"でいよう」くらいがいいと思います。

ところが、先日ある企業でコミュニケーションワークショップがあった際、こんな発言がありました。

「ある役員は、『いいね』と言って『そのアイデアに乗せるとさ』と言いながら、その前に言ったことをバッサリ否定してくるんです」

おおっと。想定外の使い方です。
いや、言葉の表面上は相手を尊重している応用編か。

このコミュニケーションのポイントは、言った人が相手が受け止めたことを実感することです。つまりバッサリ感があったということは、全く受け止めてもらっていないので、残念なコミュニケーションということになります。

「いいね!」と言うときは、心から本音で。
例え一見「いい」と思えなくても、心から言ってみると「いい!」と思えるので試してみましょう。

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