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霊性開発のきっかけと霊性学


1.霊性開発のきっかけ

 21才のある日、瞑想をしているときだった。何の感情も抱いていないのに、突然涙が流れる。叱られながらも愛のエネルギーが奔流のように入り込むのが感じられた。
 その日を境に、人の思いや将来の出来事が映像や音声を通して伝わることが多くなっていった。
 ただ、理解してくれる友人を除いて、このことについて話すことはほとんどなかった。感覚が外に開かれるほど、喜びにも苦しみにも敏感になる。
 2、30代のときは仕事の傍ら、宗教や哲学の本を読んだり、山や滝など自然のエネルギーを体内に取り入れたりして過ごした。
 20代はその感覚を必要な分だけ解放するのが難しかった。人と話していると相手が今後発症するがんの場所が影として見えたり、意外な本音が聞こえるときもあって、気が滅入ることもあった。
 一方で、無邪気な人の心の声は地声とは別種の美しい響きをもっていた。
 思えば、病人に無報酬で浄霊をしていた祖母の影響があった。彼女は心を匂いとして感じる体質だった。心のきれいな人といると、花のようなかぐわしい香りに包まれると話していた。私も自然と、病気や悩み、時に幻覚・幻聴を訴える人などにエネルギーを送るようになった。
 20代は低級霊が関わってきたり人の負の感情に影響を受け、体調不良になりやすかった
。その頃から、友人に憑依して下品に笑っている老婆の地獄霊や町中にいる悪意のない浮遊霊などを浄霊するようになった。一方、守護神に感謝を伝えると慈しみの思いが胸に広がり、愛の偉大さも知った。
 30代は個人経営がなかなか安定せず、自信を失っていた時期だった。その中で、状況を打開しようと模索していた。軌道に乗り自信を取り戻した頃には、既に10年ほどが過ぎていた。ただ、苦しむ姿を見守っている存在が感じられ、停滞している間も心は変わらなかった。
 30代以降は善霊との通信が増え、言葉や映像を通して学びを得ていた。より高次の存在とは直観的なエネルギー受信の形をとった。
 話す内容によっては「言ってはいけない」と止められたり、帰郷を躊躇した時「帰りなさい」と諭され、2年後仕事が安定したこともあった。

2.霊性と魂

※霊性とは
・特定の組織宗教への信仰の有無を問わない宗教意識
・徳を積んだり、反省や祈りを欠かさずにいると目覚め始める
→社会や人に対する洞察が深まり、危機を未然に察知するなど先を読む力が養われる
・理性や感性で捉えられない認識をもたらす→人間を超えた存在への信仰心が自然に芽生える

※霊体と魂
・地球人は肉体の周りに幽体と霊体を2層状態でもつ
・地球に関与する異星人は幽体のみの生命体で、死後は宇宙エネルギーと融合する
・霊体は幽体よりも高振動のエネルギーで、霊界での生活に必要
・霊体で構成される魂は全身に分散していて、死後3日~3ヶ月で固定化し、霊界へ移行する

※認識と魂
・陰徳を積んだり、悪想念が出る度に反省したり祈りを習慣にすると、魂が向上していく
・魂は肉体人間と別の独立した意識をもつ
・魂に感謝の思いを伝えていると、よりよい選択をするよう導かれる
・五感知覚を超えた認識は主に魂による感知や洞察、直観などの思考エネルギーから生まれる

3.心と3つの思考箇所

※心とは
・心は胸にあり、素粒子より微細なエネルギーで構成され、喜怒哀楽や洞察、決断を司っている
→記憶や論理思考を担う脳とは別の思考場所で、加齢で能力が低下せず成長させられる
・守護霊団や向上した魂のメッセージをテレパシーや映像、閃きの形で受け取る時、それらは胸の位置に表れる
・胸にある心で考え、祈る習慣をつけると心が成長していく
→頭脳で祈っても、思考エネルギーが弱く守護霊団に気づかれにくい
・物質の頭脳と幽質の心では、思考の質や働きに数十倍ほどの差がある
・見守る存在からの導きは頭ではなく、心に送信されていて、意識を胸に下げると開封できる

※3つの思考箇所
・人の思考箇所は頭脳、心、魂の3つある
・肉体人間が管轄する頭脳と心は魂の出先機関になっている
・自我や理性主体の頭脳ではなく感性主体の心で考える習慣をつけると、魂の意志に沿いやすくなり、より高次の判断が可能になる
・心の濁りを薄めていけば、答えは既にあると気づく

4.霊界の構造

※霊界の構造
・霊界は天地創造の神が存在する大元の世界を根源に、大別して5つの次元がある
・死後ほとんどの魂は一旦幽界に留まった後、一段上の善霊界か地獄界に移行する
・一挙に神界に達し、神霊になる魂も少数いる
・地獄の上層には唯物論者だが心優しい霊や、反省し上界に昇っていく霊もいる

※霊界と人間界
・霊界に帰ると波長一致の法則が厳密に働く
→同質の人たちが集まって生活する
・この世は清濁混合の世界で、基本的に霊界よりもはるかに成長しやすい
→霊界では肉体という媒介器官がないため、人間界のように霊格の高い魂や守護霊、数多く存在する神霊などと直接交流することが難しい

※霊界での生活
・嘘偽りは通用せず、本音の心が現象化する
→善人はさらに善良になり、悪人は凶悪化しやすい
・この世的な道徳心よりも、主に神への信仰心、高次の霊界や魂に対する認識力、徳などで居住地が決まる

※神界の影響
・守護神に守られている人は▽先祖や守護霊団の一部が浄霊によって神格を得た▽徳を積んだ一族の子孫であり、守護霊や本人の魂の霊格が元々高い▽神霊と交流して継続的にエネルギーを受けている―などの特徴がある
・彼らは修行で高い水準を求められ、大きな喜びも苦難もともに味わいやすい
・神社仏閣に祀られている神仏のほとんどは架空の存在で、祈っても神界霊や善霊の加護を得られない
・高級霊が実在する宗教施設や祠からは浄化エネルギーが放射されている
・霊は向上するにつれ、人間界への関心が薄れる
→深い信仰心があれば、神霊の力を吸収でき、魂が向上していく
・神霊のエネルギーを得るには深く関わる縁が不可欠で、先祖や自分が人助けをしていて大量の徳を積んでいる必要がある
・縁がなければ、神霊がすぐそばにいても気を感じられず、力の吸収や思いの交流ができない
・真の神の社はパワースポットなど外側にではなく、私たちの胸の内にある

※善霊界の影響
・この波動の影響を受けるほど、霊性や心の探究、社会貢献、芸術などに関心が強まる
・志をもって行動すると、本人の頑張りを支えようと、守護霊団の働きが強化されたり増員されることが多い
→前まで辛かったことがそれほど苦にならなくなり、考え方が前向きになり幸運を得やすくなる

※幽界の影響
・幽界は宇宙人や死後年月を比較的経ていない霊が属している
・上層には善霊界があり、下層には地獄界がある
・宗教やスピリチュアル関連の本の他、霊能力を使う占い、加持祈祷、ヒーリングなどの大部分は善霊界中位から地獄界上位の感応を受けていて、幽界から最も影響されている人が多い
・幽界下層の波動を強く受けていると、幽界以下の低級霊に同調して不快な霊視や霊聴が起こったり、病気にかかりやすくなる
・幽界上層の波動を受けていても、善意の宇宙人との交流以外、利点はほとんどない
→些末な未来予知や霊感によって幽体が汚れたり、善霊界以上の波動を感知しにくくなって向上が難しくなる

※地獄界の影響
・魂と守護霊の力が弱いために心の管理が不十分になり、地獄霊に直接及び霊線上で1体以上憑依されている人が全体の大半を占めている
・独特の不快な周波数を発していて、不気味な姿や音声、ヘドロのような悪臭、苛立ち、不安感を胸中に感じることもある
・怒ったり不安になったとき、彼らの憑依霊が力をもって悪循環を引き寄せやすい

※宇宙人と霊
・宇宙人からの教えには霊界についての説明があまり見られない
→魂の有無が原因にあり、同じ非物質的な領域といっても、別次元の世界になる
・私たちにはいずれ訪れる霊界についての学びも必要
・高級霊からの教えは宇宙人よりも射程が長く、霊になってからの生活に重きが置かれている

5.幽体と霊媒体質

※幽体の役割
・幽体は肉体と重なり合っていて、魂と肉体との連結媒体であると同時に、他の霊との仲介役もする
→色々な霊や宇宙人の波動を捉えて、それを魂に伝える
・現在、主に低級霊の影響によって幽体が傷ついている人が多い
・死を迎えるとき、幽体と魂が一緒になって肉体から離脱する

※霊媒体質とは
・健康な人の幽体はその霊的密度が薄い
・霊感がある人の多くは幽体密度が濃く、本人に悪意がなくても低級霊の波動に共鳴している
→高級霊の通信は必要なときに必要な分だけ与えられる
・霊媒体質は先天的なものと、霊能開発や薬物依存、宗教団体や霊能者によって促されたものがある

6.守護霊と神霊との縁

※守護霊の実際
・当人の霊格の低下によって、守護霊が支援できなくなっている場合も多い
・神界にいる守護神が出ている人もいるが、人間の霊視に映ってくることはほとんどない
・守護霊の働きを補佐する霊もいて、彼らもよりよい道に導こうとしたり、低級霊による干渉を防ごうとしている

※信仰と縁
・現代人のうち、6~7割が地獄界に向かう現実がある
→今後は地球人の霊性進化によって、その割合が減っていく
・信仰心があれば必ずしもよい訳ではなく、架空の神仏であったり、開祖が地獄で苦しんでいる場合もよくある
→実在する神霊との縁は徳を積み、業を解消していくことで表れる

7.真偽の選別

※生は一度きりの永遠
・多くのスピリチュアル関係者が語る輪廻転生は実際には存在しない
→ 過去世を霊視したり、自分が思い出したように感じることは霊自身の記憶が人の思念に流入した結果、起こっている
・私たちは皆神の子であり、現世を旅立った後、紆余曲折はあれ、霊界で永遠の愛と幸福を得る

※真偽の選別
・動物霊は存在せず、そうした姿に変化した人霊か、動物だと思い込んだ人霊の表象を感じ取っている場合が多い
・水子の祟りもあり得ない
→成人近くの霊でなければ、人を苦しめたり憑依する力をもたない
・先祖供養の儀式の多くが形式行事で、一部を除いて先祖の霊層は変わっていない
・宗教やスピリチュアル関連の情報は低級霊や悪意ある異星人由来のものを大量に含んでいる
・光側を装い最終的に嘘を織り交ぜる情報に触れると、負のエネルギーを吸収する
・発信者の多くは利用されている自覚がなく、善意から活動している
・心の浄化が光と闇の選別を可能にする

8.生き霊と念

※生き霊と返り念
・人から過剰に憎まれたり、妬まれたりし続けると、相手からの単なる加念障害に留まらず、生き霊となって付着することがある
→特に仕事や金銭、恋愛面での問題があるとき、発生しやすい
・ただし、相手の念よりもその人の精神エネルギーの方が強かったり、高き守護神に守られている場合、相手に返り念現象を引き起こす
・返り念とは恨みや嫉妬、地位・金銭・異性への執着などの念がその人に受信されることなく、それを送った本人に弾き返されることをいう
・そうなると、相手は自らが発した負の念を浴びて運気が下降し、精神面に暗い影を落としたり、病気を発症したりすることになる
・相手の意志力が同等以下で、念が跳ね返らず相手にダメージを与えた場合でも、その念はそこで消滅せずに発した本人の元に返ってくることがほとんどである

9.運命を生み出す徳と業

※運命と神の道
・人生の8割以上は運命で決まっている
・幸不運や天職、結婚、寿命は一人一人、上限と下限があり、概ね3段階に分かれている
→残り2割の生き方がどれほど神の道に適っているかで決まる
・近い未来ほど、結果が確定していく
→最善を尽くした後の成否は既に出ていると安心できる

※徳と運
・運の大元である徳を積むと開運する
・私たちは先祖から受け継いだ徳のほか、今まで人を幸せにしてきたエネルギーや人から受けた感謝の総量など後天的な徳を幸運に変換して消費しながら生きている
・結婚したら相手に尽くしたり、大金を得たら親孝行や慈善活動をすると、幸運がいつまでも続く

※徳積みと業の解消
・徳は喜んだ分だけ消えていく一方、業は苦しんだ分だけ消えていく
・徳の蓄えがある人にとって、ある程度の不運や停滞はあった方がよく、後の発展への種まきになっていることが多い
・業が少なくなると、培った徳により人生は好転する
・反対に、徳を積んで開運して順風満帆な人生を送っていて、苦難をあまり経験していない人は業の解消があまりされていない
・その場合、晩年に業が一気に出てくるか、霊界での生活に業が引き継がれて霊層が下がることになる
・苦しいときこそ人のために生きれば、普段よりも徳が積まれ、業が減っていく
・徳積みと業の解消を同時にするのが最良の生き方になる




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