お金はただの”紙”・・・本当にただの”紙切れ”だった
「お金はただの紙切れ」
「お金自体に価値はない」
こんな言葉を耳にしたことがある人は、結構いるのではないでしょうか。
私もその一人です。
ですが、その真実を体験した数少ない一人だと自負しています。
今回はそんな私の実体験をもとに、お金について考えたいと思います。
ぜひ最後までご覧ください。
お金は命を救ってくれないとわかった日
私は荒れる天候の中、海のど真ん中でヨットに乗っていました。
天気予報のチェックミスによって大荒れの予報を見逃してしまい、出航してしまったからです。
しかしこの出来事が、お金について深く考えさせられるきっかけになりました。
荒れる海のど真ん中
大雨、高波、暴風が襲う中、目的地の港の灯台の姿も見えず10時間近く航海していました。
寒さと恐怖から体力がどんどん削られ、舵を握る手にも力が入らなくなってきました。
「今、海に飛び込んで⚪︎んだ方が楽なのではないか」
そんな考えが頭に思い浮かぶほど、体力も精神も限界でした。
周囲は360度海、立ち寄れる港もない、遠くにぼんやりと見える陸地の灯り。
陸地で安全に過ごせていた毎日や、当たり前のようにあった人とのつながりが奇跡のように感じました。
お金があっても誰も助けにはこない
いつもなら何か困ったことがあれば、お金を支払いサービスを受けることで大抵の悩みは解消できます。
事故にあってケガをしても、病院に行けば手当てをしてくれます。
しかし海の真ん中で、周りに誰も人がいない状況ではそれは不可能です。
どれだけお金があっても、まったく意味を成しません。
このことを感じたとき、私のお金に対する価値観が大きく変わりました。
そして、このような思いが芽生えるようになりました。
「お金は、人がいるから成り立つのだ」
「何かを与えてくれる人がいるから、お金は価値を持っているのだ」
人それぞれ価値観は異なるため、賛否両論があることは承知しています。
しかし私は、お金は”人”だと感じることができたこの経験を大切にしたいと思っています。
そして、自分がお金を支払うときには、その向こうに”人”がいることを意識し、感謝の気持ちを持って支払うようにしています。
お金はただの”紙”です・・・本当にただの”紙切れ”です。
お金自体は何もしてくれません。
本当に価値があるのは”人”です。
人が助け合っているから、私たちは生きているのだと実感しています。
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