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「アフロの首都」にたどり着いた

自転車世界一周そろそろ2周年!ゆーせいです。

アマゾン川の河口の街ベレンから3000kmサルバドールにやってきました。一大陸であるオーストラリアよりも広大な大地は大きすぎで自転車では回りきれません。バス旅の様子はこちら。

ブラジル史上最初の首都として有名な大都市です。歴史的には、ポルトガルの植民地時代に金やサトウキビ、ダイアモンドなどを輸出する港として栄えました。またアフリカからの奴隷がまず連れて来られる奴隷貿易の街としても発展します。

その名残でサルバドールのあるバイーア州はアフリカ系のルーツを持つ人が8割以上と言われ、アフリカ由来の土着宗教や食べ物も他のブラジルの州よりも多いのです。

サルバドールについたときにまず見かけた看板はこちら。

カーニバル看板

ブラジルでもリオの次に有名なカーニバル開催都市であるサルバドールの今年のカーニバル看板です。
これを初めてみた時はこの町の歴史も知らずに「そんなにアフロの髪型の人多いの…??」と思わず周りを見渡してしまいました。タチの悪いことに中途半端ににアフロの人が歩いてるので、本当にアフロの人がナチュラルにいるなぁなんて感心してしまう始末。

それでも、当然「アフロの首都」と豪語するほどにはアフロの人は多くありません笑
そこで、ここに住む人に聞いてみたらポルトガル語で「アフロ」には髪型のアフロという意味もあるけど、「アフリカ系」という意味もあるそうです。なるほど、合点がいきました。あのアフロという髪型の名前の由来がアフリカからきてることを初めて知りました。

同時に、すこーしだけこんなことを考えました。あの髪型のこと、アフリカ人がよくしてるからという理由で「アフリカ人」の意味を持つ「アフロ」って呼ぶの普通にちょっと失礼じゃない?って思う人いそうだなぁ…

最近は言葉や発言にポリコレが求められる時代です。個人的には、そこまでめくじら立てないでもいいじゃないと思っていますが、そんな私でも知らない人と喋るときには彼女・彼氏と言わずに、恋人・パートナーというようにしています。

この言葉はまだ言葉尻にうるさい人たちに見つかっていないようですが、いつか議論の的になることもあるかもしれませんね。この髪型が人気になる日が来たらの話ですが、、、

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