【育児】娘の行き渋り④
事前相談をすることを決めてから
就学前検診を受けたあと、私は小学校で行われる事前相談を受ける事に決めました。
しかし、夫や祖父母からは心配しすぎじゃないか、小学校に上がってから様子を見てからでも遅くないのではないかと言われていました。
確かに、私は心配性で、子どものことについて先回りして行動しすぎているのかも・・・と思い、実際に行動したのは就学前検診から2か月経ってからでした。
幼稚園での就学前相談
ようやく行動に移ってみようと思ったきっかけは、幼稚園からのお知らせです。
「就学前に気になる子とがありましたら、小学校へ繋ぐことができます。いつでもご相談ください」
就学前検診から2か月経過し、私も繁忙期に入り相談を先延ばしにしていた時に舞い込んできたお知らせでした。
以前にも書きましたが私の職場が自宅・幼稚園から遠かったため、送り迎えを夫・義父母が担っていました。
そのため、お迎えの時に今日はどんな風に幼稚園で過ごすことができたのか、私もしっかり把握できていなかったように思います。
思い切って、幼稚園に電話して個別相談をしてもらうことにしました。
個別相談の日は年長の担任の先生と二人で話をしました。
私が伝えたのは次のことです。
・就学前検診での出来事。
・朝の幼稚園への行き渋りがひどいこと(特に雨の日。私が朝送る日。)
・おねしょが治らないこと。
・人とのコミュニケーションはしっかりとれているか、知りたい。
・幼稚園での生活の中で先生が気になっていることはないか。
・小学校でも同じことが起きることも踏まえて、事前に小学校の先生につないでほしいこと。
担任の先生の反応は
「私から見て心配なことはないと思うんですけどねえ・・・」でした。
幼稚園での様子を聞いてみると先生のお手伝いもよくするし、勉強の時間も他の子よりよくできている。
たしかに機嫌が直らないときもあるけれど、時間がたてば自分で切り替えることができていたので気にならない。
とのことでした。
この時、私の話したことは相談するほどのことではないと言われているような気がして、夫の言う通り私が心配性なだけなのかと落ち込んでしまいました。
帰る前、先生からどうしても心配ならここへ電話してみてください。と特別支援を担当する小学校の先生のお名前と電話番号を書いた紙をもらいました。
幼稚園からは、小学校の先生につないではくれないということでした。
そして、小学校の先生に相談をするかどうか決めるため、改めて小学校生活に向けて心配なこと、気になることをまとめよう決意したのでした。
特別支援の先生との面談
さて、そこから更に2か月経ち、年も明けて、いよいよ小学校入学が近づいてきました。
あらためて、娘の様子を観察してみてわかったことがありました。
・「行きたくない」と言えば私が仕事を遅れてでも一緒に保育園に行ってくれると思っている。
・夫と通園する際は、行きたくないというもののきちんと時間通り家を出ることができる。
・見通しが立たないと不安になることが多い。
・参観日や行事の日は特に行き渋りがひどく、布団から出ないことがある。
・特に参観日は、見られることへの緊張が強く、母親から離れないし、切り替えができない。(幼稚園だけでなく習い事でも)
・緊張や不安が強い時、気持ちの切り替えはできないが、教室から飛び出したりすることはない。
・評価されることを嫌がる。
・自信がない。自分はできないと思い込んでいる。
このことから、やっぱり母親である私と過ごす時間が足りないからこその結果ではないかと悩むようになりました。
そして、参観日や行事の日は小学校にもあるので、このことを中心に相談すると決めました。
後日電話でアポイントを取り、小学校へ。
特別支援を担当する先生2名とお話をすることになりました。
「実は娘は、就学前検診で唯一全部の検診ができなかった子です。」
と伝えると、一人の先生が
「ああ、あの子ですね」
と、覚えていてくださっていました。
そして、次のようにお話をしました。
「参観日や行事の日は特に不安を感じやすく、見通しが立たないと緊張で動けなくなったり、隠れたり、親元を離れず泣きます。少しずつ良くなればいいと思って幼稚園の3年間様子を見てきましたが、良くなることはありませんでした。
朝の行き渋りは現在も続いています。登園できれば自分なりに気持ちを切り替えることができていますが、小学校でも同じことが続くとどのようなサポートを受けることができるのか知りたくて、お話を伺いに来ました。」
という切り口でお話をしました。
また、支援が必要とないと判断されても、担任となる先生には娘のことを事前に知っておいてもらうことで何かあった時に対応しやすくなると思って話に来たとも言いました。
面談では、いままでの参観日での様子、行事での様子、朝の行き渋りの様子、ネガティブな発言を繰り返すことなど1時間ほど話を聞いてもらいました。
そして、先生たちは入学式で安心して過ごせるように支援の方法を少し考えてみようと思います。とお返事してくださったのでした。
娘は、発達障害や学習障害などの特徴にはどれも当てはまりません。
また、不安障害などについても調べましたが、これと言って当てはまるものはありません。
このころから、やっぱり母親である私と過ごす時間や関係が大きくかかわっていると強く思うようになりました。これについてもまた後でまとめようと思います。
次回、「小学校入学4月・5月」について書いていこうと思います。
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