【ベース練習日記 プロローグその2】現在の状況

ベースの練習をするにも、何かしらの目標を作る必要があるでしょう。闇雲にやっても効率的に上達が見込めないと思うんですね。

目標を設定するとなると、まずは現時点での自分の実力・状況などを知っておく必要がある。ベースの練習とはつまるところ、目標とするベーシスト像と今の自分との間の差を埋める過程だとわたしは捉えているからです。

まずは今の自分の位置を確認します。

さて、わたしはTwitter上で「初心者ベーシスト」と名乗っていますが、ベース歴だけはそれなりにあります。とはいえ、集中してベースに取り組んだ時期よりもベースに触れなかった時期の方が長いので、「ベース歴○○年○○ヶ月」と書くのはあまり意味が無い気がします。

そんなわけで、これまでのベースの練習時間を概算し、それをスタート地点とします。

これまで何時間ベースを練習してきたか?

ここ1年間続けてきたベース練習ツイートと、それ以前の練習時間を大雑把に計算してみたところ、

約1,300時間です。

「集中して練習した時間」だけを計上しているので、例えばテレビを見ながらダラダラ練習、といった時間はここに含まれていません。

巷には「1万時間練習すればその道のプロレベルになれる」という話がありますが(どうやら反証されているようですが)、自分の累計の練習時間を測ることは自分の到達地点を測るためのいい目安となるでしょう。たぶん。

自分の実力はいかほど?

さて、これまで約1,300時間ベースを練習してきたとして、自分の腕前をどう測定するか?

これを判断するのが難しい。

ベースの演奏は右手と左手の動きから成ります。ここは右手と左手を分けて考えます。

右手

まず右手。わたしは指弾き派なので、ピックはいまのところ使いません。また、スラップはあまりやらない(高度なスラップが出来たらいいなとは思いますが、自分の中での優先順位が高くないので後回し)。ですから、指弾きだけを考えます。

速弾きの必要性の有無はさておき、ある程度指が動いた方が色々なフレーズに対応できるでしょう。そこで参考にしたいのがこの動画です。

この動画は、ツーフィンガーでベースを演奏する際の右手人差し指・中指の動きに重点を置いた練習動画で、冒頭の1分程度を除いて♩=110程度にテンポが設定されています。

この動画の練習には最後までついていけます。

では、この動画はどうか?

この動画は、短めの4つのフレーズを♩=80～♩=130まで、テンポを10ずつ上げて弾いて練習するものです。

♩=120までは「ほぼ」弾けますが、動画内で一番速いテンポの♩=130になるとその日のコンディションによって弾けることもあれば弾けないこともあります。つまりちょっと怪しい。

一つ目の動画と合わせて考えると、♩=110までは16分音符の連打にも対応できるけれど、♩=120はグレーゾーン、♩=130はかなり怪しい、それ以上になると無理or難しいといったところでしょう。

左手

さしあたり、この本の練習フレーズが弾けるかどうか?を基準に判断したいと思います。

究極のベース練習帳

昔、今よりも初心者だった（変な言い方）頃にこの本を使って練習していたんです。一旦ベースから離れた時にこの本を処分してしまったので、再度購入しました。

ちなみに、新版と旧版の違いはあまり無さそうなので、旧版を中古で購入しました。

さて、この本のフレーズはそこそこ弾けるだろうと思っていたら、結構怪しいですね。一応弾けるけれど余弦のミュートが甘かったり、そもそも弾けなかったり、といった感じです。ですので左手の技術を鍛えるためにさしあたりこの本を使って練習するつもりです。