褒めることは、本人にそれを”認識”してもらうこと
叱るより、褒めたほうが良い。
叱られるより、褒められたほうが良い。
ざっくりと、それはそうだよねーという認識ってありますよね。もちろんケースバイケースだと思いますが、「褒めることの大切さ」はなんとなく共通理解になっていると思います。
でも具体的に、
・どうやって褒めるのか
・褒めると何がいいのか
・褒めたら、そのあとどうなるのか
ということは、自分自身そんなに意識ができていなかったかもしれません。
今回、子どもたちへの教育の仕事に携わる中で、なぜほめるのか、どうほめるのが良いのか、改めて学ぶ機会があったので、それについて書きたいと思います。
Goodな行動を、継続してもらうこと
まさに見出しのとおりですが、なぜ褒めるのか、については、
「その後も継続してほしいと思うGoodな行動を、その人に認識してもらう」
ということです。
・どうやって勉強したらいいかわからない
・この仕事はどう対応したらいいかわからない
・うまくできるか不安
・始めて担当する業務
こういった、不安を持っていたり、やり方がまだわからない状態のときを想定してください。
自分なりに、こうかな、ああかなと思いながらやってみたときに、「〜〜〜に取り組んでできているのがとても良いね」という声かけをうけると、「あのやり方で良かったんだ」と思えると思うんですね。
不安を受け入れられると同時に、「今後、その行動をすれば大丈夫なんだ」という安心感にもなるんだと思います。
継続してほしいアクションを、その人に認識させる。それを、行動を褒めるという声かけで行うイメージです。(固めに説明すると)
犬のしつけをイメージ
僕は犬を飼ったことがないので、しつけもしたことがないのであくまでイメージなんですが、ワンちゃんが学んでいくプロセスも、同様なのかなと思います。
ご飯の食べ方とかトイレの仕方とか諸々、やっていいことと、やってほしくないことを教える時。
うまくできたことにたくさん褒めると、「あーなるほど、これすればいいのね!」みたいに徐々にわかっていって、それを賢く実行できるようになるのかなと思います。
実践して、褒められて、認識する。
そうすることで、継続して実行してほしいことが定着していきますよね。
「行動」に対して褒めないと、それが認識されず、行動も継続しないですよね。だから、具体的に言わないといけない。
かつ、これは「頑張ったことへの評価」というニュアンスではなくて、「そのアクションが良かった」という、具体的行動へのNice、なんだと思います。
Good Job!とか、頑張ったね!という、その「人への評価」ではなく、
「これが良いね!」という「行動へのコメント」が大切です。
じゃあ具体的にどう実践していくか
仕事の場面を想定して整理してみます。
・具体的な仕事の手順、ゴールを伝える
・まずやってみてもらう
・ホウレンソウをもらう
・その調子で進めてほしいことを具体的に褒める
という感じですね。
最初に、仕事の手順や、何をするか、なぜするかを丁寧に説明しておくと、ずれも少なくなって良いんだと思います。
一方で、その説明が弱いと、「いや、期待しているのはそういうことではなくて」と、褒める箇所がなくなりがちになるのかなと思うので、最初の丁寧な説明もセットに考えたほうがよさそうですね。
その人が頑張った行動を、自分も認識しているし、
その人にも認識してもらうことで、
良い行動は継続していくことを後押しする。
褒め方の解像度が上がってきた感じです。
早速、今日から実践していきたいと思います!
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