今年最初が引退レース
こんばんは。
今日いつものコースで練習をしていたら
「娘の練習を見てもらえませんか?」
と話掛けられたので、自分の練習後に少しだけ指導させて頂きました。
話を聞くと、その女の子は中学3年生。
コロナの影響で、大会は全部中止。
明後日が今年最初で最後のレース、つまり引退レースとのこと。
しかも無観客。
学校での部活動も制限されている中で、周りの小学生の遊び相手をしながら、母親と一緒に練習を頑張っている姿を見て、込み上げるものがありました。
このやり場のない悲しさや辛さは彼女にしか分からないし、それに関して何も伝えることが出来なかったけど、その状況で頑張っている姿に本当に尊敬しました。
私はその女の子が以前から同じ場所で何度も練習をしているところを見ていて、どんどん速くなって上手くなっているのを知っていたので、なおさら感情移入をしてしまったのかもしれません。
それと同時に指導の難しさを非常に感じました。
レースが明後日ということで、あまり深く話すことはできませんでしたが、どう言葉にして伝えるかが本当に難しかったです。
私を指導してくれた中学・高校の顧問の先生は何を考えていたのだろう。
私はその顧問の先生のお陰で成長することができ、最終的に北信越大会まで出場することができましたし、それ以上に走る楽しさや人間性についても学べました。
自分が指導してもらっていた時に、もっと指導者側の目線を先生から習得したかった、と心から思いますし、それを彼女に伝えたかったなと。
これを書いている間に日付が変わってしまいました。
明日が彼女にとって今年最初で最後のレース。
高校で競技を続けない場合、もしかしたら人生で最後のレースになるかもしれません。
明日、自分が納得できる走りを、そして願わくば良い走りをすることができますように。
3年間の仲間との努力を形にできますように。
最高の100mになりますように。
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