PowerAppsで業務アプリを作ろうとした結果
無料で作れます(ウソではない)
MicrosoftのPowerPlatformの一つである
PowerAppsを使って業務効率化を考えたときのお話し
プロトタイプとして作ったモノ
やろうとしたこと
商品情報をスマホから簡単に参照出来るようにした
既存の社内デバイスにも同じような仕組みはあるが、
直近のレコードしか参照出来ないため、
不便な思いをしたことから解消したいと思った
仕組みとして考えていた内容
致命的な問題点に気が付く
その1:ライセンスについて
作ったアプリを使ってもらう際に、PowerAppsを使うことの出来るライセンスが必要となる
自身と同等のライセンス契約をしている人は追加コスト無く使用が出来るが
ほぼ使用権の無いライセンス契約となっていたため、雪だるま式にコストが増えてしまう
例えば…
一番安い使用権付きのライセンスは一人当たり月額500円程度とのことだが
使用者が仮に1,000人いる場合には 500 × 1,000 = 500,000
月額の使用料は50万円となる(笑)
その2:データソースについて
SharePointのリストをデータソースとしてプロトタイプの作成を進めたが
レコードが5,000件を超えた際にエラーが発生し、使用できなくなった
この問題を回避するためには、Office365版ではないライセンスが別途必要になるため
結局高額なコストを支払うことになってしまうようだ
無料のSQLサーバーで出来ないかとも考えたが、そこもきっちりと抑えされているようでした(笑)
コストに見合うだけの生産性とは
企業の売上金額のうち2割程度が利益だと仮定すると
上記のコストに見合う売上金額の増加分は
少なくとも月2,500,000円以上の増加が無ければならない
(もちろん効果と費用がイコールでも意味無しと見做されるだろう)
もしくは発生するコストを月50万以上削減するという見方でも良いが
時間短縮や効率化によってコストは減るとは限らないのが難しいところです
どんな組織にならおすすめ出来る?
ずばり、使用する人の数が限定されていること です
雪だるま式にコストが増える仕組みなので、中小企業向け?なのかもしれない
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