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ノルウェーのニットは編むのが簡単!

もしノルウェーの出かけられることがあったら、セーターなりカーディガンを買い求められることをお勧めします。

毛糸自体の質が良く、いつまでたっても毛玉はできないし、さすが本場のウールだと思います。それに編み込みがしてあると、二枚のセーターを着こんでいるのと同じで非常に温かいです。

娘が幼稚園の頃、義兄の奥さんが来ていたというカーデガンをもらったのですが(物持ちがいいですね?)、どこにも毛玉はありませんでした。糸自体が薄く細くなった個所は数か所ありましたが。彼女のお母さんが彼女が幼い時、つまり当時の娘位の時、編んだというものでした。白糸に花紺の二色で伝統的な細かいパターンを編み込んでありました。

娘が着られなくなると弟の娘が着ました。やはりノルウェーの糸は丈夫です。

ノルウェーの女性は編み物が上手です。編むの速いし。

随分前(ほとんど50年前)に初めて現地に行ったときに見つけたのが輪編み用針でした。今では日本でも普通に売られていますよね。

ノルウェーの人たちの編み方は、どんなに複雑な編み込み模様でもぐるぐる輪に編むことです。でたけが編みあがったら、どうなるかわかりますか?

着丈だけ編んだら、アームホールと、首繰り、カーディガンなら前開きははさみでじょきじょき切ってしまうこと。だから、絶えず模様を見ながら編めるということです。

上記の娘がいただいたカーディガンもそんな風に仕立ててありました。じょきじょき切ってあっても、頑丈に作ってありました。そしてボタンは伝統的なブロンズ製で伝統的なパターンなものでした。

ノルウェーのカーディガン、セーターで他に伝統的と言えるものは袖口や首周)りにチロリアンテープ(あれもそう呼ぶのでしょうか)が施してあることです。

アイスランドでもセーターを購入しましたが、糸に張りがあるというのか、この国のセーターもすごくしっかりしたものだと思いました。いつまでたっても毛玉ができません。

ところで、棒針編み(あるいは上記の輪編み、つまりかぎ針で編む方法ではない編み方)にはアメリカ式とヨーロッパ式があるのご存じですか?私は母だか祖母だかから習ってアメリカ式しか知らなかったのですが、ドイツの友人家にお邪魔していた時、毛糸を買って編み始めたら、ゆっくり過ぎるって(?)ヨーロッパ式の編み方を教えてくれました。

その編み方だと、なるほどいちいち糸を渡さなくていいので速いのです。今は、ずっとヨーロッパ式で編んでいます。

最近、習ったのはソックスの編み方。ずっと足首から始めていたのですが、新しい方法はつま先から、しかも編み始めた段階でもうつま先はその形になっているのです。簡単でいいですよ。夫がノルウェーでしていた通りに冬には毛糸のソックスがいる、と言うので冬が近くなると編んでいます。それに娘には帽子を・・・。

長く編み物をしているとすごく目が疲れた感じがします。そんなことでどうせ大作はもう編めません。買いためた糸やら布、この先どうなるんだろう。誰かにあげることになるのか、誰かに捨てられるのか・・・。

とのかく料理法だけでなく編み方にも多角的にさまざまな方法があるもんだと思いました。

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