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積み立て投資で損する人がしてしまう事

積立投資は現状最強の投資法だと思うが…

○○ショック!○○バブル崩壊!
投資の世界は常に一寸先は闇です。

そんな恐ろしい世界において、素人でも勝てる可能性を大きく高めることが出来る唯一の方法があります。

それが積み立て投資です。

有名な積み立て投資方法に「ドルコスト平均法」というものがあります。

ドル・コスト平均法(英: dollar cost averaging、DCA)とは、株式や投資信託などの金融商品の投資手法の一つ。定額購入法ともいう。金融商品を購入する場合、一度に購入せず、資金を分割して均等額ずつ定期的に継続して投資する。例えば「予定資金を12分割して、月末ごとに資金の1/12を投入し、一年かけて全量を買う」という手法。
高値掴みのリスクを避けるための時間分散の一種であるが、数量を等分するのではなく、金額を等分する点が単なる分散と異なる。価格が高い時は購入数量が少なく、安い時には多いため、単純な数量分割に比べ平均値の点で有利になるとされる。価格が下がった場合のみならず、上がったときにも買う点で難平買いとは異なる。長期投資でリスクを抑制し、安定した収益を得たい場合に使われる手法である。上げ相場でドル・コスト平均法を行うと平均購入単価がかえって高くなり、収益を減少させてしまう欠点もある。タイミングを精密に測れないため、値動きの激しい商品で、ハイリターンを目指す投資には向かない。(ウィキペディアから転載)

インデックスファンド(『日経平均株価』や『NYダウ』などの株式指標(インデックス)と同じような値動きをするように作られた投資信託の1つ)あたりこのドルコスト平均法で積み立てれば、世界経済全体が成長を続けるということ前提ではあるものの、かなり手堅い運用が可能です。

投資の世界に長く身を置くものとしても、初心者の方や気楽に安定して結果を出したい方にオススメできる数少ない投資法のひとつです。

ですがそんな積み立て投資でも、やはり損する人は存在します。
そんな負ける人たちが取ってしまう行動を今回はいくつかお話しします。

積立の優位性に気付いているのに…

積立をしている方の多くはその優位性にしっかり気付いています。
証券マンから説明を受けたり、ネットや本やセミナーで学んでいるからこそ積み立てを選んだわけなのですからね。
淡々と積み立てしていくのがベスト!って、みんな思っています…平常時は…ね。

○○ショック!が実際に起こると、資産価値は急速に急激に下落していきます。
毎日毎日いままで見たことないような金額の変動が起こり、利益がどんどんなくなったり、プラスだったものがマイナスに転じていきます。
そんな異常な事態を目の当たりにして人はどう思うか?
積み立ての優位性を頭では理解していても…実際に非常事態(実は非常事態でもなんでもないのだが)が起こった時、人は思わぬ行動をとってしまうものなのです。

積み立てで負ける人が経済ショック時に取る行動

生活費が苦しくて積み立てを止める
え?と思うかもしれませんが本当に多いです。
金融ショックが起こっている状況では、投資以外にも危機が迫っている場合がよくありますよね?
仕事がなくなったり物価や金利が上がったり…いつもより実生活で出費がかさむことも多いでしょう。
余裕資金で積み立て計画を立てていない方はすぐに行き詰ります。

他の投資に負けてしまい積み立てを止める
積み立て以外の投資のマイナスが足を引っ張ることもあります。
私もまさに同じ事態を招いたのですが、株やFXなどの投資でも大きな損失を出してしまい、その補填のために積み立て用の資金に手を付けたり、解約してしまったり、という事が起こってきます。
また、値動きの激しさからついついギャンブル的なトレードをしてしまい、大金を溶かすこともあります。

急に大きな金額を入れる
これは自称中級者に多いですが、今までの積み立て金額とは全く異なるレベルの金額を値ごろ感だけでぶち込んでしまう人がいます。
もちろん下落場面ですのでチャンスになる場合もありますが、大半は「落ちるナイフ」を掴んだだけ。
さらなる含み損の拡大を助長してしまい、結果積み立ててきたものすべてが台無しになります。
当初の積み立てのコンセプトからも完全に逸脱してしまうので、たとえ一時的に上手くいったとしても投資としては失敗だ私は考えます。

積み立てのみをいつも通り淡々と

ここまで書いてきてわかっていただけると思いますが、対策は要するに「最初に決めた計画を守る」これだけなんです。
そしてこれが本当に難しい…
損失を耐えている時、心は本当に追い込まれます。
それによってある意味「余計」とも言える愚行を重ねてしまい、結果的に「何もしなければ良かった」という至極当たり前の後悔をしてしまいがちです。

こういった経済ショック時は、大暴落!大暴騰!売り時!買い時!という記事や言葉がいつも以上に踊ります。
積み立て投資の極意はそういった言葉や雰囲気に惑わされることなく、当初の計画を淡々とコツコツと全うする事です。
それこそが生き残るだけでなく、この下落の本当に美味しい部分を取りきる最大のコツです。

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