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英語には最初コンマもピリオドもなかった。日本語にも句読点がなかった。どんな風に読む?

前回はアルファベットのお話でしたが、今回は句読点のことです。

日本語でも現在は読店や句点を用いて文を書いていますが、日本語もそれがなかったんですって。

当たり前に使っている句読点が、日本語にも昭和の初期くらいまでは使う習慣がなかったのだそうです。頭が柔らかくないと読めなかった?想像してみてください。

表音文字で綴った英語の文では句読点がなければ文の終わりも分からないし、コンマが付くと付かないとでは意味が全く違ってくる場合だってあります。歴史的にみると、文字は最初は大文字しかなく、話し言葉をそのまま綴っていたし、語と語の間も離して書かなかったとか。次のようにです。

THISISMYBOOKTHATISYOURBOOK.何を書いたかわかりますか?
This is my book.That is your book.です。で、次のような書き方をするようになったのです。
THIS・IS・MY・BOOK・THAT・IS・YOUR・BOOK
このように書かれた紀元前2世紀の(ラテン語)が碑文も残っているそうです。

そのうちに語と語とを話して書くようになり、天は語と語を分けるために用いられなくなっていきました。やがて真ん中についていた上付き点、中付き点、下付き点として区別して使われるようになり、上付き点がピリオド、中付き点がコロン、下付き点はコンマの役割を持つようになったということです。

それにしても日本語でも句読点を書かなかったというのは意外ですよね。

なぜ、Iだけがいつも大文字?
昔、ヨーロッパの言葉で大文字と小文字の書体があったのはラテン語だけ。しかし、実際に書く時には大文字化小文字のどちらかで書いてそれを併用することはなかったとか。しかhし、7世紀の初めごろから写本の時に文や節、段落の初めに大文字を使うようになり、15世紀に入るとグーテンベルクによる活版印刷が生まれ、それが技術的に発達して聖書が印刷されるようになるとイタリアの印刷業者が現在のローマン体を開発し、広く使われるようになったということです。このローマン体も最初は特に使用の際の規則はなくて、重要な語だったら大文字で始めるというようにまちまちだったのだけど、その後、用法が整理されて文頭、固有の名詞、そして、Iを大文字で印刷するようにまなったということです。Iが大文字で書かれるようになったのはあくまでも印刷した時の体裁によるものだったのです。

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