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5年間の集大成-Sign-

はじめに

 2022年9月7日、ときのそら4thアルバムSign』が発売になりました。
VTuberの中でも5年という長い間、ひたむきに頑張ってきたそらちゃんが
節目の年に発売するアルバム、一体どんな曲を聴かせてくれるのか発売前からとても楽しみにしていました。今回はその感想を書いていこうと思います。

1.ピッとして!マーマレード

作詞曲:田淵智也 編曲:やしきん

 そらちゃんのオリジナル曲の特徴と言えばなんだろう?と考えた時に多くの人が思い浮かべるのがその圧倒的な高音を活かしたキャッチーな曲、ではないだろうか。この曲はそんなそらちゃんの良さがまさに詰まっている。
そして歌詞にも是非注目してもらいたい。

君がくれるその声でマーマレード
どんな色にでもなれる

この曲に限らないが、上記に挙げた一節の様にそらちゃんの楽曲にはファンであるそらともがいるから頑張れると歌ってくれている曲が多い。5周年を迎えた今、その記念すべきアルバムの1曲目を飾るのに相応しい楽曲でした。そして詳細は敢えて書かないが、曲の最後まで是非聴いてもらいたい!感動すること間違いなしだ。

2.ユメゾラ☆ファンファーレ

作詞:まつもとななみ 作編曲:藤原彩豊

 今回のアルバムの中でもそらちゃんが一番気に入っていると言っていた
この曲、聴くとその理由がわかると思う。ここまで頑張ってきた全て、そしてあの時の空を越えてその向こう側へ。正に今のそらちゃんを表すのに相応しい1曲ではないだろうか。この曲を聴いていると5周年を迎えた感慨深さ、そして嬉しさを感じずにはいられない。2曲目からクライマックスだ......改めてこれからも応援していきたくなる!

3.ロゴバッジ

作詞曲:渡辺 翔 編曲:HAMA-kgn

 この曲は聴いているだけで元気になれる応援歌!日々の中で上手くいかないことがあっても一緒に頑張っていこう、君がいるから頑張れる、そんな風に背中を押してくれる前向きさがとても好きな1曲。普段のそらちゃんの配信からも感じるが、聴いているだけで元気になれるのは実にそらちゃんらしい楽曲ではないだろうか。

4.羽を手にして

作詞曲・編曲:Akki

 ここまでの曲と比べてゆったりとしていて、のんびり聴ける曲。
そして個人的な感想だが、初期のsoraSongに近い雰囲気を感じて非常に懐かしくなる。歌詞の中にも「」「」「晴れ晴れ」といったそらちゃんに
関連するワードが使われているのも印象的。外でお散歩しながら聴くのにちょうど良さそうな気がする(๑╹ᆺ╹)♪

5.空ノ空

作詞曲:ユリイ・カノン 編曲:月詠み, 廣澤優也(HANO)

 そらちゃんには珍しい、少しダークな感じの1曲。もがきながらも答えを探してあがき続ける必死さ、からっぽの自分を取り繕ってそれでも進んでいく力強さが感じられる歌詞がとても格好いい。そこにそらちゃんの歌声が加わって、不思議な魅力のある1曲になっていると思う。この曲の様に、そらちゃんが歩き続けた先に何が待っているのか、これからも是非追いかけていきたい。

6.エゴナデ・ラビリンス

作詞曲・編曲:YASUHIRO(康寛)

 この曲は跳ねるようなリズムと、少しドキドキする、悪戯心を感じさせるような歌詞が特徴的。こちらも少しそらちゃんには珍しい、小悪魔的な歌い方が凄く可愛い。恐らく造語だろうか、曲名にも入っている「エゴナデ」についても少し考えてみた。「エゴ」は恐らく「エゴイズム」、自己本位やわがままといった意味だろう。では「ナデ」とは何だろう、と考えた時に全体的に小悪魔っぽい雰囲気や歌詞から「ナデシコ」、つまり女の子を意味しているのではないだろうか。「ラビリンス」と併せて、わがままな女の子の恋の歌、自分から迷路のように抜け出せなくなって欲しいと願う歌だと考えると少し感じ方も違ってきそう。中々興味深い楽曲でした。

7.エレクトリカル・サーフィン

作詞曲・編曲:眞塩 楓

 今回のアルバムの中でも群を抜いて中毒性のある楽曲!全体的に溢れるチップチューンらしさ、電子世界を表しているかのような歌詞がとてもクセになる。一例を挙げると「テラバイ島」はテラバイト、「赤、緑、青」はRGBを表しているのかな?多用されている「サーフィン」はインターネットサーフィンの事だろうか。皆さんも是非考察してみて欲しいですね。よーく聴いてみると、少し怖さも感じる歌詞が癖になってくる......!

サーフィン♪サーフィン♪₍₍ ◝(•̀ㅂ•́)◟ ⁾⁾

8.デジタリックリリック

作詞:高瀬愛虹 作編曲:林 真仁

 こちらも前曲に似てデジタルさを全面に押し出した一曲。前曲がどちらかというと自分の世界に来てほしい!という感情が強いのに対して、こちらはデジタルな世界に存在している「誰か」が自分に芽生えた感情を届けるために世界を飛び越えてでも会いに行こうとするような......とにかく世界観が気になる。そして5年目を迎えたそらちゃんの表現力も相まってとても良い曲でした。

9.黄昏ミッドナイト

作詞曲:信政 誠 編曲:渡辺和紀

 ここでほっと一息。こちらの曲はどこか懐かしさを感じるような、寝る前に温かいものでも飲みながら聴きたくなるような楽曲。そらちゃんの優しい声、少しキュンとくるような甘い歌い方がじんわりと胸に広がるのが良いですね。歌詞に関しても、会えない相手を思って恋い焦がれる、素敵な恋の歌にほっこりします。今回のアルバムの中でも凄く癒される......( ˘ω˘)ソラァ

10.メアリースイート

作詞曲・編曲:柊キライ

 柊キライさんらしい、少し怪しい雰囲気が詰まったこちらの楽曲、レコーディング時にそらちゃんも苦戦した......と言っていた通り非常に歌うのが難しそうな曲。良い意味でクセのあるこの楽曲、苦戦したとは思えないほど歌いこなすそらちゃんが格好いい。語彙力が乏しいので的確に伝えるのが難しいのですが、不思議なリズムと小気味良い歌詞がとっても楽しい。ライブで聴いたらどうなるだろう、と今から凄く楽しみ......!

ローローロー(๑╹○╹)ホーホーホー♪

11.そらのとき

作詞曲:広瀬香美 編曲:瀬名 航

 こちらは他の楽曲よりも先行で配信されていたのもあって聴いたことがある人も多いかな?あの有名な「広瀬香美」さんの提供楽曲となっている。
そらちゃんと広瀬さんは同じビクター所属の先輩後輩でもあり、前回出したアルバム『Re:Play』でそらちゃんが「ロマンスの神様」をカバーしたり、
ありがたいことにyoutubeで互いにコラボをして頂いたりと、今では世代も次元も越えた素敵な関係となっている。そんな広瀬さんに描き下ろして頂いたこの楽曲は、二人の良さがこれでもか!と詰まっている。広瀬さんらしいパワフルな楽曲らしさ、そらちゃんの事をしっかり理解して頂いていると感じる歌詞の数々も素晴らしい。それを受けて軽やかに歌い上げるそらちゃんの表現力、綺麗な高音はこの曲にピッタリ!コラボの際にも広瀬さんがこの曲はライブで皆で育てていく曲だよ!とおっしゃっていましたが、正にライブで盛り上がれるような、とても楽しい曲に仕上がっています。いつか現地で聴くのが凄く楽しみ!

12.ポラリスソラリス

作詞曲:多田慎也 編曲:中村 友

 アルバムの最後を飾る楽曲は「ポラリスソラリス」。今回のアルバムのタイトルやジャケットにも使われている星座の要素、ひいてはここまで活動してきたそらちゃん自身、そしてこれからの希望に満ちた旅路を照らしてくれるような......正に最後を飾るのに相応しい壮大で素敵な楽曲となっている。
そらちゃんにとってそらともが「ポラリス」でいられるように、そらともにとってそらちゃんが自分たちを照らしてくれる「ソラリス」となれるようにこれからも物語の続きを一緒に描いていきたいな。
自分の拙い言葉では中々この楽曲の良さを伝えられないかもしれないが、
今後もそらちゃんやそらともにとって大事な1曲となっていく事を凄く感じている。是非、自分の耳でしっかりと聴いてみてほしい。

おわりに

 ここまで書いてきましたが如何だったでしょうか。今回のアルバム、そらちゃんに縁のあるコンポーザーさんを始め、非常に多彩な方が楽曲を提供してくれているアルバムにもなっています。あくまで素人、そらとも目線ではありますが、そらちゃん自身の歌唱力も年々表現力が上がっていて、今回のアルバムは正に5年間の集大成と言っても過言ではないのではないでしょうか。どの楽曲も非常に個性豊かで魅力的、何度も聴き直したくなるような
素敵なアルバムに仕上っていて、これからのそらちゃんの活躍が更に楽しみになる作品となっています。余談ではありますが、先日youtubeで行われたそらちゃんの5周年記念ライブにて、今回のアルバムの中からも数曲歌ってくれているので気になった人は是非。アルバムで聴くのとはまた違った良さがありますよ。

そして!そんなそらちゃんの5th Anniversary Live『宇宙そら時空ときのミルキーウェイ』が2022年11月19日に東京は葛飾区にある「かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール」で開催決定!!現地とオンライン会場、両方のチケットが好評発売中なので是非チェックしてみて欲しい!!

今回のアルバムを引っ提げてのライブ、全編ARに生バンド、コンサートホールでの開催とこちらも5周年を締めくくるのに相応しいライブとなっているのではないだろうか。今回感想を書いた楽曲達がライブで聴けるのが今からとても楽しみ!5年間、色々な事がありつつも、ひたむきに頑張ってきた
そらちゃん。そんなそらちゃんを今も応援できること、アルバムの良さを味わいつつ、6年目の躍進を願って今回は筆を置こうと思う。ここまで読んで頂きありがとうございました。

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