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コトに向かうということ

<戦友>
人や自分ではなくコトに向かう。

これが南場さんの言葉だということを知ったのはつい最近のことです。同じ会社に勤めるメンバーのWantedlyインタビュー記事でこの言葉の背景を知りました。一旦知ってみると、あらゆるDeNA出身の起業家のお話や記事でこのことがたびたび参照されています。

人ではなくコトに向かうについて、南場さんはこのように語っている。

誰についていくとか、誰に評価されるとか、あるいは自分ができる、できない、もう少し成長していかないといけないのではないか。そういうことに意識を向けるんではなくて、純粋はチームの目標や自分の目標に向かって、それに本当に集中してみると、すごく充実した人生が送れるんじゃないかと思います。

私たちは全員ことに向かう

どんな考えもそうであるように、ことに向かうという考え(Belief)は具体的な行動(Action)にしなければ意味がありません。

僕が思うに、コトに向かうに対するActionとは、(1)戦略>計画>管理>業務が常にMissionやVisionと繋がっているのを確認することや、(2)MTGから飲み会までMVV(Mission/Vision/Value)と具体策がいつもセットで出てくることや、(3)SNSで生き様や主張を発信して落合陽一の言う「自分のポジションを取り」にいくことなのではないか。そう思います。

コト(社会)と組織と個人

組織というのはむかっているコト(=実現したい社会)が同じで、かつある価値観を共有する集団である。人が集まったときに1+1を2以上にするためにも明文化されたValue Statementやそれが具現化された語り継がれるエピソードが重要である。毎朝掃除をするとか来客者に挨拶をするなど些細な部分にこそこれは現れる。

また、社会・組織・個人視点での方向を合わせていくのがOKRでもある。

そしてこれらすべて(MVV/OKR)は柔軟に変化を受け入れるべきものである。

人に向かってはいけないのか

コトに向かっている人達はお互いに傷を舐め合うこともないし、馴れ合いでも同調でもない。手段として厳しい指摘もする。
でもそれは冷たいとか無関心ということではない。
彼らには死戦で互いに背中を預けられる信頼があり、仲間がピンチの時に力を惜しまず助ける優しさを持っている。

こういう文脈においてコトに向かう人はヒトにも向かう。

コトに向かうではなく「戦友とコトに向かう」というコトなのだと思う。


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