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すごい人をパクリまくれ

パクる。

自分の目標とする人やコンテンツが見つかったら、やるべき事は簡単です。
今後それと同じ事をやっていく事です。

悪い言葉で言えばパクりです。
が、それがこの世の中のほぼ全てです。

世界で最初にナポリタンを作った人は、何人に真似されたでしょうか?
世界で最初に自動車の仕組みを作った人は?
目を大きく見せるメイクは?
効率の良い腕立て伏せや腹筋は?
タピオカとミルクティーを組み合わせたのは?
人類初のゲーム実況者は?

起業とか新しい事を!というと、なぜかみなさん「人と違う事」をやりたがるんです。

自分だけの可能性や個性が!お金になるはずだ!自分しかできない事があるはずだ!好きなことだけ(略

無いんです。
無いから私たちは普通の一般人なんです。

その人だけしか持ち得ない超便利な特異能力、みたいなものを持っている人はそうそういません。
つまり、空を飛べる人はいないわけです。

一方で、間接的にですが空を飛べる人は存在します。
例えば飛行機のパイロットです。
そして、その真似をする事は実は誰でも出来ます。

その生き様をパクる事は難易度は高いものの…"可能"なんです。

努力して勉強して航空会社に入って操縦士になればいいんだから。

アイデアにしてもそう。
基本的には出尽くしていると考えた方がいいです。
私たち一般人はそういったすでにあるアイデアを組み合わせているに過ぎない。
お菓子なんかがそうですね。
何かと何かの組み合わせや、味付けの違いばかりです。

それでいいんです。

そんな事でも十分に通用する、という事を理解しておく。

オンリーワンである必要は無い。
ナンバーワンである必要も無い。
自分が心地よい生き方や行動が出来れば我々はおおむね幸せですから。
両要素は諦める必要はないですが、幻の山頂だけを見ていても疲れます。

となると、徹底的に周りを見る事。
身近な部分をしっかり見てみて下さい。
そして「いいな」と思ったものや出来事を自分なりにコピーしていく事です。
羨望でも感動でも嫉妬でも、とにかく自分の心が動いた瞬間がチャンス!
すぐに真似できなくてもいつかのために必ず記録しておくべきでしょう。

そしてものまねモードへ

いいパクリと悪いパクリがあります。
これは倫理的に、ではありません。
それも含めた"実務"としてです。

真似しやすいもの、真似のできないもの。
まずはそれの判別をしましょう。

いいパクリ

・アイデア部分パクリ
・心構えのパクリ
・練習方法勉強方法道具などのパクリ

悪いパクリ

・素材ごと丸パクリ
・著作権ガン無視パクリ
・パクりにくい要素に固執

本田圭佑の生き様をパクる
イチローのトレーニング方法をパクる
売れているブロガーさんの戦略をパクる
再生されまくっている動画の企画をパクる
この記事を読んで自分流にまとめ直してパクる

これはオッケーだと私は考えます。
いい言葉だと「参考にさせていただきました」ですね。

それでいいんです。
てかそれしかないんです。

それに対して、

文章や動画、画像を丸々コピぺ
ネタを丸々暗記
数々の著作権違反

この辺りは倫理的にダメというより法律的に危険なのでNG。

そしてさらに、パクりにくい要素に固執してしまうヘタクソパクリ。(パクろうとする労力の無駄

例えば歌手を例にすると、

ヴィジュアル系というジャンルが流行ったから俺たちもそれやろう→OK
それっぽい衣装や楽器揃えよう→OK
同じボイストレーナーにならおう→OK
同じ作曲家に依頼しよう→OK
売れてるバンドの過去の曲そのまま使おう→NG
歌詞そのまま流用しちゃえ→NG
あの声じゃないとダメだから声真似に時間さこう→無駄
あの顔になりたいから整形しよう→無駄
ボーカルの関西弁が好きだから関西弁マスターや!→アホ

つまり、法律的に問題のある丸パクリや、単に"好み"の要素をパクる事はよろしくありません。というか効果が出にくくて時間の無駄です。
上手くいく場合もあるかもしれませんが、トータルで見て効率が良くないです。

そうではなくて、パクるべきはアイデア、手法、センス、勉強方法など…つまり誰でも真似できる行動指針ややり方部分なんです。
これらは大いにパクリまくってやればいいんです!

とまぁ、過激な"パクる"という言葉を使って語りましたが、要するにいいと思ったものは素直に取り入れよう。
そして、とにかくまずは同じ事をやってみようという事です。

人と違う事や差別化なんて、簡単なことではありません。
まずはモノマネの天才になる事。

これが生きやすい秘訣です。

逆に言うと、コンテンツ製作者としては、核心の部分を人にパクられるようでは所詮は二流。
最終的には絶対にパクられる事がないコンテンツを生み出すために、パクりを通じて自分の本当の個性や戦術を磨いていくといいかと。

※本記事は損害を与える模倣や悪質なコピーを推奨しているわけではありません。独りよがりになる前にまずはやるべき事があるよ、という内容になります。

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