決めごとをしてノビノビ取り組む
同じ1局の対局でも、日々の取り組みでも
目標をしっかりと決めておくと
理解度も大きく変わってきます。
その目標というのは
「攻め方を知りたい」
「守り方を知りたい」とざっくりしたものだけではなく
いつ、何をするのか明確にしておくという事です。
決めごとをしっかりしておくことで
1手1手の理解も大きく深まってきます。
将棋の囲いから学ぶ
駒にはそれぞれ動かし方があります。
それぞれの動かし方があるという事は
それぞれの働かせ方があるという事です。
それらの意味というものをしっかりと理解していかないと
やはり簡単に負けてしまうものです。
基礎的な所ですが
「玉の守りは金銀3枚」とよく聞く言葉があります。
では玉の周りに金銀3枚をただ配置すればいいかというと
そうではない事は対局を重ねると痛感します。
将棋は飛車の存在がとても大切です。
縦と横であれば進める所まで進める動かし方は
攻撃力がとても強く、気をつけなければいけない駒の一つです。
この存在によって金銀3枚の守り方というのは変えていく事が大切になるのです。
例えば美濃囲いという囲いがありますが、これは金銀がナナメの関係になっており、横からの攻撃をカバーしています。つまり横からの攻撃に強いという事がわかります。
矢倉であれば、銀と金が縦、横に並んでいて上からの攻撃をカバーしています。縦の攻撃を徹底的にカバーしているように思えます。
この駒の関係性をみてみると、
縦からの攻撃のとき、横からの攻撃の時の明確な目標ができるわけです。
これは基本的には飛車の位置を見て決めるという事をすればいいでしょう。
必ずしも同じ攻め方というわけではないので、それによって対応も変えていかなければいけませんが、
相手の狙いによっての行動目標ができるというのはとても大きな事で、
安心して取り組む土台となります。
さらには、相手の狙いに対しての反省もしやすく
組み合わせの良し悪しの理解が深まるスピードも早くなる事でしょう。
人によっては当たり前の事のように見えるかもしれませんが、
その当たり前の事をしっかりとしておくというのは大切な事だと感じています。
障害への対応が上手くなる
何かの上達をしたいとあれば、
度々障害もあったりするものです。
気持ちよく取り組みたいけど、上手にきつい事を言われたりするイレギュラーな事だったり、
頑張っても頑張っても負け続けてしまう時、
色々あるとは思いますが、
これらも行動を事前に決めておく事が大切です。
きつい事を言われたり、嫌な事を言われたり
もちろんそんな事は無い方が良いですし、そういった環境にわざわざ行く必要もないでしょう。
しかし人それぞれ生き方は違うし、価値観の問題もあるので、仕方がない事のような気もします。むしろそういった経験を自分を強くするきっかけにしていきたいくらいです。
ここでも自分自身の行動をしっかりと決めておけばそんなに気にならず、問題なく取り組みを続ける事ができます。
簡単な事で問題はありません。
「自分の能力に対して嫌な事を言われたとき、深呼吸を30秒ほどして落ち着こう」
これくらいの事を決めておくだけでも、割とすぐ楽になるものです。
大丈夫だよという準備ができているから大丈夫になるのです。
そういった準備をしないで、がむしゃらに取り組むからこそ気持ちの上下も激しくなってしまうのです。
簡単なミスが続いてしまう時は、
簡単な問題を丁寧に解いて落ち着いて次の手を打てるよう、指せるようにしようというのでもOKでしょう。
想定できる障害に対して自分なりのルールを決めておけば落ち着いて行動できるものです。怖くありません。
反省する時も決める
1局打って、指して
すべての手を洗いざらい見直していくというのは
吸収していくには限界があります。
1局の中で
まずどんな時にどんな反省するのか決めておくと良いでしょう。
例えばテーマを決めておいて、
このパターンの攻め方が失敗した時に、そのパターンを見直す。といった感じでいいのです。
何から何まで悪かった事を見直すよりは非常に効率的でメリハリのつくやり方となります。
また、目標に対しての進み具合だったりも
毎日どれくらい進んだかを見るよりは、日時や曜日などを決めておくと良いでしょう。決めておくことで、日々不安になることなく、まずここまではしっかりと頑張ろうという姿勢ができるものです。
おまけとして取り組みを見る時は
これまでどうだったかよりもこれからどうするかを考えていった方が
常に前を向いた姿勢となります。
まとめ
工夫して、自分ルールを決める事で
目標まで揺らぐことなく取り組めるようになります。
それは誰にも邪魔されるものでもありません。
自分自身で決めていく事です。
てきと~に楽しんでいきましょう。
ここまで読んで頂きありがとうございます!サポートを頂けたら今後の活動の励みとなります。ぜひ一緒に囲碁を上達していきましょう!