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2024年 Mt.富士ヒルクライム レース前日編

レース当日編は別記事で

ここで富士ヒルに出場しようと思った理由だけ簡単に・・・

23年の年明けに一度は出場してみたいなと思っていたのですが、事前のホテルの手配やエントリー峠などのウェーブに乗り切れずこの時点でDNS。

モヤモヤしながら過ごしている中、去年の富士ヒルの日(6/4)に再度山~一軒茶屋(六甲山)を全力で走るとタイムが1時間06分程度。富士ヒル換算だと1.05~1.1倍なのでシルバー圏内ぐらいには収まりそう。
これはトレーニングをすればもしかしたらゴールドを獲れるのでは?といった思い上がりから今回の挑戦につながりました。
この思い上がりが大変な事だったと後から気が付きますけどね。
(´>؂∂`)テヘペロ☆

取り組んだトレーニングなど別記事でまた書きたいと思います。


◎前日までの状態

年が明けて2月~4月までの強度を上げ続けた練習のせいなのか、GW前半から謎の体調不良にずっと見舞われていました。
特に5月の2週目あたりはかなり状態が悪く、車の運転中に気分が悪くなり止まってしばらく立つ事も出来ない事があり、このままではレース前日富士山までの500㎞車の運転する事とも、レースに出る事も出来ないのでは?という状況でメンタルもボロボロ。

特に減量をしていたわけではないのですが、胸やけがひどく息がしにくく心拍が安定しなかったのと、大きく息を吸う際に空気を飲み込んでしまう呑気症のような症状になやまされ、VO2のような高強度をやる際に肺へ空気をうまく吸えず酸欠になるといった状況になったりと最終的に体調は万全ではありませんでした。

ただSSTぐらいの強度であればなんとかトレーニングは継続できたので、不調以降はそれまでに底上げしたパワーを1時間確実に維持できるようなトレーニングに切り替えて対応。
そのおかげか段階的に疲労を抜くことが出来、筋力的に体や足が重いといったことは5月中はほぼなかったです。(乳酸処理量が上がっていたみたい)

◎前日までの食事

特殊なことをしたわけではありませんが、以下ことを意識しました。

・数日前から繊維質や油物をあまりとらない。
・出来る限り糖質系の食事を多くとる。
 特にハードなトレーニング前は糖質を摂取する。
・水分をとりすぎない適量に
(水ぶくれと、消化が悪くなるため)
・塩分は運動に影響をでないかぎりで取りすぎない
(水ぶくれと、ミネラルやエネルギーの交換効率が落ちるため)
・前日の朝からおにぎり、シリアル、バナナ、うどんなど 消化の良いものをそこそこの量を食べる。

◎移動から受付まで

阪神高速が混む前にと朝4時頃には出発。
とりあえず受付をしないと駄目なので富士山パーキングを目指す。
片道約500キロの道のり。遠すぎるわ・・・
だけど新東名の時速120キロ制限はジャスティス。スムーズだね。
1スティント125キロを目安に休憩しながらでAM10時頃には到着。

駐車場に到着すると試走の準備をしている人たちが・・・
事前の試走は体調不良と予定が合わず出来なかったため、焦って一瞬どうするか考えたが、バイクでレースをしていた時にイレギュラーな事をすると大体失敗するのと、体質的にエネルギーの効率が悪く今日走ると本番のエネルギーが無くなると思い、ぐっと堪える。

受付完了後はブラブラ観光するのも無駄に体力を使うので、それなら高い拝観料を支払って車でコースを下見しようと考える。

ただ見るだけでは意味が無いので、コースの状況をスマホのボイスレコーダーで記録しながら車で登る。スバルラインは1㎞ごとに通過ポストが表記されているので距離がわかりやすくコースの特徴をみて思った事と通過した距離を声に出しながらコースを下見。
ラリーのコ・ドライバーみたいな感じだね。

コースを見て感じた事は
・ヘアピン手前は一瞬ゆるまって曲がると斜度が上がる。
・1合目まではそこそこ勾配がきつい。
・1合目以降は斜度が緩まりきつくなったりとインターバルがかかる。
 6~13㎞地点は斜度が一瞬緩まったりきつくなったりする。
・おおよそ6km、12km、18kmの6の倍数区間ぐらいにヘアピンがある。
 そのあたりでコースの向きが変わったり、リズムが変わる。
・18kmを超えるあたりから斜度が一気に緩む。
 ここまでにトレインから千切れるとレースが終わる。
・2合目くらいから車の中でも頭が痛くなり高地なのだと感じる。
・頂上付近は空気が薄く息をするのもしんどく寒い。

試走していなかったためこの状況が分かっただけでも良かった。

◎下見後の行動

コースの下見後は夕飯と明日の食事を購入。
こんなに早く買う理由は、当日夜に普通の観光者だけでなく、富士ヒルに参加する人達がコンビニのおにぎりなんかを大体買って行ってしまうみたいです。なのでできれば前日の夕方ぐらいまでには買いそろえておいた方が良いと思います。(8000人も参加者がいればそうなるわな・・・)

宿にチェックインして駐車場でローラーの準備。
車の運転で体がカチコチだったのでほぐす気持ちで1時間程度回す。
「富士ヒルとかイベントがあると分かっていないとはたから見て変人やろうな・・・」とか思いながら、FTPぐらいまで回しながら心拍を上げ切って終了。

◎レースの準備 

ゼッケンの貼り付け
定番のニットー5000NS両面テープで固定。
かなり頑丈にくっついてしまうため、レース終了後ゼッケンを保存したい人には向きませんがレース中も剥がれることはありませんでした。
安全ピンでウェアに穴を開けたくない、空力を意識しないたら良いと思います。 

幅は20㎜がおすすめ

ヘルメットにゼッケンシール貼り付け
ついでに空力を意識してOGKカブトのR1に純正品のエアロカバーを取り付ける。suclturaはちょっとカムテール形状だけど、バイクもホイールも空力を意識したものでないので少しでもと・・。
ヘルメット購入してから初めて使用した。

左のカバーをヘルメットに被せる

タイム表
直前にyoutuberで今回ドリチで参加するなすぴーさんが公開した富士ヒルタイム表を購入。kmごとだけでなく合目のタイムも自動計算してくれるの便利。背景が白で文字が黒だとわかりにくいので、背景を黒にして文字を黄、白色にして太字で印刷。
印刷したものを100均のシールタイプのラミネートで加工。

作成したタイム表

レースでは雨が降らなかったので必要はなかったのですが、レース日の動きを考えると、雨予報なら雨装備の準備は前日しておいた方がいいと思います。思ったよりやる暇がないです。

準備が終わった後は、昼のコース下見の時に録音したボイスレコーダーの内容とコース図を見ながらコースと勾配変化を頭に叩き込む。
コース図は下記のものが一番参考になったかと。

最後に低強度で長時間ローラーを回す日に何度も見た「最強ヒルクライマー」さんのレース動画を再度視聴しました。

彼の2023年のゴールド獲得動画はレース展開だけでなく、ゴールドを獲れるか獲れないかといったギリギリのライン(曰く、ギリ集、ブルーロックならぬゴールドロック、カイジの第4班ならぬ64組)での彼なりの工夫や取り組みなども話していて参考になったと思います。

動画内でのコメントもテンポよく割とエンタメとしても面白いと思います。
トークのセンスがある方なんだと思いますね(笑)

そのあと21時頃には寝床につきました。
けどなかなか眠れなかったなぁw

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