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読書日記(9冊目)『日本のイノベーションのジレンマ 第2版 破壊的イノベーターになるための7つのステップ』玉田 俊平太

久しぶりの投稿はこちらです。

「イノベーションのジレンマ」を日本企業のケースに置き換えて記述した経営書。事例がエレクトロニクス中心で戦後のザ日本のメーカー的なものが多数出てきてわかりやすい。破壊的イノベーションと持続的イノベーションとの違いも示唆に富む(電線メーカーが光ファイバに進出したのは画期的だが持続的イノベーションというのはなるほどと思った)。

1部はこんな感じでわりと面白く読めたのだけど、2部は結構技術的にマニアックな話題も多くて若干退屈。3部はやや教科書的かもしれない。それでも平易にわかりやすくかかれている為楽しい読書でした。

最後の組織と人材の話は興味深かった。第2版とあるけど、初版との違いやなぜ第2版を出そうと思ったのかその辺の話が気になりました。あと著者は現在は関学のビジネススクールの先生ですが、元々は東大農学部から通産省を経て、研究者になっている。経歴とお名前がユニークなのでそのあたりも気になるところです。

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