【アドリブソロの耳コピは口笛から!?】

以前にFacebookページで
僕が口笛吹いてトロンボーンソロを
コピーしてた動画
をアップしてたと
思いますが、あれの意図を
ちょっと言語化してみたいと思います。

例えば僕はベーシストですが、


管楽器のプレイヤーのように
流暢なかっこいいアドリブソロを弾いてみたい!


と思ったときに
当たり前ですが、
まずはお手本になるようなかっこいいソロを
吹いているプレイヤーの演奏が収録されている曲を
聴き漁ります。

それで、「うおっこれはやばい!!」と
思ったものをコピーしてみる。
とにかくコピー。
まずはコピー。

本当大事。
一度完全に模倣できてから、
自分のものとして取り入れるべく崩していくんです。

で!!

いきなり楽器で弾こうとすると
手癖とかに頼ってしまうし、
細かいところがおろそかになりがちだし、
なんとな~く小手先だけで弾いてる感じになっちゃいます。

そうでなくてまず初めはとにかく聴く!!
聴きまくる!!
●1.なんども聴いて曲を好きになったら(これ大事)、
●2.今度は分析的な耳になってじっくり分析します。

どんな流れで、
どんなコード進行の上で、
どんなニュアンスで吹いてるんか?
とか。

速かったら、ゆっくり再生したりできますし、今は。

で、細くて分からないところほどなんども繰り返し聴いて、
できれば全部楽譜に書き起こしてみる。

書いてるうちに、だんだん流れも覚えてきます。
耳と手と頭をフルに使うから。
そしたら、なんと気がついたら全部口ずさめるくらい、
覚えちゃってる!!

歌える、ってことは、ちょっと応用したら
「口笛でも吹ける」ってことになります。

え、ならん?

口笛、使いこなせると結構便利なんですよ。
声で歌うよりも小さくも鳴らせるし、
音域も広いし(人によるか?)
何より、音源に合わせて吹いてみたりすると
だんだんピッチ(音程)感覚もよくなってきます。
口笛、うまくコントロールできるようになると
耳コピに結構便利なんです(笑)

ここで僕の口笛吹いてみた動画1を。(Twitterのリンクです)


僕の尊敬するプレイヤーでもある
Janek Gwizdala(ヤネク・グウィズダーラ)という
ベーシストのアルバムより
Aphelion(アフェリオン)という楽曲で吹いている
Elliot Mason(エリオット・メイソン)という
トロンボーン奏者のソロです。

これくらい、体に染み込むくらい覚えてから、いざ楽器で弾いてみる。(動画2)

まだちょっと荒いところもありますが(^^;)
これくらい、細く練習すると、
速くてごまかしがちなところとかも
じっくり自分の楽器に落とし込めるので、
精度が上がります。

(エリオット・メイソンさん本人が、「いいね」ポチっとしてくれたのにはちょっと笑いました。。面白がってもらえたのだろうか。。)

何より、「歌えるくらい、流れを覚える」っていう
プロセスのおかげで、ただの指の練習でなく

「頭に鳴っているイメージを、
楽器を通してアウトプットする」

という具体的な方法論として消化することができると
僕は考えています。

こうして蓄積していったフレーズたちが
やがて積もり積もって、
自分のオリジナリティを構成する
助けになってくんではないか、そう考えています。

何もこれは、
「速いフレーズをいっぱい弾けることがエライ!」
と言うわけでは全然ありません。

繰り返しになりますが

「イメージした音を
ちゃんと楽器でアウトプットできるのか?」

ということが一番、
ナチュラルに演奏する上で大切なことではないかと
僕は考えています(^^)

ハーモニーやスケールは、結局
感情を表現するためのいちプロセスにすぎない。
(もちろん勉強は大事だけど!)

ちょっと長くなってしまいましたが!
僕が楽器をプレイする上でも
それを伝えていきたいと思ってます。

修行は終わらない!
だからこそ、楽しみながらトライする工夫を!

______

●この記事を読んで、どう思われましたでしょうか?
よかったらご感想などもお待ちしております!

●記事のシェアも大歓迎です!

それでは今日もよい1日を!

(2018/6/5筆)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?