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宮崎県で車買取の一括査定で学んだ、絶対にしてはいけないこと

写真は、気持ちよくお取引いただいたネクステージさんからの金額提示のカード。
妻も大喜びでした。

車を買い替えるにあたり、購入先で下取りを依頼したのですが、正直納得いきませんでした。
そのため、「簡単ネット車査定」という一括見積もりサイトを利用して、5社から相見積もりをとって検討することに。

久々に怒り心頭するようなできごとがありつつも、
「まさに、記事のネタになる!!」と思い、改善点含めて記事にします。

結論:絶対に買い取り業者とは、1対1で会ってはいけない

この見出しにつきます。
今回、私の大失敗は、1対1で会ってしまったことです。

そもそも、一括査定を申し込んだ理由は、
・相場感を知りたい
・高値で売れたらいいな
・損はしたくない

などの気持ちがあるからです。
ビッグモーターのトラブルなどが相次ぎ、車業界に不信感が高まる今日。

特に愛着があった車であればなおさらです。
きちんと適正評価してもらいたいですよね。
適正評価とは、価値を高く見てくれることです。

買い叩かれることだけは避けたいのが、心情です。

そのため、買取業者が行うことは、1対1で直接交渉をしたがります。
ここが、ポイントです。
高く売りたい僕らの気持ちに乗っかりあの手この手で、営業してきます。


「相場が変わるので、すぐにお会いしましょう」には要注意

一括査定を申し込むと、瞬時に買取業者から電話があります。
特に、ネクステージ・ビッグモーターからは、一括査定の登録が終わり、ものの10秒くらいで連絡がきます。

驚くほど速いです。
この記事は、2023年9月中旬に書いているので、ビッグモーターさんからは連絡がありませんでした。
(2022年1月に会社の売却で、一括査定を連絡した時はビッグモーターさんが一番速かったです)

僕が一括査定を申し込んだのが土曜日。
火曜日の午前中都合が良かったので、その日に同時に来てもらうよう伝えました。

伝え方としては、
「◯月□日の△時に来ていただけますか?
入札方式で高い業者さんに依頼したいと思っていますが、それでも宜しければお越しください。」

今回の失敗を踏まえて、事前のアポイントが重要であると痛感しました。

ある買取業者さんは、アポイントが完了して、数時間後、
「相場が変わる前に高く買いたいので、今日の夕方どうですか?」などど言ってきました。僕は熱心な営業マンだと思い、子供と遊ぶ約束を延期して、夕方、営業マンの対応をすることにしました。

これが、大きな間違えでした。
この営業マンは、
「相場は30万円のため、他の業者は5万円から10万円程度でしか提示しません。」
「即決してもらえれば、当社が相場よりも高く購入します。当社には独自の海外販売ルートがありますので、それができます」

しつこく粘られました。
結局、夕方子供と行くお祭りにも遅刻して、心身共に疲弊しました。

僕は、「火曜日に一括見積もりしてもらうので、結構です」と何度もお断りしたのですが、
「本部に金額交渉してますので、しばしお待ち下さい」と相手のペースに引き込まれ、
時間の浪費をしたことが、僕が怒り心頭した理由です。

アポイントの取り方の解説

「◯月□日の△時に来ていただけますか?」
日にちを指定することで、「お宅一社以外にもくるよ」と匂わせることです。

感の良いアポインターの方であれば、
「この時間帯に、他の買取業者さんもお見えですか?」と聞いてきます。

そこは正直に答えましょう。「他に4社がお見えになります」と僕は伝えました。


「入札方式で高い業者さんに依頼したい」

この入札方式とは、それぞれの業者さんが査定を行って、同時に金額を提示してもらい、一番高い業者さんに購入してもらうことです。
例えば僕の場合は、全員名刺の裏に金額を書いてもらいました。

業者さんによっては、専用の金額提示用のカードを持っていて、それに書いてくれます。

それをもとに、一番高いところに買い取りを依頼することです。

入札方式は、消費者有利で、買取業者が不利。それでも、買取りに来てくれる理由

入札方式をします、っていうことの大前提は、
「その日に来てくれた業者さんに、必ず依頼する」というニュアンスがあることです。
(もしかして納得がいかなければ、断れるのかもしれませんが、僕は、その日で決めようと話してました)

そのため、5社のうち1社が買い取れて、4社が手ぶらでお引取りしてもらうことです。
勝率でいうと、20%。

営業で、勝率20%は相当高いです。

このやり方は、買取業者さんは慣れているので、半ばあきらめ程度で来る営業マンも入れば、最初っから「絶対に高い金額提示します」と意気込んでくる営業マンもいます。

さすがに、5社からの相見積もりを取ると、相場感がわかります。

車両は、日産セレナ 平成26年式 8万キロ走行 ハイウェイスターハイブリッドです。

A社 30万円
B社 48万円
C社 50万円
D社 58万円
E社 68万円

もちろん、E社に依頼したのですが、僕に当初のアポイントを前倒しして会いに来た買取業者が、
A社の30万円を提示してきたのです。

あくまでも悪徳業者さんをあぶりだすのが、この記事の目的ではなく、対処法をお伝えするのが目的なので、実名は伏せます。

宮崎県で業界内で、この手口は有名らしく、一括査定の場合、単独交渉をしようと、
「近くにいますので、お時間ください」
「高く買えそうなので、お時間ください」

とあの手この手で、1対1でお会いしようとします。

また、B社さんの場合は、
「データが会社に行かないと見れないので、今すぐ金額出せないのですが・・・」

というのもいつもの手法らしく、他の業者さんがいない時を見計らって、
「他の業者さんからいくらの提示がありましたか?」と電話交渉するらしいです。

入札方式、というルール縛りをしておくことで、
・その場で金額を提示する

という大前提となります。

B社さんが、
「データが会社に行かないと見れないので、今すぐ金額出せないのですが・・・」

と言って来た時に、僕はニコニコ黙っていると、
「やっぱり今出さないとまずいですよね。会社にデータ確認できるか電話してきます」

とコソコソ遠くで電話していました。
3分くらいして、結局「48万円」という金額を名刺に書いて提示してきました。

そして、
「先日来られた業者さんより、当社低いですか?それだけ教えてくだされば、もう帰ります」と、
他の業者さんが見積もり終わってもいないの聞いてきて、

「低いですね」と言ったら、すぐにお引取りされました。
面白いのが、この方は、売却手続きが終わった頃を見計らって、
「一番高い金額はおいくらでしたか?」と電話してきました。

ここも正直に「68万円でした」と伝えると。
「さすがに勝てませんね。素晴らしい業者さんですね」と納得のご様子でした。

これらのこともあり、入札方式とは、買取業者にはお互いを牽制しあってくれるので、変な金額は出しません。


一括査定が向いている人

交渉下手な人は、一括査定が良いと思います。
そして、交渉にある程度自身がある人は、さらに一括査定が良いと思います。

僕は、法人営業を5年経験しているので、それなりに交渉力に自身がありました。
でも、過去の話です。

それに対して、買取業者さんは色々なお客様に対応しており、かつ相場感を把握しているので、あの手この手で、切り返しトークをしてきます。

そのような方と、交渉した時点で、負けです。
買取営業マンも「交渉できるなら、勝てる自身あります」とさえおっしゃっていました。
それが僕が今回学んだ教訓。

相手の土俵ではなく、自分の土俵で戦うに尽きます。

入札方式では、交渉する必要がないため、交渉下手な人・交渉に自身がある人に、向いています。


まとめ

本当を言うと、60万円で売却できれば御の字でした。
しかし今回は、大手ネクステージの営業マンさんががんばってくださり、68万円の査定。
(ちなみに、トヨタでは30万円の下取り額。低い理由は、2024年夏ころ(今から10ヶ月後)に下取りをした場合のため、多少の減額があるようでした)

大手が高い値段を出すということではなく、大事なことは、自分が負けない方法を選ぶことかと思います。高く売りたい気持ちもあれば、損をしたくないのが人間の心理。

車種や年式、時期によって車の買取相場は変動します。
買取業者さんにも得意不得意があるでしょうから、そこは入札方式をつかって、一番高いところを選びましょう。

終わりに、査定時に褒めてもらった評価ポイントを2つ紹介します。


車の清掃は念入りに

車の売却は、お見合いと一緒ではないでしょうか。
初めてお会いする異性と会う時には、最低限の身だしなみや髪型を整えるもの。

車も第一印象が大事です。
僕は、前日に社内清掃を半日かけて行いました。
チャイルドシートものっけていたので、全て取り外して、水拭き・洗車場で掃除機もかけました。

外装もピカピカにきれいにしました。
タイヤにはワックスもかけて、シュッとした感じに。
(きっと近くのガソリンスタンドに行けば、セルフでもできる場所があるかと)

「車を査定させてもらって、大切に乗られているのが伝わってきました」と
一番高い金額を提示してくれた営業マンに言われました。

たったこれだけで、数万円の査定はかわるようです。
(半日の自分の日当と洗車台の何倍の投資効果があります!!)


当日に引き取ってもらえるくらいの事前準備

これはタイミングに寄るので、調整が必要ですが、僕は査定直後に引き取ってもらいました。
営業マンが自分が乗ってきた車を、僕の家に置いて、売却したセレナで会社に戻りました。

僕としては、売る車をぶつけたら値段が下がるリスクがあるので、1日でも早く手放したい。
営業マンも、売り手を探すために、イチ早く手元に置いておきたい。

このような、お互いの状況があるため、査定時に、
「いつお売りいただけますか?」という質問に、

「契約すれば、この後、持って帰ってもらえますよ」という会話ができ、
商談がスムーズになります。

僕の場合は、台車の準備を手配できていたので、これができました。

ただ、ここは営業マンもスピードを大切にしている方なので、たまたま波長があったと思うのですが、気持ち良い取引をするならば、相手のストレスが小さい方法を準備しておくことも一つだと思います。


追記

買取査定中、営業マンはあの手この手で、他の業者さんの金額やいくらなら売りたいですか?など聞いてきますが、
「すべてノーコメントさせてください。高い金額を提示してくださった方にお売りします」と言い切るのが、営業マンにとってつらいところのようです。

「ちなみに、一番高い提示金額はおいくらですか?」と聞かれた時は、一瞬答えそうになったのですが、
「ノーコメントでお願いします」と伝えると、理解してくださいました。

多くの情報を与えすぎると、丸め込まれるので、「交渉しない」ことが大事かと。
でも、世間話など雑談は大事ですので、ぜひそのバランスは気をつけたいところです。


この記事が、車買取を検討している方のお役に立てれば幸いです。

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