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ダイナブラッキー

構築の経緯

現環境でムゲンダイナを使うならば、ガラルマタドガスを採用したドガスダイナと呼ばれる構築のほうがルギア、ロスト系統に対して有利に立ち回れます。
しかし、ブラッキーを好きという理由でダイナブラッキーを使用する中でドガスダイナと大きく差別化できる強みを認識できたのでそれについて書いていこうと思います。

ダイナブラッキーの強み

まず基本的な強みとしてムゲンダイナが持つ低コスト高火力、クロバットの特性をフルで活用できる点。
Vstarが主流となっている中での高いHPライン。
これはドガスダイナと共通しています。
加えて、ダイナブラッキーにはブラッキーの特性によって222、231などサイドプラン通りに試合を進められる点があります。
この利点によって、毎ターンのタスク(やらなければいけないこと)がシンプルになり試合ごとの疲弊が少なく大会後半までプレイングミスなくプレイすることができます。勝利までの必要なターン数も少なく、時間切れになりにくいのも大きな利点です。シティリーグなどの大型大会では時間切れが両者敗北につながるので少々盤外的な要素ではありますが、利点と言えるでしょう。

ダイナブラッキーの弱み

ルール持ちの特性に大きく依存しているので、頂への雪道の効果が働いていると、火力も出ず、カードを引けず、ボス効果も使えなくなります。
またミルタンクやチルタリス等の「Vポケモンからダメージを受けない効果」を持つポケモンは基本的に倒せません。
加えてガラルサンダー等の格闘で弱点を突かれムゲンダイナが一撃で落ちてしまうとエネルギー加速が間に合わなくなります。

まとめ

回し方簡単、短時間で試合が終わり時間切れになりにくい。
初心者におすすめ。
雪道、ミルタンク、格闘タイプはきつい。

構築のカードの採用理由と使い方


基本セット。枚数は好みです。

メインアタッカーです。技のコスパが高くHPも全ポケモンの中で最も高いです。

特性が強力で、弱点がムゲンダイナとは異なる草です。技の火力は微妙ですが、「くろいまなざし」での時間稼ぎも可能です。

強力な特性です。博士、ドローと含めると14枚引くことができます。先行1ターン目には使いたい特性です。

エネルギー加速要員です。ダークパッチと選択で好みですが、入れ替え手段が少ない構築なので、こちらを採用しています。


最大火力を高めます。ルギアやパルキアに対して270(30×9)+10
で一撃で倒すために使います。この構築では最大火力として320点まで出せます。ジュラルドンなどを意識するとガラルジグザグマをもう1枚増やすことになります。

雪道、事故対策です。日本では雪道の発動下でも使えます。

ブラッキーが置けないときの緊急用ボス、それ以外の場合はドロソです。
ブラッキーが盤面に準備できていないときに相手が油断してポケモンを育てているときに使うと強力です。

ルギア対策です。ダイナブラッキーには必ず必要なスタジアムはないので、環境デッキをメタります。ミュウやレジバレットにも刺さります。刺さってくれ…。

禁断の1枚であり、対ロスト最強の1枚です。基本的な役割はダメージを負ったムゲンダイナやガラルジグザグマなどのトラッシュ送りにあります。
対ロストであれば最大火力は低くても問題ありませんし、輝くリザードンを止める役割も果たします。
対ミュウでは序盤に貼ってスターアルケミーを吐かせたりします。
一応ガラルサンダー対策でもあります。
スターアルケミーやシンオウ神殿でいつでも貼り直せる場合に使えるとなおいいです。

シンオウ神殿、ジュラルドンのために特殊エネルギーは採用しません。
ルギアのメタにも引っかかりますからね。ハイド悪エネルギーは強力ですが、必須の1枚ではないと思います。

環境対面への回し方

基本の回し方

先手が理想。ムゲンダイナにエネ手貼り、ブラッキー1枚。これだけあればノルマクリアです。加えてクロバット、2枚目のムゲンダイナ、ガラルファイヤーの特性まで使用できたら言うことはありません。
後手の場合はベンチのムゲンダイナにエネルギーが1枚ついているようにしましょう。
2ターン目に進化して好きなポケモンに300点入れましょう。

ルギア対面

先手ならサイドを2211で取っていきましょう。
後手ならルギアにエネがついてこちらのポケモンが倒された返しにシンオウ神殿を貼りルギアを落としてあとは神殿がなくならないように祈りましょう。ルギアにはバケッチャとロストスイーパーがあるので序盤に何も考えてないアホのフリ(これはフリじゃなくてもいいです)でどちらか1枚を切ってもらえると勝ちがぐっと近づきます。
ポイントはルギアを倒すためにvガードエネルギー込の310点を確実に出すことです。理想はジグザグマ、ベルト、シンオウ神殿でベンチに7体でのムゲンダイナのワザ宣言です。
アメイジングデスを打たれたときは泣きましょう。

ミュウ対面

基本有利なのですが、負け筋が大きく2つあります。
相手の後手1メロディアスエコーからのサイド222プランでの敗北とフルパワーメロディアスエコー(70×4+30×2)でムゲンダイナが一撃で落ちることです。
ですから、先行が取れたときはなるべくガラルジグザグマを前に出して番を終わりましょう。そして殴れるようになったならば、盤面のフュージョンエネを優先して落としましょう。
エネが1枚でもなくなるとムゲンダイナが一撃で落ちる可能性はほとんどなくなります。

ロスト系対面

微不利です。そもそも非エクが苦手なデッキなので、その時点で不利です。
ではなぜ微をつけたのかというと、ロストのダメージ計算は基本的に280のvstarラインで作られているため微妙に足りず倒されるのに1ターン分遅れます。
今回の構築ではその1ターンを狙い、雪道を使ってムゲンゾーンを解除。ダメカンが乗ったポケモンをトラッシュに送りダメージを不足させサイドを取り切る時間を稼ぎます。
先手でも後手でもまずはエネのついていないムゲンダイナかブラッキーを前において番を終わります。
目安として、ウッウの110をダイナとエネなしの壁役(最初のダイナかブラッキー)でそれぞで受けそれぞれを進化させヤミラミかウッウの攻撃をもう1回もらいます。そうしたらそれまでの間にエネ加速し育てた2体目のムゲンダイナを出して雪道を貼りましょう。だいたい300ダメージ分キャンセルすると余裕で勝てます。
雪道は無理にはがさなくても大丈夫です。リザードンは倒せる火力が出ますし、そもそも相手の後半の火力であることが多いリザードンも特性が封じられていてはダメージを出せません。
大事なのは雪道をきちんと中盤から後半に引くことです。マリィやクロバットを駆使して上手にハンドに呼び込みましょう。
もう一つ大事なことはガラルジグザグマを出さないこと。相手に33のサイドプランを立たせるため、321を意識させないようにしましょう。もしもスタートポケモンややむおえず出してしまった場合は倒される前に多めにポケモンを出して雪道でトラッシュに送れるのがベストです。

アルセウス系

先手を取りましょう。後手を取った場合は神殿を貼って祈りましょう。
Vmax系は進化される前に倒すことを意識しましょう。育ったアルセウスよりも優先します。222のサイドプランが理想です。ガラルサンダーに注意。

さいごに


僕自身の順位が去年のシーズン3で3位。シーズン6にベスト8。京都4-3で357位。最後のCLでも戦績として4-1という成績を残せたので、間違いなくダイナブラッキーは勝てるデッキであるとぼくは確信しています。
Dレギュが終わったらブラッキーと新たな相棒探しの旅に出ます。シャリタツ早く来てくれ……
気になったことなどあればTwitter(@yushinron63)のDMで聞いていただければお答えします。
もう大詰めのDレギュですが来週のCLのデッキにいかがでしょうか?一人回しも簡単です。
長々と読んでいただきありがとうございました。

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