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わかってるから不安で、踏み出せなくて

こんにちは、北村(@PLAN-B)です。

先日、院長先生とのセッションを終えて、
改めて僕の中で感じたことがあります。

「一緒に答え探しをさせてもらってる」


唐突にごめんなさい、

というのも、なぜ改めて実感したかというと、

院長先生はセッションの中で、こんなことをおっしゃっていたからです。

「何のために動物病院をやってるのか」
「少なくとも、病院を大きくすること、売上を伸ばすことが正解じゃなくなってしまった」
「経営ノウハウ・経営テクニックが通用しなくなってきた」
「考えれば正解が見つかるかって、、、答えがない、と思う」

僕が日頃から感じていること、そして湧き上がる不安と、あまりにマッチしていて、、、。

僕は、「動物病院が雇用を継続できる環境を整える仕事」を通じて、

つまりは、院長先生が抱える採用の課題、スタッフの課題を通じて、

実は

「院長先生の答え探しと一緒に、自分自身の答え探しをさせてもらっている」

そう強く感じました。

今回の記事では、

このままではダメなことは皆んな分かってる
スタッフさんがしらける企業理念
スタッフは気づいてる、認めることがスタート

こんな内容をシェアさせていただきます。

このままではダメなことは皆んな分かってる


僕の仕事は

「動物病院が雇用を継続できる環境を整えること」

そうお伝えしていますが、

目下のところ、

「採用の課題」「スタッフの課題」

この2点を取り扱わせてもらうケースがとても多くなっています。


「採用の課題」については、

もう何年も前から皆さん感じられていると思いますが、

とにかく採用すること自体が難しくなっている、

僕も様々なところが主催する就職合同説明会、に参加させていただくのですが、

多くの動物病院さんが参加される状況、またその熱量を肌で感じるたびに、
ここまでしないと採用できなくなってるんだ、と実感します。

もちろん求人票を大学に提出したり、
求人広告サイトに登録したり、求人媒体に掲載したりと、

いろんな院長先生がいろんなことを取り組まれていると思いますが、
どの病院さんも非常に苦戦なさって、危機感を持たれていると思います。

小動物臨床の人材採用に、明るい未来なんてもうないんじゃないか。


そして、

採用できないなら離職を止めよう、ということで、
労働環境の改善や整備に目を向けられて、

マネジメントや、チーム・組織整備といった「スタッフさんの課題」に同時に着手されるんですが、

「人」を扱うことになるので、
マネジメントノウハウや、テクニックだけではどうにもならない部分で足踏みされることになります。

うまくいきそうで前に進まなかったり、離職者が出て振り出しに戻ったり
1歩進んで、2歩下がるような状況が続いて、、、

そこに採用難がのしかかってきて、この2つの課題がループしてしまう、、、。


このままではダメなことはもう皆さん分かっている。

今できることに集中するしかないんだ、と言い聞かせても、不安を解消してくれることはなくて、、、。

スタッフさんがしらける企業理念


今のご時世、何かと正解が求められるし、正解っぽいものをつくりがちだと思うんです。

冒頭の院長先生の言葉をご紹介した通り、

そもそも動物病院経営自体に正解なんてない、

病院規模やスタッフ数、専門科目、医療機器設備、症例数、売上、、、

だからこそ、採用の課題やスタッフさんの課題についても正解があるはずがなくて、

でも、正解っぽいノウハウやテクニックを求められることが多くて、、、。

ただ、全ては枝葉・手段でしかなくて、
結局、なんのために動物病院を経営するのかっていう「目的」によっても答えは変わってきて、

経営「目的」みたいな話になると、
病院理念とか、ビジョンとか、正解っぽいものが出てくるんですが、これもまた難しくて、

実際、理念を掲げられている病院のスタッフさんと話をしていても、

理解されてないスタッフさんがあまりに多くて、
理解を深める取り組みを病院でおこなえているところも少なくて、、、

うまくいかない理由には、
スタッフさんの白けた反応や、やっぱり院長先生の迷いや不安が投影されてしまっているようで、

結果、課題が解決しないから、先送りにされていってしまう、、、。

スタッフは気づいてる、認めることがスタート


僕自身がそうなんですけど、

自分の弱さとか、至らなさとか、おおよそ分かっててて、
むしろそれが原動力になってなんとかここまでやってこれたけど、
どうにもならない環境の変化に囲まれてて、

自分が変わらなきゃいけないのは分かってるけど、
それが一番難しい、、、

築いたものが足元にあって、踏み出すにはやっぱり不安で、孤独で。

ただ、スタッフは皆、そんな院長の弱さに気付いてるんです。

だから小手先のことをやろうとしたって、皆が白々しい目を向けて動いてくれない。

むしろ弱さを認めてくれた方が、力になりたいと思ってもらえるのに、すれ違ってしまう。

苦しい状況を耐え忍ぶガマンは、忍耐力は伸ばしてくれるけど、限りある時間を奪っていきます。

こんなこと軽々しく言っちゃいけないんでしょうけど、、
毎日が楽しくないから、何のためにやってるのか分からなくなってくる。

開業30年を迎える院長先生の言葉が僕の心に残っています。

「これからは楽しく仕事をしたい」

すごく軽くて、また深い言葉だと思いますし、

悲観しようと思えばいくらだって悲観できる経営環境の中で、、
先の見えない時代の中で、
これは「強さ」なのかもしれないと思わせてくれます。

もちろんノウハウなんてないですけど、
ますは、価値観が合う人、考え方が合う人とつながっていく。

共に歩む人がいるからなんとかやれる、
試行錯誤すら楽しめる。

そのためにやっぱり自ら価値観や考え方を発信していかないと。

皆さんが大切なものと、笑っていられることを願って。

今日も僕は、雇用を継続できる環境を整える役割を通じて、一緒に答え探しに邁進します。

今回の記事は徒然なるままにって感じですけど、

このままではダメなことは皆んな分かってる
スタッフさんがしらける企業理念

スタッフは気づいてる、認めることがスタート

こんな内容をシェアさせていただきました。

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