バズってた「チームラーニング」をやってみたら、チームの生産性上がりそう
きっかけはこのツイート
実際にチームでやってみた
10月からマネージャを拝命したので「これは自チームのみんなでやりたい!」と思い、とりあえずみんなが空いてる日時でカレンダーを登録。開催当日の今日を迎えるまで、特に準備はせず。とは言え、ふわっと話すだけではもったいないなーと思い、↑のツイートを深掘りするとこんな情報が。
ふむふむなるほど。でもチームラーニング中は自分の話をするよりも、みんなの話を聞きたいから、先に自分のことは文章にしておくか。ということで、30分くらいでバーっと書いた自分の取扱説明書はこちら。
自分の取扱説明書を書いた
@yuta_BNBNの取扱説明書
コツコツ仕事を進めるより、集中力があるタイミングで一気に仕事をすすめるタイプ。2割の時間で8割の仕事を終らせる。一日の最大集中時間は多分2時間が限度。残りの時間はMTGとかで、高い集中力がなくてもできる仕事をしている。
①働く時間
オフィスにいるのは10時-18時くらい。18時以降は子供のお世話をするために帰る。一番頭が冴えてるのが午前中。ランチ後はお腹いっぱいで眠くて、夕方はもう疲れて集中力低下していることが多い。
②場所や環境
概念整理・業務整理は得意だが、物理的な整理整頓は苦手。汁・虫は嫌いなので掃除するが、ホコリは割と放置しがち。濡れてなければ汚れてないくらいに思ってる。
③コミュニケーション方法
自分のスタイル
・年上相手でも、年下相手でもフラットに話をできる関係が好き。年上をよいしょするのも、年下をマウンティングするのも好みではないし、それを他人がやってるさまを見るのも好きではない。
・みんなが自由意志で行動してるけど、全体としては成果が出ている状態が理想。
・自分が想定していたよりもいいアイデア、いいアウトプットを見るのが好き
・仕事はあくまで人生の一部なので、仕事のできるできないで人間の価値を測らないように気をつけてる
・突き詰めると人生は運ゲーム。能力が身についたのは良い学校行けたから、良い学校行けたのは努力できたから、努力できたのは親の教育が良かったから、その親の元に生まれたのは単に運が良かったから。
・能力の高さを自慢する人、能力の低さで他人をバカにする人は優しさと知性が足りない。周りよりも自分の方が出来ることがあるなら、その能力を使って周りを助ければいいだけ。あとは自分ができない時に、誰かに助けてもらったことを忘れてる。
仕事上でのコミュニケーション
文字に残しておきたいタイプ。記憶力の低下が著しいので、文字に残されてないことは完全に忘れる。あとは伝えたい目的に応じて、一番伝わりやすいフォーマットを選ぶのは得意。仕事の話は基本的にオープンな場でしたい、人間関係の悩み・評価・給与の話以外は密室ではしたくない。最近影響を受けたのは、サイボウズ社長青野さんの考え方。
悩み相談
人間関係の悩み相談は対面が良い。文字だと伝わらないニュアンス、表情、声色なども重要な情報。
自分で認識している弱点
・好不調の波が大きい。集中している時、油断している時の差が激しい
・眠い時、おなかすいてる時、具合が悪い時は全然仕事できないし、あまり頭に入ってきてない
・納得していない仕事・やらされ仕事をやっている時は、全くパフォーマンスでない
・メンタル・肉体が強靭ではないため、もろい部分ある。メンタルやられた経験ある
MTG
・物事を前に進める系のMTGは粗くてもいいので、Agendaを決めて進めるタイプ。時間前にAgenda消化仕切るとMTG上手く行ったと思う。
・ブレスト系はゆるくやってもいい派
チームへの要望
・悪い情報、考慮漏れ発覚、予定変更に迫られる事態ほど早く共有して欲しい。上手く行ってる時はMgrは必要ないと思っていて、困難に対処するのがMgrの仕事。仕事をさせてください
・タスク振られて10分考えてもよく分からなかったら、質問してください。10分考えてよくわからんことは1日経ってもわからないし、わからん指示をした方の責任でもあるので。
・できない・知らないことは、どんどん表明して欲しい。出来るようになる方法を知ってる人もいるし、誰か代わりにできる人もいるし、全てを1人の人格ではできません。
みんなも自分の取り扱い説明書を書いてくれた
↑で書いた文章を開催2時間前くらいに共有したら、メンバーのみんなもこのフォーマットに沿って自分の取扱説明書を書いてくれた。みんな書くの早くて、30分もしないうちに結構読み応えある文章が出てきた。読んでると普通に面白い。へー、結構自分と似たところあるねえとか、それは知らんかったみたいな情報が出てきて、読んでるだけで結構有意義。
社内Slackの様子(かわいいスタンプをもらいましたw)
みんなで話す時間は取扱説明書を深掘り
当日の思い付きで取扱説明書を作ったのに、結局参加者みんなが作ってくれた。これがとても良くて「書いた内容を深掘り」とか、「書いた場面がすぐ発生」とかがあって、何もなしでやるよりもお互いの理解が深まった気がする。例えばこんなやり取りがあった。
Aさん「yuta_BNBNさんが好不調の波が激しいって書いてますけど、不調の時はどんな感じになるんですか?」
わい「まず表情が冴えないかなw それに脳が回転してないから、返答が遅い。表情に出ちゃうから不調の時になったら分かると思う」
出前で頼んだピザが遅れた時
わい「おなかすいてる時、全然仕事できないって書いたじゃん?もう俺いまスッゲーイライラしてるもん。くっそー、ピザまだかなー。」
みんな「確かにw めっちゃイライラしてるの分かるw」
マネージャが真っ先に自己開示するのが大事
やってみて思ったのが、マネージャが弱みとかできないことを真っ先に自己開示すると、参加してるみんなも自己開示しやすくなるのかなと。年上・職位が上の人が先にくだけた感じを出すと、場の雰囲気は柔らかくなる。逆に年上・職位が上の人が「俺すげーだろ」というドヤモードに入ってしまうと、みんな自己開示しにくい。たくさんのチームを経験して思うのは、上をいじってもOKなチームは良い雰囲気だし、発言の自由度が担保されてるから問題の検知&修正が早い。
秘密は減らしてオープンネスに
↑はジョハリの窓、というフレームワークだがチームラーニングは3.秘密の窓を開ける効果がある。人は予期せぬ事態にストレスを感じがちなので、事前に情報を開示して周りの人が自分の行動を予測しやすくなるのはとても大事。周りは予測可能範囲が広がる分だけストレスを感じにくくなるし、自分もその分行動がしやすくなる。自己開示をすることで、周りがより自分を理解してくれて居心地が良くなり、居心地の良さはパフォーマンスの出しやすさに繋がる。
自他共に知っている部分を増やすと仕事しやすい
書いた図の通りだが、開放の窓の面積を広い人ほど一緒に仕事をしやすい。職場だけでなく、人間関係で一番めんどくさいのが「この人どこに地雷があるのか全然読めない・・・」という状態だ。関わるのがめんどうだと思うと会話は自然と減るし、会話が減ると仕事のアラートがお互いにキャッチできなくなってしまう。アラートがキャッチできないと、案件は炎上に向かってまっしぐら。スムーズに終わる仕事はどの職種にも存在せず、仕事を上手く進められる人は早期に問題を検知&対処できているだけ。
なので、早期に問題検知するために「この人はどう関わればいいか分かりやすい」「気を使わなくて良い」と周りに思ってもらうことが本当に大事だ。チーム全員が開放の窓が広い状態だと、問題の早期検知・対処が進むし、仕事の成功確率は高まる。
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