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初心者は短期投資?それとも長期投資?

初心者は短期投資?それとも長期投資?

では、初心者に向いているのは短期投資と長期投資どちらでしょうか?それぞれのメリットとデメリットを見ながら比べていきましょう。

長期投資のメリット・デメリット

まずは長期投資のメリットとデメリットです。

長期投資のメリットは、長い時間をかけてつきあえるのでじっくりと時間をかけて精査できる点です。たとえば、ある企業の株を購入するとしましょう。「その企業がどのような仕事をしているのか?」「将来、どの分野でどのくらい業績を伸ばすことができるのか?」など、時間をかけて調べてから購入することができます。

逆にデメリットとしては、利益を出すのに時間がかかる点です。この間、投じている資金は動かすことができません。他に投資したい企業が現れても使えませんし、緊急にお金が必要になってもすぐに売り買いするわけにもいきません。

短期投資のメリット・デメリット

次に短期投資のメリットとデメリット。

短期投資のメリットは、短期間で何度も売買を繰り返すので、資金を有効に活用することができるという点です。たとえば、100万円の資金を10回売り買いしたとしましょう。実質1000万円を運用したことになります。これは非常に効率のよいお金の使い方です。

デメリットとしては、短時間で判断する必要があるので、瞬間的な判断能力を必要とします。そのための勉強も必要でしょう。パソコンの画面に張りついていられるだけの時間がない人にはできない行為です。また、何度も売買を繰り返せば、手数料も取引の回数分必要になります。なので、最初は長期投資で投資の基本を学び、慣れてきたら短期投資に切り替えるというやり方がおすすめです。

リスクにはどのように対処すればいいの?

投資をする際に忘れてはならないのがリスクです。どのような投資にもリスクはあります。一見すると利益率が高いように思える投資方法も、リスクを考慮に入れていなければ損をしてしまいかねません。

逆を言えば、長所だけではなく短所も理解しておけば、損害を出す確率は格段に下げられます。長期的に安定して利益を出すために「リスクの対処方法」と「それぞれの投資ごとにどのようなリスクがあるのか」を見ていきましょう。

銘柄で分散する

第1のリスクの対処方法として、銘柄で分散するという方法があります。たとえば、株式投資の際に1つの銘柄に手持ちの資金を全て投じたとします。すると、値上がりした時には大きく利益を上げることができますが、値下がりした時には目も当てられません。そこで、銘柄の違う株式に分散して投資するわけです。

また銘柄だけではなく業種も分散することをおすすめします。建設・食料品・通信・サービスなど、様々な業種に分散して資金を投じましょう。業種を分散することで、特定の業界に大打撃を与えるような事態に陥っても大きく損することを避けられます。

長期投資をする

第2のリスク対処方法は、長期投資です。株式や為替などは数日や数か月といった短期的に見ると価格が大きく変動することがあります。予想通りの変動なら良いのですが、逆の方向へ値動きすると損失が出ます。

ところが、長期的には元の価格まで戻ってくることが多いので、長期投資ならば変動の振れ幅を小さくすることができるのです。言い方を換えれば「長期投資の方が安定して利益を上げられる」ということになります。

もちろん、全てを長期投資に切り替える必要はありません。短期投資ならば、短い期間で大きな利益を得られる可能性があるからです。手持ちの資金の何割かを長期投資に回し、残りは短期投資で大きめの利益を狙うというのが投資の基本戦略になります。

時間分散をする

第3の方法として、時間分散をするというものがあります。これも立派なリスク回避方法の1つです。時間分散というのは、簡単に言えば投資するタイミングをずらす投資方法。

たとえば、株式投資する際に手持ちの資金をいきなり全額投資するのではなく、同じ銘柄に対して1ヶ月ごとに資金の一定割合ずつ投資していくという手があります。こうすることで、手持ちの株の株価を平均化することが可能。株価が平均化するということは、大きく損をするリスクを減らすことになります。

また時間分散のメリットとして、手持ちの資金を最大限活用できるというものもあります。「ある程度まとまった金額が集まったら投資を始めよう!」と思っていると、投資を開始するまで時間がかかってしまいます。そこで毎月2~3万円ずつでも構わないので、始められる時に始めてしまうわけです。

さらに早めに投資の世界に飛び込んでおけば、それだけ経験が身につきます。実際に自分のお金を使って経験を積むことは、どんな知識よりも役に立つのでおすすめです。

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