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なんにもないけど満たされる、カウアイ島

・2019年9月、遅めの夏休みでカウアイ島に行きました。リフエ空港出た瞬間感じるのは、湿気の高さ。ここは沖縄か?ってくらいの肌感です。ハワイって、もっとカラッと暑いんじゃなかったっけ? 島の真ん中に広がる山間部で、雨が多いためかな。東部のパワースポット「シダの洞窟」を訪ねたら、沖縄の斎場御嶽を思い出すような景色にも会えました。

・野生のカラフルなニワトリが島のそこら中を闊歩している、鶏天国。Tシャツ屋のおばちゃんに聞いたところ、むかし台風で養鶏場がやられて、飼っていたニワトリが逃げ出し広がったらしい。ってホンマか?

・島内交通は、レンタカー一択。運転は慣れるまでちょっとコワイ。意外に交通量が多く、幹線道路は皆時速50マイル(80km)で飛ばす。でも走るうち、合流や左折待ちを譲ってくれる車が多いことにも気がつく。

・救急車や消防車が走ってくると、同じ車線の車は一斉に路肩に停車して通り過ぎるのを待つ。反対車線の車も、真ん中側の車線を空けて片側車線に密集する。交通マナーが発達している社会なのね。

・レンタカー屋で”NISSAN相当の”コンパクト車を借りたら、ヒュンダイのセダンだった。アメ車っぽいデザイン&小回りの効かなさ。日本車より断然シェア高い。

・カフェやレストランの飲み物に付くのは、プラスチックではなく紙製ストロー。スーパーで買い物しても、紙袋(取っ手がなく持ちにくいけど)。環境意識高いわー(日本が低いのか?)

・食事はローカルB級飯が楽しい。葉村サイミンのSpecial Saimin(全部乗せ麺)は、素朴なワンタンそば。焼き鳥ぽいチキンBBQも、甘辛ソースがうまかった。

Tip Topのオックステールスープ。コラーゲンたっぷりの牛骨スープに刻み生姜とパクチーがてんこ盛りで、お肌に良さげなベトナム風味

シュリンプステーションの”Got Garlic”は、ニンニクたっぷりの白ワインソース。とにかくエビがでかくてプリプリだす〜

・ちなみにB級メニューでも一食あたり10ドル程度して、2人で税金+チップまでいれると30ドル超えたりする。吉牛とか日本の外食が安すぎるのか? そりゃインバウンド増えるわなー

・山が多いせいか、ちょっと移動すると天候が激変する。朝晴れてたのに30分車で走ると豪雨とか。自然の形態も、島の東は緑の濃い熱帯雨林的景色、西は赤土で乾燥した景色に変わる。これは西部のワイメア渓谷展望台。日光いろは坂も真っ青なワインディングロードをひたすら登った末にたどり着くと、地平線が一直線に続く中、恐竜が出そうな圧巻の景観が広がっております。

・ナパリコーストのクルージングツアーに参加。客層は白人の裕福そうな老人が中心。30分ほど航海した後キャプテンからアナウンスがあり、「良いニュースと悪いニュースがあります。悪いニュースから話すと、当船は機械的な問題が発生したたため、ここからポートアレン港に引き返します。良いニュースは、無料でスケジュール変更・他のツアーへの振替をご利用いただけます。都合が合わないお客様にはリファンドさせていただきます。ご迷惑をおかけして申し訳ございません、皆様のご理解に感謝します。それではもういちど、アローハ!」。最後のアローハは、心なしか元気がなかった。

・ポートアレン港には、日本語が書かれたボロボロのブイが展示されていた。東日本大震災の津波で流された福島県小名浜港のブイが、ここまで流れ着いたらしい。おまえ遠路はるばる、よくここまで来たなあ。

結論:カウアイ島は海と山に囲まれて、ゆったり過ごせる場所です。ショッピングやエンターテインメントには乏しいけど、そんなのはホノルルで十分なわけで。うつくしい夕暮れに、浜辺で潮風に吹かれながらビールが飲める島。他に何が必要だろうか?


#ハワイ #カウアイ島

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