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使い捨てしてたインタビューの議事録を集めただけで、副産物が生まれた話

みなさんこんにちは。株式会社リンクアンドモチベーションで
モチベーションクラウドのUX/UIデザインを担当しているmizoです。

各プロジェクトで行ってるインタビュー情報って散らばりがちですよね。他のプロジェクトで実はすでに聞いて解決していたが気付かずに再度インタビューを行っていることなどよくあると思います。今回は開発チーム内で、議事録を一箇所に集約しただけでコミュニケーションが増えた話を簡単にまとめようかと思います。

要求・要件定義フェーズは顧客の課題の解像度を上げるためにインタビューをすることがたくさんあるかと思います。私のチームでも機会がとても多いです。ただ、インタビューの設定に苦労しているのではないでしょうか?特に先方との日程の調整は不確実なことが多いです。すぐ聞きたいのにやや先のスケジュールになってしまったり、先方のご都合でリスケになったりも多々あります。だけどその情報がないとプロジェクトが進まないなんていう経験はないでしょうか?

知りたい情報って本当に顧客しか持ってないですか?

あなたが知りたい情報がすでに他のチームやプロジェクトで明らかになっていることはありませんか?プロジェクトが違うから持っている訳ないと考えるはまだ早いです。特に同じプロダクトの顧客に対して行っているインタビューでは話が派生して自分の知りたかった情報がすでに話されていたこともあります。しかしチームやプロジェクトが分かれていたりすると、なかなか細かいインタビュー情報って共有したりとかできないですよね…

議事録を一箇所に集約してみた

そこでまずは同じプロダクトを扱ってるチーム横串でインタビュー情報を一つのスプレッドシートにまとめてみました。

議事録一覧

まとめている内容はとてもシンプルで、「いつ」「誰が」「どの顧客に」「なんの目的」でインタビューをしたかがメインです。これだけでも相当いろんな情報が集まってきます。自チーム以外でも結構インタビュー行ってるんだなと改めて再確認しました!次に出る問題が、「議事録を全部読む時間が取れない」とかが上がってくるのではないでしょうか。そのためシートには「学び・発見」という列も追加しています。ここでは、インタビュー結果から特に他チームの学びにもなるような情報を記載してもらっています。

最後にこの「学び・発見」の欄が思わぬ2つの副産物を産んでくれたので紹介して終わろうかと思います。

①普段インタビューに出向かないメンバーが閲覧するきっかけに

特に開発をメインで行ってるエンジニアが見てくれたのは大きな変化でした。普段から顧客理解に課題を感じながらも直接インタビューに同行するなどはできていませんでした。そのエンジニアから「議事録見たよ⚪︎⚪︎ってどういうことなの?」とslackが来たときは議事録集めてよかったなと感じました。また、新卒でオンボーディング期間の子からも「お客さんってこんなところに困ってるんですね」と感想をもらったこともあります。職種や経験年数関係なく有益な情報だなと改めて感じました。

②チーム間を超えたコミュニケーションが生まれた

実際に他のチームで行っていたインタビューの内容を聞きにコミュニケーションが生まれたこともありました。そこは普段は直接的にプロダクト開発はしていませんが顧客との設置面が多いチームでした。プロダクトの活用事例を聞いていたインタビューでしたが、ちょうどプロダクト側で改善しようとしてた機能の課題などを話してくれていたようです。新たにインタビューはせずに、お礼メールに合わせて追加の質問するという形で解決できたようでした。

最後まで読んでいただきありがとうございました!もっと詳しく話が聞きたい方などいれば、コメントやDMなどくださればお時間取りますのでお気軽にください!

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