【「私は子犬です」しか話せないのにスペインに電話をした話】

僕は先日、とある事情でスペインの某事務所に
書類を送っていました。
それから音沙汰がなかったので、
まぁメールか何かで連絡が来るだろう、
と、待つ事にしたのです。

そしておととい。
ゲーム音楽バンドULTIMATESのライブ当日、
爆音のロックなライブハウスでサウンドチェックをしている時に
いきなり震えるiPhone。

何事か、と思い画面を見ると、

「着信 スペイン」

いや電話かけてくるんかーい!!

でもサウンドチェック中だし地下だし
爆音だから出られないし、
出たら出たでスペイン語まだ

「私は子犬です」しか話せない

のでカオスになるなぁと思って
一度放置してたんですが。

ライブも満員御礼で無事終え(Twitterタイムライン参照)、

翌日また同じ時間になったのでPCの前で翻訳用意して待機。

※ここで「私は子犬です」について注釈・・・
髪の毛 と 子犬 が どちらも「ペッロ」なんですが
子犬の方は巻き舌が必要だよ、と言われて、
同時に覚えていた「I am」=「ヨ・ソイ」と組み合わせて
「Jo soy perro」だけやたら勢いよく言えるようになりましたが

誰も得しないですね。
***********

そして、午後5時。
現地時間は朝の10時。

PCの前で待機するも、一向にかかってくる気配がないので、
このままではラチがあかん、、、と思い、
思い切って僕から電話をかけました。
スペイン語話せないのに。笑

電話には、だるそうな声の若い女性が。

女性「もしもし?」
僕「ブエノスディアス (おはようございます)」
女性「・・・あー、はい?」
僕「・・・(塩対応だ)」
僕「あのー、私は日本人のベーシストですけど、スペイン語が話せません。
英語が話せる人出してもらえませんか?」

と、ここまではgoogle翻訳を頼りにスペイン語で言えた。

*****
そう、語学というのは、
意思を伝えるだけなら
なんとかなるのです。

例えば僕はドイツ語とかで
「トイレに行きたいのです」
「このシャケ美味しい!」
「もう十分頂いたので、もう結構です」
「お金は少ししかないけど時間なら有り余っている」
「愛してる」
「心配は 要らないぜ!」
とかのフレーズはスラスラ言えます。

問題はそこから先、リスニングできるかとか
コミュニケーションちゃんと取れるかってところが
最大の問題ですね。
一方通行なのはね、ダメですね。

*****

女性「あー、、、英語ですか。。ちょっと待って」
お、代わってくれるのか?と思いきや
しばらくしてまたその女性が。
・・・しかし、なんとか英語で喋ってくれるものの、
言ってる内容がよく分からないし急に無言になったりするしで
分かりあえませんでした。。。
とりあえず僕は、
「後日スペイン語がわかる人から連絡する」
「Eメールを送るので、どうしたら良いか返信をください」
と伝え、
電話をあとにしました。

いやしかし
分からないなりに初めてコンタクトをとる国の人と
少しでも会話ができたのは嬉しかったものの、
やはり「伝わらない」「通じ合えない」というのは
悲しいものですね。

勉強しようと思いました。

さて、この話が何に繋がるのかは
このやりとりの結果次第となるので
まだ詳しくお話できないのが残念ですが
一体何がどうなっていくのか??

今後の展開にご期待下さい。

(2018/6/16筆)

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