【セミナーレポ】 ジェンダー政策について考える
先日こちらのセミナーにオンライン参加しました。
セミナーで感じたことや「ジェンダー政策」について考えたとこを書いていきます。
セミナーは選挙結果などのデータをもとにジェンダー政策やクオータ制などについて説明する内容です。
一番の学びになった内容は「相補的ステレオタイプ」や「好意的セクシャリズム・敵意的セクシャリズム」などのステレオタイプについてしっかりと分類されているということです。
日頃何気なく思っていることでもしっかりと自分の価値観のポジションを見つめることの重要性や学問的にアップデートしていくこと大事さを感じました。
セミナーのお話から日本の政治の問題点・改善点を2つ感じました。
1.政党の価値観・ポジションが明確ではない(発信できていない)
本来、政党とは根底にある価値観・政治的ポジションを持った上で個々の政策を提案しているはずです。
しかし、日本の政党はその価値観が明確ではない・または発信できていないと感じます。
例えば維新のように競争や自己責任という価値観がベースにあるので弱者に対してはそこまで優しくないなど、ポジションが明確な部分では政党のカラーが理解しやすいですが、多くの党が理解しにくいです。
原因は2点あると思いました。
1つ目は有権者側。そもそも日本人には、価値観のばらつきが他国ほど強くないように感じるので、あまりその部分にスポットライトが当たりません。
その背景は、日本人が多様な価値観を持ちにくい民族なのか、価値観や政治スペクトルの教育が十分でなく多くの人が理解できていないからなのかはわかりません。
2つ目は政党側。もっというと自民党。これはよく言われることですが、自民党のベースにしている価値観の幅が広すぎるのです。そのため、どうしても価値観の部分で重なりが生まれ、差別化しづらいために、その部分を明確化できず、政策などの枝葉の部分に注目させているのではないでしょうか。
2.個が強すぎる
1と重なる部分があるが、政党より政治家が前に出るケースが多い。
しかし、現在の政治システムでは政党を選ぶことにより政治を決めています。
しかし、政党の軸がしっかりしていないので政治家が前に出過ぎており、そこが選挙のわかりにくさの一因なのではないかと思います。
そのための対策として多選禁止が考えられます。多選を禁止すると政治家に依存することができないので結果として政党の軸がはっきりするように思います。
ジェンダー政策から話は広がりましたが、やはりデータに基づいた意見の重要性を感じたセミナーだったので、そのような情報収集をしていきたいと思います。
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