ヤヌスの抒情詩
きっと愛は憎しみに変わるだろう、
けれど慈しみは残るだろう、
その醜い変容の過程を転がり落ちる
悲しい肉体が私なのだ。
宙ぶらりんの体から
愛はうつつを抜かすもの
君が決めつける幾つものルールを、
私は何一つ取り除けない。
建物の隙間、影に含まれた光、
広大な建造物の精密な細工、
君は恍惚としている。
君の興味は神秘性なのか?
いつから愛しているのか、もう今はわからない。
きっと隣で話した時、或いは長時間話した時、
私はあなたの燃え上がる言葉の嵐に酔いしれてしまった。
あなたの言葉ならいくらでも聞けたのだ。
私は愛とは認めなかった、
恋とも認めなかった。
認めれば複雑さは爆発してしまうからだ
認めれば壊れてしまうからだ。
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