理想の勉強法
以前の投稿で『勉強法方は人それぞれで答えはない』みたいなことを書きましたが、それでも理想の勉強法を探すことはできます。
今回はその理想の勉強法の探し方について書いていきたいと思います。
まず第1によく
勉強は量より質だ❗
というのを見ます。
闇雲にやれば良いとは思いませんので、正解だと思う反面、この言葉を違うニュアンスで捉えている人も多いのも事実です。
この言葉の真意は
『無駄なことをだらだら続けてもダメだよ』
ってことです。
私が教えている生徒さんの中にもこの言葉を曲解して
『長くやったって意味がない❗』
とか
『短くても良いんだ❗』
と、思う人が多いのですが、これは完全に違います。
同じクオリティなら量を多くこなした方が良いに決まっています。
では、本題の理想の勉強法ですが自分が思い描く理想(理想の人でも理想の自分の姿であったり)と、今の自分の差異を埋めていくことです。
ここで大切になってくるのは今の自分をきちんと把握できているのか?という点です。
多くの生徒さんと接してくるとこの子は賢いなぁと思う生徒に巡り合うこともあります。
その生徒さんの共通点として
『自分の長所と短所が明確にわかっている』
と、言うものがあります。
ちょっと具体的に3つのパターンで例を出しながら比較してみましょう。
A とても優秀な生徒
(具体的には定期テストでは平均80点オーバーくらい)
教師『苦手なところってどの辺?』
生徒A『英語です。英単語を覚えることや基礎的な文法は理解していますが少し応用が必要になったり英熟語等が、出てくると混乱してしまいます』
B 比較的普通の生徒
(具体的には定期テストでは平均60点前後くらい)
教師『苦手なところってどの辺?』
生徒B『英語です。英単語は覚えることが出来ますが文法はわかりません』
C 勉強面では苦戦している生徒
(具体的には定期テストでは平均40点以下)
教師『苦手なところってどの辺?』
生徒C『英語です。なんかよくわからないですが、解けません。』
違いがわかりましたか?
Aは苦手分野であってもここまでは出来るということを明確にした上で出来ないことを述べています。
BもAに比べると具体性が欠けていますが出来ることと出来ないことを区別しています。
それに対してCは何が出来るのか?が全く述べられていません。
これでは対策をたてることが出来ませんね。
特に苦手教科になるほど出来ることなんてない!って思う人もいるかもしれませんが、英語であればアルファベットは書けますよね?簡単な英文なら訳せますよね?と出来ることはあるはずです。それをしっかりと考えていこうってことです。
これが出きると、自分以外の人の長所と短所がより明確に分かり、参考にしやすくなると思います。
以前の投稿でも書きましたが、練習は本番で成功するための準備でしかありません。
そのため、本番で成功させるためにどうするのか?何が足りないのか?を考えて取り組まないと無意味です。
その様な、無意味なものを量こなしてもダメだと言うことで
『量より質だ❗』
と、なっているわけです。
長くなりましたが、理想の勉強法とは
自分の理想の姿と今の自分を比較して足りないものを補うこと
です。
今の力をきちんと理解し質の高い勉強をこなしてください。
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