見出し画像

早すぎる

 今回の部員日記は経済学部2年横田優太が担当させていただきます。

 時の流れは早いもので長かった春休みも終わりを迎えようとしています。私は今留学中で初めはいつ帰れるのか、や日本が恋しいな、と思っていましたが、残り一週間ともなるとこの土地に愛着のようなものも沸き始め、少し寂しくなってきました。出会ったクラスメイトやルームメイトとの別れも少しつらいものがあります。

 知らない土地ということもあり、毎日面白いことがありますし、ハプニングもあります。

 私のルームメイトは8人中4人が歯医者らしいです。みんなイスラム教の人たちです。よくわからないような食べ物をいつもくれるのですが、最初は何だこれと感じていたものも、今では案外いけるなと感じるようになってきました。虫歯になっても安心です。

 私の住む場所の近くに治安の悪い地域があるのですがそこをバスで通った際に若者二人がバス内で女性に強盗をしていました。普通に恐ろしかったです。学校のインターン生も他の場所で携帯を盗られて走って逃げられたそうです。

 クラスでも最初は名古屋や金沢から来た日本人としゃべることが多かったのですが今となっては一番仲がいいのはトルコ人かコロンビア人です。コロンビア人はコロンビア空軍のパイロットだったらしく、トップガンで見たような飛行機の写真をたくさん見せてくれます。

 この前に街中で映画の撮影に遭遇したのですが撮影していたのはティモシーキャラメでした。こんな大スターに会えるなんて夢にも思っていませんでした。

 放課後にアメリカンゴットタレントの無料観覧に行くとサイモンコーウェルと握手ができました。僕の愛してやまないワンダイレクションの生みの親、といっても過言ではないような存在と握手ができてしまうなんて夢のようでした。

 都市部ではホームレスがいたるところで放尿をしています。この前空港で見たときにはガラス越しでしていて、動物園のような感じでした。本当に汚いのでやめていただきたいと思います。

 いい体験もしたくないような体験もしましたが、本当に来てよかったと思いますし、挑戦してみてよかったと感じます。挑戦したことによってこれらの経験を手に入れることができたんだ、と感じました。

 日本ではできないような貴重な体験をたくさんすることができて今の状況には感謝しかありません。家族や部員の皆様などなど、本当にありがとうございます。このような見知らぬ土地での体験を通して、私は間違いなく変わり、視界を広げることができたということができます。

 その一方で帰国するにあたり日本での生活にうまくシフトできるか、馴染めるかというプレッシャーをひしひしと感じ始めてきました。部活動、学校生活、就職活動、など挙げだすときりがありません。週に2,3回ほど、悪夢を見るような生活になりました。

 しかし、そのようなプレッシャーに負けず、ここで学んだように全てに挑戦の姿勢で全力で向かっていきたいと思います。そうすることでいい経験も悪い経験も待っているとは思いますが、悔いのない結果を残すことができると感じました。

拙い文章でしたが、最後までお読みいただきありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?