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選挙ポスター撮影記 沖縄編④

9月10日、沖縄滞在3日目。

いよいよ選挙戦の最終日となった。
沖縄本島で掲示されている
選挙ポスター掲示板は全て撮影することが出来たので

今日は沖縄知事選の候補者の生の声を聞きたいと思い、
候補者の居場所を探した。

各候補者の事務所の場所は特定していたので
まずは事務所を覗いてみようと
午前10時頃、サキマ淳さんの事務所を訪れた。

車も近くに停めにくく、中に入りににくい雰囲気があり、
結局、Twitterで情報収集することとにした。

すると目に飛び込んできたのが、このツイートだった。

ちょうど同じ頃、
ジャーナリストの畠山さんもサキマ淳さんを探していたのだ。
プロ中のプロでも見つからないのに、
私が見つけられるはずがない。

そう思い、作戦を変更。
サキマさんは打ち上げ式を狙うことにして、
下地ミキオさんを探すことにした。

下地さんのスケジュールはこのように公開されていた。

街頭演説は、午後2時10分。
ここに照準を合わせることに。

しかし、まだ4時間ほどあるので、
その間、他の選挙の候補者や応援弁士を探すことにした。

宜野湾市長選の街頭演説情報が入り、
那覇から宜野湾へ向かうことにした。

そこには、
れいわ新選組の山本太郎代表、大石あきこさん、大島九州男さんが
駆けつけていた。
宜野湾市議選の候補者であるプリティ宮城ちえさん、
宜野湾市長選の候補者であるナカニシ春雅さんの応援である。

国会議員の応援演説は、選挙の面白さの一つである。山本太郎代表が自ら車誘導する姿も見られた。

現場では、名刺サイズのこのようなものが配られていた。

演説が終わると直ぐに那覇へ戻った。
下地ミキオさんが来るであろう、首里中学校前を目指す。

到着すると街宣車が停まっているが、
本人不在でスタッフだけだ。

私以外にギャラリーはいないが記者が4名集まってきた。
数分すると、白いバイクに乗った真っ黒に日焼けしたオジサンが
颯爽と登場したのだ。

下地さんだ。

こんな登場を全く想像していなかったので
度肝を抜かれた。

街宣車の天井に立ち、車が行き来する道で
大演説が始まった。
演説が終わると下地さんは自転車にまたがった。
「頑張ってください!」と声をかけると
「仲間は?」と笑顔で答えてくれた。
沖縄ナンデスのタイダイTシャツを着ていたので、
完全に別の人と間違われたみたいだ。
数秒で説明することは不可能だと思ったので
「(今日は)別です」と答えると、
下地さんはニコッとして颯爽と自転車で消えていった。

次は、玉城デニーさんとサキマ淳さんを追うことにした。

夕方、県庁前に玉城デニーさんの演説があると
情報を入手していたので、会場を訪れた。
のぼり端を持った多くの人達が参集している。

私は報道陣の真裏のスペースにビデオカメラをセットした。
報道スペースの一般スペースの間に通路が作られていたのだが、
そこにヒルカラナンデス御一行が現れた。

私も彼らと同じタイダイTシャツを着ていたの気付いていただき
目が合ったプチ鹿島さんに一礼をした。
後に「野良ナンデス」と呼称された由縁である。

街宣車が停まり、
5党の党首が一堂に会し、交互にマイクリレーを繋ぐ。
特に社民党の福島みずほさんの演説が凄まじかった。

選挙の見どころの一つは国会議員の応援演説だと
改めて思う瞬間であった。

途中で雨が降り出したり、濡れながら皆さんの演説を撮影した。
玉城デニーさんの打上式が終わるやいなや、
最後の最後、サキマ淳さんの打上式へ向かった。

場所の情報をなんとかキャッチしていたが、
玉城さんの打上式の時間が押し、きわどい時間だった。
あたりは暗くなり、渋滞もありつつも
会場横に車を寄せた。
すると、大きな拍手が聞こえてきた。
打上式が終わってしまったのだ。
残念ながら、サキマさんの姿も見ることが出来ず。
沖縄県知事選が終了した。

なんともエキサイティングな旅であった。
畠山理仁さんが提唱している「選挙漫遊」に
近いものが出来たのではないかと思う。

選挙ポスター撮影記 沖縄編①
選挙ポスター撮影記 沖縄編②
選挙ポスター撮影記 沖縄編③
選挙ポスター撮影記 沖縄編④


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