就職活動中のみなさまへ
本日からいよいよ新卒採用の面接が始まります。
僕も6年前の今頃は、人生で初めての就職活動中でした。
社会人とは
ビジネスとは
面接官の判断基準とは
そんなことは1mmも分かっていない中で
第一志望の会社を一番最初に受けることを決めたことに対して
もっと準備しておけば良かったという後悔と
それをはるかに超える「もうやるしかない!」という覚悟がありました。
絶対に結果を出すと決めていた部活動に100%コミットする為にも、一日でも早く就活を終わらせると決め、
結果的には5日間で第一志望の総合商社に内定!
狙い通りスーパー短期間で終わらせることが出来ました。
が、、、
実際の心境はそんな綺麗なものではありませんでした。。。
就活は自分の人生にとって大切な事と分かっていながらも、ずーっと先送りにしてきました。
自己分析をするたびに理想の自分と現実とのギャップに落ち込みそうになりました。
どうやったらを合格を頂けるかを考える度に、受からない理由ばかり出てきて自分の実力の無さが情けなくなりました。
それでも、第一志望の会社になぜ受かれたのか。
今日は僕なりに結果の原因を綴りたいと思います。
↑ 当時の僕が最優先にしていたもの ↑
今年は今朝時点で187名の学生の方のOB訪問を受けさせて頂きました。
コロナで例年と異なる状況にも関わらず、真剣に自分の人生に向き合っている就活生の方から大変刺激を受けました。
めちゃめちゃ笑って、めちゃめちゃ真剣に考えました。
とにかくいろいろな話をしましたが、僕が伝えたかったことは以下です。
面接当日となりましたが、最後に参考にして頂けると嬉しいです!
①最終的に最優先にしたことは「自分が幸せになること」
②会社 = 環境
③自己決断が達成への近道
①最優先にしたことは「自分が幸せになること」
僕が総合商社の志望理由を決めたのは、面接前夜です。
それまでは、総合商社の特徴に自分を合わせようとしすぎて、しっくりくる理由を見つけられずにいました。
ただ、面接前日になっても決めれていない自分のふがいなさと向き合い、「諦め」を通り越して「覚悟」に変わった瞬間がありました。
当時打ち込んでいたことは「部活動(野球)」です。
そこで活躍している先輩方に憧れてここまで頑張ってこれた。
当時は試合に出れたり出れなかったりという感じで、キャプテンや主務のような役職にもついておらず、体格にも恵まれていたわけでもなく、特にこれといった特徴はない選手でした。
でも、絶対に活躍するという想いは自分の中でもめっちゃ強かったし、自分が活躍してチームを引っ張り、全国大会に行きたい!とピュアに望んでいました。
そして、「そもそも自分って何が幸せなんだろう。」と考えた時に
自分の活躍が人に可能性を与えて、結果的に自分の好きな人と幸せになっている状態
が一番いいなと思いました。
ただ、内容としてはしっくりは来たけど、足元の状況はとてもじゃないけどそんな状況ではなく、自分の幸せを考えるほどに「本当にそうなれるのか」不安になりました。
だから、面接前に本能的に行ったことは「覚悟を決めること」です。
僕の場合は、絶対に自分を幸せにすると決めた!
結果、総合商社から内定を取るどころか、部活動でも六大学で打率2位でベストナインを取るまでの選手になった。
面接には、過去の実績や実力や能力はまったく必要なく
自分が幸せになるために今日の面接に来た事
達成するまで努力する覚悟がある事
を伝えていました。
結局はビビり散らかしていた当時の自分の話を
今まで出会ったことが無いような素敵な大人の方たちが真剣に聞いてくれて笑ったくれた。
内定を頂いたその時も、自ずと「今からがスタートで、自分は未だ何も達成していないな」と前向きな気持ちになっていました。
②会社 = 環境
就活時代の僕は、どの会社の話を聞いても「ここいいな!」と思っていました。
企業側がいい事しかいっていなかったのかなとも思いますが、本心からそう思っていました。
だから、なかなか志望企業を決めれずにいた。
ただ、会社選びは自分の人生にとって大きな問題ではなかったなと感じます。
その理由は、会社は飽くまで環境に過ぎないからです。
甲子園に行く!という目標があった時に、大阪桐蔭や日大三高のような強豪校に飛び込む方が目標達成の可能性は高まります。
だから、もちろん目標達成に効果的な環境を選んだ方が良いです。
しかし、「大阪桐蔭に入ったら必ず甲子園にいけるのか」
というと、それは必ずしも保証されているものではありません。
目標達成するために大事なことは、
結局は、自分自身がその目標に対してどれだけ頑張れるかだと思います。
(他人や環境に自分の目標達成を委ねる人は当てはまりません)
僕は、自分が幸せになるための目標は自分自身で達成する事を決めていました。
だから、結果的に環境や周りの方々には死ぬほど感謝しています。
それは、周りの人が優しかったからではなくて、自分の目標達成を応援してくれたからです。
一方で、環境が自分を守ってくれると考えている人は感謝をしません。
なぜなら、そのこと自体が当たり前だから。(そのために入社を決めた)
そして、終いには自分が選んだ会社に文句を言う人まで出てきます。
こうなる結果の原因はその人の性格や人間性ではなく、自分の将来に求めているものが無いからです。
逆に、自分の人生に目標がある方は、周りに感謝し、協力者もどんどん増えていきます。
そして何よりも達成するまで謙虚に努力し続けます。(というか、そう思わずにやってられるか!)
もし、自分の目標達成に効果的ではないなと感じるのであれば、いくら一般的な評価が高かろうが、その会社(環境)には入らない方が良いです。
むしろ、自分から断るかそもそも受けない。
是非、自分自身の目標達成に効果的な環境を選んでください!
③自己決断が達成への近道
総合商社には、目標や能力が高くて面白い方が沢山いました。
一方で、みんな人間くさくて本当に最高でした!
ただ、社外の方とのやり取りも多く、みなさん優秀で自分の役割を見つける事が最初は本当に大変でした。
(能力だけみたら自分は必要ないと感じる事が殆どだった)
そんな中でも結果を出すまで頑張れた原因は、自分で決めた!という自負を持ち続けていた事です。
大学生の頃もそうでした。
理工学部で体育会の人は少なく、研究やら課題やらで一般的には時間の確保が難しいと思われますが、それも分かった上で体育会を選択しています。
総合商社を選択した時も全く同じでした。
そんな僕でも、社会人4年目で新しい仕事を作る事ができた。
今でも、自分が関わったモノがとある電気自動車に乗っています。
なぜ結果を出すことが出来たのかを振り返ると
・リーダーシップ
・ロジカルシンキング
・コミュニケーション能力
みたいなやつ等は当てはまらないなと感じます。
勿論、上述の能力面も結果には影響を与えていますが、いつ身に着いたかなんてぶっちゃけ分かりません(というか、今もついていないと思う!)
これらは、結果を出すための条件であって
僕自身は自分が決めた事が原因だと思っています。
人間関係だけで商売が出来る時代は終わったと入社後に先輩に教えて頂きました。
人間関係は確かに商売の基盤にはなっているけど、今の時代は「夜と昼は別だ」を簡単にあしらわれてしまう。
実際に、人間的な信頼関係は築けたなと思っても、取引先に価値を提供せずに仕事は出来ませんでした。
これは野球に似ていると思います。
極論ですが、めちゃめちゃ怠慢なヤンキーでも
たまたまバットとボールが当たって内野の頭を超えてしまえばヒット。
努力をした人や、実力のある人が勝つのではなく、
勝った人が強い。
僕自身はいつもこの考え方を大事にしてきました。
状況や環境は結果の原因ではない。(と思わないとやってられるか!)
自分の決断や努力が一番の結果の原因。
結局、あの手この手で仕事を作ろうともがいていましたが、
最終的には中国出張中の円卓の接待で、めちゃめちゃ苦手なお酒を浴びるように飲んだら新しい商売が決まりました。
なんで上手くいったのかなんて正直分析できないけど、自分で決めたという事実が結果を出すまで頑張るという踏ん張りになったことだけは確かです。
最後に
つらつらを纏めりのなり文章になってしまいましたが、最後に纏めます。
僕自身は人間の可能性にめちゃめちゃ期待しています。
過去・能力・性格は実はまったく関係なくて、
自分が達成すると決めたら人間はとんでもなく力を発揮すること
を野球や仕事を通して学び続けています。
一方で、昔はキラキラと輝いていたのに
年を取るごとに、自分自身の目標ではなく
周りの環境に矢印が向く友達を見ては寂しい想いを沢山してきました。
就職活動中のみなさんとお話しして、胸を打たれることも沢山あったし、包み隠さずに自分の価値観をズバッと伝えてくれた方も沢山いました。
もしそれで合格を出さないのだったら、、、
そんな会社はこちらから願い下げだああああ!
是非、ご自身の選択に誇りをもって、勇気をもって幸せになるための選択ができますよう、心からお祈りしております。
どうかご武運を!!
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