グロース市場IPOメモ(2024年2月)
こんにちは。ビビッドガーデンのゆたく(@yutak824)です。
今年からグロース市場にIPOした企業の個人的な備忘録をnoteに残していこうと思います。
ただの備忘録でしかないので鋭い分析などはありません。笑
IPO企業の概要を掴むものとして見てもらえると嬉しいです。
基本的には有価証券届出書と成長可能性資料を眺めながら記録してます。
2024年2月のグロース市場IPO企業一覧
Veritas In Silico
2016年設立、約8年での上場
公募時価総額は63億
公募価格からの初値騰落率は+100.1%。 同時価総額は126億円
事業内容
mRNAを標的とする低分子創薬および核酸創薬のプラットフォーム事業
バイオテク企業です。
沿革
業績
N-1期まで赤字
トップラインは前年比3倍超
N期は黒字化
トップラインも前年比約2倍
資産の内訳は9割超がCash
役員
取締役管理本部長は、公認会計士で新日本監査法人出身
社外取締役は1名
機関設計は監査役会設置会社で、監査役会の構成は弁護士1名・会計士1名を含む定番パターン
株主
代表取締役は約23%保有
社内取締役はそれぞれ生株も保有
その他
証券会社:みずほ証券
監査法人:東陽監査法人
VRAIN Solution
2020年設立、約4年弱での上場
公募時価総額は302億
公募価格からの初値騰落率は+73.5%。 同時価総額は524億円、予想PERは155.7倍
事業内容
製造業向けAIソリューションの提供
沿革
4年弱での上場ということもあり超シンプル
業績
1期目から売上高1億円かつ黒字
申請期は売上高14億円・営業利益約5億と高い成長率
役員
代表取締役はキーエンス、エムスリー等を経て会社設立
取締役コーポレート部部長はみずほ銀行出身
社外取締役1名。監査役会の構成はこちらも弁護士1名・会計士1名を含む定番パターン
株主
上場前株主構成もシンプル
(筆頭株主の会社は代表の資産管理会社です)
その他
主幹事証券:SMBC日興証券
監査法人:監査法人A&Aパートナーズ
光フードサービス
2009年設立、約14年での上場、本社は名古屋
公募時価総額は26.3億円 、予想PERは11.9倍
公募価格からの初値騰落率は+119.9%、同時価総額は58億円、予想PERは26.3倍
事業内容
立呑み居酒屋を中心とした飲食店の展開
沿革
飲食店一店舗からのスタート
業態を多角化しながら店舗を拡大
業績
コロナ禍で一時売上が落ち込むも2022年11月期より大きく成長
役員
取締役管理部長は税理士事務所出身の税理士の方
監査等委員会設置会社
株主
筆頭株主の会社は代表の資産管理会社
上場前の株主構成は役員のみ
SO発行無し
その他
主幹事証券:東海東京証券
監査法人:仰星監査法人
店舗ビジネスにしては監査報酬が安い印象
Cocolive
2017年設立、約6年での上場
公募価格での時価総額は51.9億円 、予想PERは32.6倍
公募価格からの初値騰落率は+124.2%、同時価総額は116億円、予想PERは73.1倍
事業内容
不動産業界向けマーケティングオートメーションツール「KASIKA」の開発、顧客への提供その他関連する業務
沿革
沿革にISMSといった認証系を記載する会社が多い印象
業績
5期目で黒字化
売上高も高い成長率
役員
代表取締役はNTTドコモや楽天などを経て企業
取締役CFOは監査法人トーマツ出身
監査役会設置会社
(役員一覧は、取締役CFOと監査役2名がトーマツ出身者。私の古巣なので印象に残りました。笑)
株主
代表取締役は約半分の持分比率
取締役プロダクト部門長が12%保有
その他
主幹事証券:SMBC日興証券
監査法人:監査法人FRIQ
中小監査法人の監査報酬が比較的安価です。
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