Yusuke KAYANO

IB校の現場でTOKを担当している教員です。 これから変革していく教育のために少しでも貢献できればと思います。

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国際バカロレアの学びの基盤「知の理論」④

自分自身を徹底的に分析せよ。注目されない・させたいTOKの側面。  新カリキュラムからは探究すべき実社会のテーマが明確に示されるようになりました。 コアテーマ:「知識と知る人」TOKにおいて探究が必須 選択テーマ:知識と技術,知識と言語,知識と政治,知識と宗教,知識と土着社会より選択  コアテーマではTOKにおいてあまり注目されていない側面を浮き彫りにし、探究を促す意思を感じます。TOKの考え方を適用する際、多くは社会の状況や学問領域に目を向けがちです。しかし、コアテーマに

    • 国際バカロレアの学びの基盤「知の理論」③

      ◎新TOKに向けて③ 新・知識に関する問い×QFT  TOKを担当させていただく中でつくづくこう思います。教職に携わるものであるならば、「知識に関する問い(KQ)」を考え続けていない人はいないはず。 「我々はどのように知識を獲得するのか」→「生徒はこの問題をどのように理解するのか」 少しだけ科学の研究に携わったものとしても同じことを思います。 「我々は理解したことをどのように知るのか」→「何が明らかになればこの現象を説明したことになるのか」  新TOKのカリキュラ

      • 国際バカロレアの学びの基盤「知の理論」②

        国際バカロレアの学びの基盤「知の理論」=「Theory of Knowledge(TOK)」をまとめてみる。  現行TOKでも新TOKでも「知識とは何か」に代表される知識に関する問い(KQ: Knowledge Question)の探究がTOKの中心を担っています。ですので、KQについて理解することがTOK理解への第一歩などと確信しています。あまりにも重要すぎるがゆえに新TOKではこのKQに対する扱いが大きく変わったように感じました。  さて,TOKで「知識とは何か」を探

        • 国際バカロレアの学びの基盤「知の理論」①

          つながりに期待して! 新TOKに向けて① 来年度から始まる新たな知の理論(Theory of Knowledge:TOK)について自分自身の整理のために言語化してみようと思います。 IBプログラムのコア科目であるTheory of knowledge (略語:TOK,日本語:知の理論)が注目を集めています。その名前から受ける印象はいかにも難解そうですが,その一歩目について言えばそこまで難しくないものなのでは、と感じています。もちろん,難しくないのは一歩目だけであって(そう感

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        • TOKの現場から
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