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12歳を祝う 体も、お腹も、知的好奇心も満たす北海道への旅 <4日目>

からの続き

4日目は、札幌周辺をめぐる。北海道神宮に挨拶にいく。北海道神宮は、明治の北海道開拓の際に鎮祭されたそうです。縄文から続く、北海道の人の営みが今へつながっていく連続性と不連続性を感じる、もっと知りたいと思う参拝になりました。


続いて、北海道大学へ さっそくソフトクリームの誘惑に負けつつ、広々としたキャンパス散策に。新しく建てられた建物も、キャンパスと自然によくなじむデザインで、余白のスペースもたっぷり。

少年よ大志を抱け!

北海道大学総合博物館 資料点数も展示方法も圧巻で、子どもたちの興味がつきず、想像以上に長居、全然進まず(笑)最後のほうは随分ととばしてしまったので、一日いてもよかった気がする。しかも入館無料でした!

北海道大学総合博物館にあきたらず、1日に2つ目の博物館、北海道博物館へ、ここも丸1日必要でした。。。

縄文時代からの営み、和人やサハリンの人たちとの交易する中で醸成されていったアイヌ文化。どの文化もそうですが、固定化された生きかたやありかたがそこにあったというものではなく、アイヌも、モンゴルやサハリン、本州の人や文化の交流の中で、常に変化していたありかただということ。

交易がさかんになる中で、お金と権力によって、圧迫される自然とのありかた。それはきっと外圧でもあり、内部からでもあったと思う。そんな自由をうばわれていった歴史も充実した展示がありました。

「北海道開拓」という単語は、表からみるのと、裏からみるのとでは、その意味も全然違っているように見える。

だれかが悪いということでもなく、それでも、北海道の今は、そして、私たちの足元の暮らしは、これらの積み重ねの上にあることには違いない。変化をし続けてきた。それに尽きる。

だけれども、私たちの暮らしがこれからもつながっていけるには、これも歴史が教えてくれるように思う。博物館も最後の展示テーマは、「生き物たちの北海道」でした。

明治時代からわずか百数十年で、北海道の自然は急速にかられました。それでもなお、北海道には多様な自然環境があり、多くの生き物たちが暮らしています。そのくらしは、食べたり食べられたりなど、生き物どうしさまざまな<つながり>でささえられており、それはわたしたちヒトにもおよんでいます。いまの北海道の自然のすがたと、生き物のつながりについて知り、ヒトと自然の関係のこれからについて考えてみましょう。

ビジュアル北海道博物館 p104

ラストは、源泉かけ流しのモール温泉に。「きよら」は、大人480円、子ども140円、幼児70円と今では考えられない銭湯価格で、とってもいい湯でした。


北海道のことも、自分の足元のことももっと知りたいと感じた、そんな旅になりました。あと3人、12歳になる人たちが待っているので、次はどこへいこうかな。子どもたちの興味と感性がおもむくままに♪


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