負けて必要以上に悔しがる人がやるべきこと

負けて悔しい

勝負ですから

当然持っていて良い気持ちです。

ただ、1局1局必要以上に落ち込んで、次の対局まで時間がかかったり

私はだめ、勉強が足らない、同じミスばかりすると

自分に対して嘆いたり

積み重なると、打つのは怖い。向いていない。負けてもいいやと

諦めの気持ちになり、上達への道を閉ざしてしまう。

そんな話もよくある事です。

強くなりたくて、楽しみたくて始めたのに

自分で自分をいじめるためのゲームになってしまうのはとても悲しい事です。

それは勝負に姿勢、取り組み方を知らないだけで自分がだめという事ではありません。

勝負に対する取り組みをしっかりとすれば

楽しく、強い気持ちをもって勝てるようになっていくものです。

今日はそんな感じでみていきましょう。


1局単位で結果を見ない事

勉強していざ実践。

うまくいかなかった。

私は勉強した事もできないんだ。

・・・うん。できません。

どのスポーツやゲームでみても

勉強したからといってすぐ結果が出ないのはわかる事です。

その通りの体の動きができるようになるまでは

反復練習が必要です。

1局単位の勝った、負けたで

できたかできないかを判断するにはまだまだ早すぎるのです。

例えば、10局、20局通してみて

何ができたのか、何ができなかったのか

覚えたい事の理解度はどれくらいか

そういった取り組みをしていくとそれまでの勝ち負けが気にならず

悔しいという気持ちも冷静なものとなり

進んで取り組めます。

一つの事を身につけるのには時間がかかる事というのを理解しておく必要があります。


どこを目指していますか?

次の1局絶対勝つ事ですか?

次の大会で勝つ事ですか?

1年後初段になる事ですか?

数年後高段者になる事ですか?

もし次の1局勝たなきゃいけないのであれば

それはもう命がけで死ぬ気で取り組まなければいけません。

ですが、そんな状況は特別な人でない限りなかなかないでしょう。

自分だけが持っている目標はあるはずです。

それまでの取り組み方を見ていくべきであって

1局負けたからだめという事にはならないはずです。

大切な事は目標に沿ってみた時に、どうしたらいいのか、それがちゃんとできたのかを見ていく事です。

目標を具体的に決めていないから

勝ち負けというものにぶれて、意欲というものも失われていくのです。

決まっていればそれまでの勝ち負けなんてどうでもいいくらいです。

その時に勝てばいいのですから。


純粋に手を楽しむ事

勝ち負けに捉われる前に

盤上の1手1手を楽しむ事が大切です。

すべてが新しい発見です。

強い人と打てば、自分の知らなかった手筋だったり、バランス感覚だったり

そういったものに出会います。

その体験はとても嬉しいもので、それを自分のものにできれば確実に強くなれるはずです。

そもそもが盤上の世界を何が起きているか知りたくて始めたものです。

だとすればまずは1手1手何が起きているのか、どんな進行になるのか楽しみながら対局を進めていきたいですね。

勝ち負けはおまけみたいなものです。


負けに慣れない、全力で勝ちにいくこと

私は負けちゃうから、ミスするから、失敗ばかりだから

そう嘆きを続ける人は

勝ちたい人ではなく、その状態が好きな人と思っています。

周りからは「いつも頑張ってるから大丈夫だよ」

「いつもチャレンジしてえらい」「続けていればいつか結果が出るよ」と慰めの言葉をかけられる事でしょう。

それでいいの?もうその状態で満足していない?

もちろん、楽しみ方は人それぞれでありますので僕が介入する所ではありません。

なのでここからは僕の一つの考えとなります。


勝負をするからには勝ちを全力で目指すべきです。

その中途半端な姿勢では対局してくださる相手にも失礼な話です。

相手だって勝ちにきてる。

だとしたらそれに応える。こちらも絶対勝ってやると。

それが勝負であると思います。

お互いが全力で勝負してこそ

充実した満足の得られる結果となるのです。

全力で勝ちにいけば、負けた時に楽しかったといえる局面もきます。

勝てば尚更楽しいのです。勝負ですから。


悔しいという気持ちは全力でできなかった後悔の部分もあります。

前を向いた満足な取り組みをするために

全力で励むというのはとても大切な事でしょう。


まとめ

勝った方が楽しいよ。

てきと~に楽しんでいきましょう。


ここまで読んで頂きありがとうございます!サポートを頂けたら今後の活動の励みとなります。ぜひ一緒に囲碁を上達していきましょう!